ニュース

2021年のスーパー耐久に「シビック TYPE R」参戦 開発責任者の柿沼秀樹氏がドライバー

ST2クラスにできる限り量産仕様で参戦

2021年2月25日 発表

ホンダの自己啓発チーム“Honda R&D Challenge”は2021年のS耐(ST2クラス)に「シビック TYPE R(FK8)」で参戦する

 本田技研工業の自己啓発チーム“Honda R&D Challenge”は2月25日、スーパー耐久シリーズ 2021 Powered by Hankook(S耐)のST2クラスに「シビック TYPE R(FK8)」で参戦すると発表した。

 同チームはホンダのDNAであるモータースポーツを体現する活動を行ない、チャレンジング・スピリッツの醸成、スポーツカー開発への知見を養い次世代に繋げていく人材育成を目標に、モータースポーツに関心のある従業員、シビック TYPE R開発メンバー、人材育成担当の有志で立ち上げた自己啓発プライベートチーム。ドライバー陣はシビック TYPE R(FK8)の開発責任者である柿沼秀樹氏をはじめ、ニュルブルクリンクドライビングインストラクターの木立純一氏、開発ドライバー育成担当の石垣博基氏、チーフメカニックも兼務する望月哲明氏の4名で構成され、さらにゲストドライバーを迎えることも予告している。

自己啓発チーム“Honda R&D Challenge”のドライバー陣

 ホンダのモータースポーツは、ホンダの創始者である本田宗一郎氏の開発思想にあった“走る実験室”を目的に1955年の浅間火山レースから続いているが、今回の活動も“ヒトづくり、クルマづくり、モータースポーツの発展”へ貢献することを目指し、シビック TYPE R(FK8)をできる限り量産仕様で参戦することをコンセプトとしてS耐に参戦する。

 発表に際し、リリースには「本年も、この活動にご賛同頂いた皆さまやメーカーさまのご協賛を頂いて参戦が実現することに心より感謝申し上げます。チーム一丸となって、昨年以上の結果を残し、魅力的なプロダクトを提案できる人材を育てる一端を担えるよう邁進して参りますので、皆さまのご支援・ご声援をよろしくお願い致します」と記載されるとともに、協賛各社の募集を呼び掛けている。

参戦概要

・エントラント:Honda R&D Challenge
・チーム代表:木立純一
・クラス/ゼッケン:ST2/743
・マシン:Honda R&D Challenge FK8(シビック TYPE R FK8)
・チームマネージャー:小野田康信
・テクニカルサポート:有限会社ターマック・プロ(代表:川口法行)
・ドライバー:木立純一、柿沼秀樹、石垣博基、望月哲明