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レッドブル、2022年以降もホンダのパワーユニット技術採用

F1パワーユニット開発凍結が導入される2022年~2024年の3年間をカバー

2021年2月15日(現地時間) 発表

写真は「Honda RA618H 展示モデル」

 レッドブル・レーシングは2月15日(現地時間)、2022年シーズン以降のパワーユニットについて、ホンダのF1パワーユニット技術を使用することで本田技研工業と合意したと発表した。

 同発表は、2022年シーズンから発効されるF1パワーユニット開発凍結の導入を受けたもので、レッドブルとホンダの合意は開発凍結の期間をカバーする。

 ホンダは2021年シーズンをもってF1参戦終了を決定しているが、レッドブル・レーシングと姉妹チームのスクーデリア・アルファタウリの両チームに対して、2025年に次世代エンジンが導入されるまで、ホンダのパワーユニットテクノロジーの使用を可能にする。

レッドブル・レーシングと姉妹チームのスクーデリア・アルファタウリの両チームに対して、2025年に次世代エンジンが導入されるまで、ホンダのパワーユニット技術の使用を可能にする

 同プロジェクトを実行するために「Red Bull Powertrains Limited」という新会社を設立して、新部門はレッドブル・レーシングのF1チームによって運営される。

2018ホンダRA618H

本田技研工業 ブランド・コミュニケーション本部長の渡辺康治氏がコメント発表

 レッドブル・レーシングの発表を受けて、本田技研工業 ブランド・コミュニケーション本部長の渡辺康治氏がコメントを発表した。

 渡辺氏は「今回、レッドブルと2022年以降のホンダ PU技術の取り扱いについて合意できたことを大変うれしく思っています。すでに発表の通り、ホンダは2050年のカーボンニュートラル達成という目標のために、2021年シーズンをもってF1の舞台から去ることになります。一方で、われわれは長い歴史を持つF1参戦の中で多くのことを学んできており、F1に対して大きな感謝の想いを抱いています。その恩に報いる意味でも、今回の合意によりわれわれにとって大切なパートナーであるレッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリがF1への参戦を継続し、F1が今後もスポーツとしてエキサイティングな環境を維持するための力となれたことを、非常に喜ばしく思っています」とコメント。

 2021年シーズンに向けて、渡辺氏は「まもなく今シーズンが開幕しますが、ファンの皆さまと一緒に最後のシーズンをいい形で締めくくるため、ホンダは最終戦のチェッカーフラッグまで全力で走り続けていく所存です。これからも温かいご声援をよろしくお願いいたします」と述べている。