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ヴァレオの第3世代LiDARがステランティスの自動運転レベル3車両に採用

2022年6月14日(現地時間) 発表

 仏ヴァレオは6月14日(現地時間)、ヴァレオの第3世代LiDAR「SCALA 3」が、2024年からステランティスが展開する自動車ブランドの複数モデルに搭載されるLiDARとして選ばれたことを明らかにした。第3世代LiDARを搭載する車両は自動運転レベル3の認定を受け、ドライバーは安全にハンドルから手を離し、道路から視線を外すことができるようになるとしている。

 ヴァレオの第3世代LiDARは、150m以上先の物体を識別でき、点群によって車両周辺の3D画像を再現し、自動車システムとしてはこれまでにない解像度を実現。また、データ収集機能を通じて、ステランティスの顧客に新しいサービスを提供できるようにするとしている。

 ステランティスのチーフソフトウェアオフィサーでトップエグゼクティブチームのメンバーであるイヴ・ボヌフォン氏は「今日、あるクルマを他車と差別化するのは、クルマが提供する運転体験です。 ヴァレオの最新のLiDARを活用したレベル3自動運転ソリューションによって、より楽しい運転体験を提供し、ドライバーは移動中の時間を活用できるようになります」とコメント。

 ヴァレオのコンフォート&ドライビングアシスタンスシステムビジネスグループのプレジデントであるマーク・ヴレコー氏は「ステランティスとのパートナーシップにより、運転支援システムの新しい章が始まります。自動運転レベル3は、LiDARテクノロジーがある場合のみ実現可能になります。LiDARがないと、一部の対象物を検出することができないからです。このレベルの自律性では、非常に正確な認識機能を備えたシステムが求められます。 ヴァレオの第3世代LiDARであるSCALA 3は、第2世代の約50倍の解像度を備えています。このテクノロジーには独自のデータ収集機能が備えられており、ステランティスのクルマに新たな体験への道を拓くでしょう」とコメントしている。