スズキ、「ワゴンR」「スペーシア」に装備を充実させ専用内外装を与えた特別仕様車

　スズキは12月21日、軽乗用車の「ワゴンR」「スペーシア」に特別仕様車「ワゴンR FXリミテッド」「スペーシア Gリミテッド」を設定して発売した。価格はワゴンR FXリミテッドが121万5000円～133万5960円、スペーシア Gリミテッドが139万8600円～151万9560円。

　ワゴンR FXリミテッドは、通常はエンジンに「エネチャージ」を組み合わせる「FX」グレードをベースにしつつ、エンジンに「S-エネチャージ」を組み合わせて上位グレードの「FZ」と同じ2WD（FF）車33.0km/L、4WD車30.8km/LのJC08モード燃費を実現。

　これに加え、外観ではLEDサイドターンランプ付ドアミラー、ルーフエンドスポイラー、14インチアルミホイールを装備してスポーティさを演出。インテリアでは専用ファブリックシート表皮、インストルメントパネル、ドアトリム＆ドアトリムクロス、オーディオガーニッシュなどにブラック、インサイドドアハンドル、エアコンルーバーリングなどにシルバーを使って上質感を高めた。装備にも運転席シートリフター、チルトステアリング、ステアリングオーディオスイッチ、キーレスプッシュスタートシステムを追加している。

ワゴンR FXリミテッド（フレンチミントパールメタリック）

内装色が通常のダークグレーからブラック基調となり、シート表皮も専用品を採用

　スペーシア Gリミテッドはエントリーモデルの「G」をベースに、通常はオプション設定となっているステレオカメラ方式の衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」を標準装備して安全性を向上。さらに外観ではメッキフロントグリル、LEDイルミネーション（ホワイト）、トップシェード付フロントガラス、メッキバックドアガーニッシュなどを装着して質感を向上させた。

　内装ではブラックの専用ファブリックシート表皮と専用ドアトリムクロスを設定し、ウレタンステアリング（一部）、ドアアームレスト、インサイドドアハンドルをシルバー仕様に変更。また、ワンアクションパワースライドドア（後席左側）、スライドドアクローザー（後席両側）、チルトステアリング、ステアリングオーディオスイッチ、運転席シートリフター、フロントアームレストボックスなどを標準装備している。

スペーシア Gリミテッドはフロントグリルがボディ同色からメッキタイプに変更され、トップシェード付フロントガラスを採用。ボディカラーは左が「ムーンライトバイオレットパールメタリック」、右が「シフォンアイボリーメタリック」。「ムーンライトバイオレットパールメタリック」は通常ではスペーシア カスタムのみに設定され、スペーシアでは選べないボディカラーとなっている

車内の装備ではチルトステアリング、ステアリングオーディオスイッチ、運転席シートリフターなどが追加されている

スペーシアの「デュアルカメラブレーキサポート」装着車は、JNCAP予防安全性能アセスメントで46満点中45.8点を記録。最高ランク評価の「先進安全車プラス（ASV＋）」を獲得した