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マツダ、新型コンパクトSUV「CX-3」発売、237万6000円から

クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」専用モデル。2WD/6速MTモデルは燃費25.0km/Lを達成

2015年2月27日発売

237万6000円~302万4000円

 マツダは2月27日、新型コンパクトクロスオーバーSUV「CX-3」を発売した。価格は237万6000円~302万4000円。

モデルエンジン変速機駆動方式価格JC08モード燃費減税レベル
XD直列4気筒DOHC 1.5リッター直噴ディーゼルターボ6速AT2WD(FF)2,376,000円23.0km/L免税
6速MT2,376,000円25.0km/L
6速AT4WD2,592,000円21.0km/L
6速MT2,592,000円23.4km/L
XD Touring6速AT2WD(FF)2,592,000円23.0km/L
(※1:23.2km/L)
6速MT2,592,000円25.0km/L
6速AT4WD2,818,800円21.0km/L
(※1:21.2km/L)
6速MT2,818,800円23.4km/L
XD Touring L Package6速AT2WD(FF)2,808,000円23.0km/L
(※1:23.2km/L)
6速MT2,808,000円25.0km/L
6速AT4WD3,024,000円21.0km/L
(※1:21.2km/L)
6速MT3,024,000円23.4km/L

※1:i-ELOOP(アイ・イーループ)装着車の場合

【訂正】2015年3月2日にマツダからニュースリリース内容について訂正があり、XD Touringの4WD 6速MT車の車両価格を変更しました。当初は281万8000円と表記していましたが、現在は281万8800円となっております。

新型CX-3のボディーサイズは4275×1765×1550mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2570mm。塊感のあるボディーサイドと伸びやかなキャビン、ショートオーバーハングなどによって存在感のあるプロポーションを実現している

 新型CX-3は、クリーンディーゼルエンジンの直列4気筒DOHC 1.5リッター直噴ディーゼルターボ「SKYACTIV-D 1.5」専用モデルとして設定。最大トルク270Nm(27.5kgm)の大トルクを誇る一方で、2WD(FF)/6速MT搭載モデルはJC08モード燃費25.0km/Lを達成し、優れた走行性能と燃費性能を両立させている。全グレードに6速AT「SKYACTIV-DRIVE」と6速MT「SKYACTIV-MT」、新世代4WDシステム「i-ACTIV AWD(アイ・アクティブ・エーダブリュディー)」を設定。駆動方式やトランスミッションを問わず、全グレードで自動車重量税、自動車取得税が免税となっている。

 また、「SKYACTIV-D 1.5」にはディーゼルエンジンのノック音を抑制する「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を新開発し、世界初採用した。これにより走行時の静粛性を高めるとともに、エンジン音質の向上を実現した。

搭載する直列4気筒DOHC 1.5リッター直噴ディーゼルターボ「SKYACTIV-D 1.5」エンジン。最高出力77kW(105PS)/4000rpm、最大トルク270Nm(27.5kgm)/1600-2500rpmを発生。各グレードに2WD(FF)と4WD、6速ATと6速MTをラインアップする
世界初採用の「ナチュラル・サウンド・スムーザー」(オプション設定)。発進時やゆっくり加速するときに生じるディーゼルノック音を抑制するとともに、エンジン音質の向上を実現するという

 エクステリアは、塊感のあるボディーサイドと伸びやかなキャビン、ショートオーバーハングなどによって存在感のあるプロポーションを実現。ボディーカラーは、精密に研ぎ澄まされた金属感や精密な硬質感を表現し、光によって表情が変化する新色の「セラミックメタリック」に加え、デザインテーマ「魂動」のイメージカラーである「ソウルレッドプレミアムメタリック」など全8色を設定する。

 ボディーサイズは4275×1765×1550mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2570mmとし、伸びやかなプロポーションと必要十分な居住性を実現。ワイドな全幅と、ボディ四隅にタイヤを配置して実現したトレッド(前1525mm、後1520mm)によって力強いスタンスを強調。全高は機械式立体駐車場などに入庫できるサイズで、都市部の日常での利便性を高めている。

XD Touring L Package。ボディーカラーは光によって表情が変化する新色の「セラミックメタリック」
XD Touring。ボディーカラーはソウルレッドプレミアムメタリック
XD。ボディーカラーはジェットブラックマイカ

 インテリアでは、ドライバーオリエンテッドなコクピットや心地よい包まれ感のあるドアトリムなど、先鋭的で上質なインテリア空間を実現。また、今回新たに青みがかった色合いのアクセントカラー「ダークレッド」を開発し、ドアアームレストやニーパッド、ステッチ、シートのパイピング、エアコンルーバーベゼルなどに採用し、各グレードごとに最適に配置。グレードによって異なる世界観を表現している。

 また着座位置などにもこだわり、やや高めの車高ながら、体格差に関わらず体に負担を感じにくい優れた乗降性を実現。運転席まわりでは理想的なペダルレイアウトや操作しやすい姿勢に調節できるステアリング調節機構などを採用することで、理想のドライビングポジションを実現。さらに高めの着座位置で、景色の見え方まで徹底して造り込みを行ったという。

 ラゲッジスペースは定員乗車時で幅1000mm、前後長780mm、容量350L(DIN方式、サブトランク含む)の荷室スペースを確保。また積載状況に応じて上下の位置を変えられるフレキシブルボードを採用している。

 そのほか、安全装備では先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」を幅広く搭載。グレードによって異なるが、XD Touring L Packageでは「スマート・ブレーキ・サポート(SBS)」、「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」、「スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)&AT誤発進抑制制御」、「ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)」、「ハイ・ビーム・コントロールシステム(HBC)」、「車線逸脱警報システム(LDWS)」などを標準装備している。

ドライバーオリエンテッドなコクピットや心地よい包まれ感のあるドアトリムなど、先鋭的で上質なインテリア空間を実現。写真はXD Touring L Packageのインテリア
XD Touringのインテリア
XDのインテリア
カーコネクティビティシステム「Mazda Connect(マツダコネクト)」を搭載。インターネットラジオなどの音楽ソースやナビゲーションなどのコントロールが走行中でも安全に操作できる
青みがかった色合いのアクセントカラー「ダークレッド」を新開発。ドアアームレストやニーパッド、ステッチ、シートのパイピング、エアコンルーバーベゼルなどに採用し、各グレードごとに最適に配置
走行情報は体の中心線と同軸で視線移動の少ないドライバー正面のゾーンに表示。ナビゲーション地図やインフォテイメントなどの快適・利便情報はダッシュボード上の7インチWVGAセンターディスプレイに集約。これらを明確に分けることで操作の迷いを解消している

主要諸元(XDグレード)

XD
駆動方式2WD
変速機6速AT6速MT
最小回転半径5.3m
全長×全幅×全高4275×1765×1550mm
ホイールベース2570mm
トレッド前/後1525/1520mm
車両重量1260kg1240kg
エンジン直列4気筒DOHC 1.5リッター直噴ディーゼルターボ
エンジン最高出力77kW(105PS)/4000rpm
エンジン最大トルク270Nm(27.5kgm)/1600-2500rpm
JC08モード燃費23.0km/L25.0km/L
サスペンション形式(前/後)マクファーションストラット/トーションビーム
ブレーキ(前/後)ベンチレーテッドディスク/ディスク

(編集部:小林 隆)