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トヨタ、ル・マン24時間の水素村に「トヨタミステリーカー」展示 新しい水素自動車か?

水素村の中央にあるTOYOTA GAZOO Racingカラーのカバーがかけられた謎のクルマ。このクルマは、一体なんなのだろうか?

TOYOTA GAZOO Racingカラーのカバーがかけられた謎のクルマ

 ル・マン24時間レースの決勝は6月10日16時(現地時間、日本時間は10日23時)に始まるが、6月7日16時からHYDROGEN VILLAGE(以下、水素村)が公式にオープンした。この水素村では水素で走るFCEVや水素関連の技術展示を見ることができる。

 この水素村をよく見ると(よく見なくてもだが)、水素村の中央にベールのかかったクルマが置いてある。とくに気になるのは、TOYOTA GAZOO Racingカラーのカバーがかけられたクルマ。このクルマを名前に関する説明を見ると、「TOYOTA VOITURE MYSTÈRE」。つまり、現時点の名前はトヨタミステリーカーというらしい。

リアから見たところ。レーシングカーに見えるといったところだろうか?
6月9日のACOプレスカンファレンス後に明らかになるようだ

 さらに展示プレートを見ると、ル・マン24時間レースを主催するACO(Automobile Club de l'Ouest:フランス西部自動車クラブ)が開催する6月9日のプレスカンファレンス以降に公開されると書いてある。

6月9日、ACOのプレスカンファレンスで発表か?

 ACOのピエール・フィヨン会長は、5月27日の富士24時間レース来日時に、2026年からはFCEV(燃料電池車)に加えH2ICE(水素内燃機関)がル・マン24時間レースに参戦可能となることを発表した。その際に、6月9日のACOプレスカンファレンスでは2026年以前の水素に関する取り組みを発表すると語っていた。

 このTOYOTA GAZOO Racingカラーのベールをかぶったクルマがどのようなクルマだか分からないが、水素村に置いてあることから水素関連のものだと思われる。トヨタの水素関連のクルマというと水素GRカローラが思い浮かぶが、このベールをかぶったクルマは明らかにカローラでないことは分かる。では何なのか? それは6月9日に明らかになるだろう。