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ジャガー、新型2シータークーペ「Fタイプ クーペ」を正式発売

日本導入を記念して英国大使館で「F-TYPE COUPE SECRET PARTY」開催

英国大使館で開かれた「F-TYPE COUPE SECRET PARTY」(写真はFタイプ R クーペ)
2014年6月5日発売

823万円~1286万円

 ジャガー・ランドローバー・ジャパンは6月5日、1月14日に予約受注を開始していた新型2シータークーペ「Fタイプ クーペ」を正式に発売した。価格は823万円~1286万円。

 この正式発売に合わせ、6月5日に英国大使館で「F-TYPE COUPE SECRET PARTY」を開催。新型となるFタイプ クーペが披露されるとあって、会場には多くの関係者や著名人が集まった。

モデルエンジン変速機価格
Fタイプ クーペV型6気筒DOHC 3.0リッタースーパーチャージャー8速AT8,230,000円
Fタイプ S クーペV型6気筒DOHC 3.0リッタースーパーチャージャー10,290,000円
Fタイプ R クーペV型8気筒DOHC 5.0リッタースーパーチャージャー12,860,000円
英国大使館で開かれた「F-TYPE COUPE SECRET PARTY」。パンツェッタ・ジローラモ氏や桐島ローランド氏など、多くの著名人が会場に訪れていた

 Fタイプ クーペは2011年のフランクフルトモーターショーで発表されたスポーツクーペコンセプト「C-X16」のデザインビジョンを具現化したモデル。プロダクションモデルは2013年のロサンゼルスモーターショーのプレイベントで公開されている。

 展開グレードは、V型6気筒DOHC 3.0リッタースーパーチャージャーエンジンを搭載する「Fタイプ クーペ」「Fタイプ S クーペ」、V型8気筒DOHC 5.0リッタースーパーチャージャーエンジンを搭載する「Fタイプ R クーペ」の3モデル。

 Fタイプ クーペ、Fタイプ S クーペが搭載するV6 3.0リッターエンジンはセッティングが異なり、前者は250kW(340PS)/450Nmを、後者は280kW(380PS)/460Nmを発生。Fタイプ R クーペのV8 5.0リッターエンジンは495kW(550PS)/680Nmというスペックになる。

 ボディーサイズは4470×1925×1315mm(全長×全幅×全高、Fタイプ S クーペ)で、Fタイプ R クーペの全高は1319mmと発表されている。ホイールベースは2620mm。そんなスリーサイズを持つFタイプ クーペはオールアルミ製のモノコックボディーを採用し、軽量でありながら強靭なボディー構造を実現したという。剛性に関しては、ジャガー史上もっとも高いとされる3万3000Nm/度を誇る。

Fタイプ クーペのハイエンドモデルとなるFタイプ R クーペ。最高出力495kW(550PS)/6500rpm、最大トルク680Nm/2500-5500rpmを発生するV型8気筒DOHC 5.0リッタースーパーチャージャーエンジンを搭載、0-100km/h加速は4.2秒を誇る。20インチアルミホイールやレッドカラーの専用キャリパーなどを装着。マフラーエンドは左右デュアルの4本出しとなっている。また、ドアハンドルは格納式で、走行中に格納することで空力性能を高める仕組み
Fタイプ R クーペのインテリア。スポーティな形状のレザーシートにはボディーと同色のステッチがあしらわれるとともに、パドルシフトの色も同色でコーディネート
こちらはFタイプ S クーペ。19インチホイールを標準装備するほか、エクステリアではセンターレイアウトのツインエキゾーストパイプを採用する。搭載エンジンはV型6気筒DOHC 3.0リッタースーパーチャージャーで、最高出力は280kW(380PS)/6500rpm、最大トルクは460Nm/3500rpm
ジャガー・ランドローバー・ジャパンの代表取締役社長マグナス・ハンソン氏

 シークレットパーティで挨拶を行ったジャガー・ランドローバー・ジャパンの代表取締役社長マグナス・ハンソン氏は、「ジャガーには1961年に登場した『E タイプ』というスポーツカーがあり、今回発表したFタイプ クーペはE タイプの精神を引き継いだモデル」「ルックスは本物のスポーツカーであり、性能においても大変優れている」とアピール。

 また、ジャガーは現在、ベン・キングズレー、トム・ヒドルストン、マーク・ストロングという英国の著名な俳優陣が登場する「British Villains(英国の悪役)」なるブランド広告キャンペーンをグローバルに展開している。このキャンペーンはハリウッド映画に登場する悪役の多くがイギリス人であり、そんな悪役を演じる俳優陣は個性的でインテリ、そして世界を一変させるだけの強い意志を持っていて、その性質は今回登場したFタイプ R クーペおよび「XFR」「XJR」「XKR」といったRパフォーマンスシリーズで体現されていることをアピールする内容になっている。

 日本でも「British Villains」をテーマにしたキャンペーン「Good to be Bad」を6月末から展開するとしており、3氏が登場するTV-CMがオンエアされるほか、特設サイトを公開してFタイプ R クーペやRパフォーマンスシリーズの魅力を伝えていく。

「British Villains」をテーマにしたキャンペーン「Good to be Bad」を日本で展開。左からトム・ヒドルストン、ベン・キングズレー、マーク・ストロング

(編集部:小林 隆)