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ダイハツ、滋賀・竜王工場でのバイオガス開発など地域の課題解決に対する取り組みを「ジャパンモビリティショー2024」で紹介

2024年10月15日~18日 開催

ダイハツブース

 10月15日~18日にかけてCEATEC 2024が幕張メッセ国際展示場(千葉県千葉市美浜区)で開催されている。

 CEATEC 2024と併催されている「Japan Mobility Show Bizweek 2024」に出展しているダイハツ工業のブースでは、人口減少による地域の課題をテクノロジーでどのように解決するのか、「モノづくり・コトづくり」の研究開発に関するパネル展示を行なっている。

 具体的には、移動の困りごとや人手不足といった課題に対してどのような支援を行なうのか、地域の関係人口の増加・人流創出に対してどのような支援ができるのかを紹介。

ダイハツでは2019年に「くらしとクルマの研究部」を立ち上げ、「お客さまに寄り添い暮らしを豊かにする」ため、モノづくり・コトづくりの両面から開発を進めているという
移動の困りごと解決の支援について
地域の関係人口増加・人流創出について

 さらに、「持続可能な社会を目指したエネルギーの地産地消」として、滋賀県竜王町で近江牛の糞を使ったカーボンニュートラル燃料(バイオガス)を開発し、工場内のアルミを溶かすフェーズなどで利用する取り組みのプロジェクトを開始していることを紹介。現在はまだ実証フェーズとのことで本格的な実証には至っていないとのことだが、今後は、牛糞からメタンガスを作り出し、その残渣を近江米の堆肥とし、収穫後の近江米の藁を近江牛の飼料にするサイクルを築き、ダイハツ竜王工場内の一部工程の数割をまなかえるまでを目指していきたいとした。

持続可能な社会を目指したエネルギーの地産地消について
自工会(日本自動車工業会)各社によるクルマ・バイク展示エリアでは、「ジャパンモビリティショー 2023」にも出展された2030年のEV軽トラックをイメージした「UNIFORM Truck」を展示。人が荷台に立てる天井高を確保した「Nibako」を搭載し、電気を使って水を循環させて野菜を水耕栽培するイメージの展示を行なっている
UNIFORM Truck
Nibakoを活用し、水耕栽培で野菜を育てるイメージの展示を行なっている