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写真で見る ホンダ「N-WGN」(2代目)
新型N-WGN、N-WGN カスタムを写真117点でお届け
2019年7月18日 12:06
本田技研工業「N-WGN(エヌ ワゴン)」は、その名が示すとおり同社が展開する軽自動車「N」シリーズの一員だ。Nシリーズは2011年12月に「N-BOX(エヌ ボックス)」がデビューした後、「N-BOX+(エヌ ボックス プラス)」「N-ONE(エヌ ワン)」といったモデルが登場。2013年11月にNシリーズの軽ハイトワゴンとして市場にお目見えしたのがN-WGNだ。
こうして出そろったシリーズが好調な販売を続ける中、2017年9月にN-BOXが先陣を切って2代目へとバトンタッチ。新たに「N-VAN(エヌ バン)」をファミリーに加えるなど、ラインアップが充実していく中で生まれたのが、この新型N-WGNとなる。
第2世代N-WGNの基本コンセプトは「N for you」。この考え方を元に新しいN-WGNでは「New Simple」をキーワードに掲げ、シンプルでありつつもデザイン、使い勝手、安心感といった部分を重点的に磨き上げた。ボディバリエーションは初代と同じく、ベースモデルとなるN-WGNに加え、内外装をスポーティで印象的なディテールに仕上げた「N-WGN カスタム」の2モデルが用意される。
エンジンはN-BOXと同じく直列3気筒DOHC 0.66リッターの「S07B」で、自然吸気とターボの2タイプが用意される。自然吸気エンジンのスペックは最高出力43kW(58PS)/7300rpm、最大トルク65Nm(6.6kgfm)/4800rpm。一方のターボエンジンは最高出力47kW(64PS)/6000rpm、最大トルク104Nm(10.6kgfm)/2600rpm。トランスミッションは全車CVTで、ブレーキ操作に連動して自動的にダウンシフト制御を行なう「ブレーキ操作ステップダウンシフト制御」を採用しており、下り坂やワインディングなどで安心感のあるスムーズな走りが楽しめる。また、ターボエンジン車はパドルシフトを装備しており、こちらはドライバーによる積極的なドライビングも可能。2WD(FF)車のほかに4WD車も用意される。
2WD車のWLTCモード燃費は自然吸気エンジン車が23.2km/L(市街地モード20.1km/L、郊外モード25.1km/L、高速道路モード23.6km/L)、ターボエンジン車が21.2~22.0km/L(市街地モード17.8~17.9km/L、郊外モード23.0~23.8km/L、高速道路モード21.9~23.1km/L)。ホンダ社内での測定によると、初代モデル比で約7%の低燃費化を実現しているという。
安全装備は先進安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を標準装備。「衝突軽減ブレーキ(CMBC)」を筆頭に、「後方誤発進抑制機能」「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」「車線維持支援システム(LKAS)」など10項目におよぶ機能を備える点では先行の2代目N-BOXと同様ながら、ACCでは新たに車間距離のキープから自動停止まで行なう渋滞追従機能を追加したほか、CMBSでは自転車に対応するなど機能の充実が図られている。
N-WGN
ボディサイズは初代モデルと変わらず全長3395mm、全幅1475mmと軽自動車枠いっぱいのサイズを確保しつつ、全高は1675mm(2WD車)とN-BOXより115mmも低く抑えられている。全高自体は初代より20mm高くなっているものの、タイヤを四隅に配置したことに加え、エッジのない柔らかで丸みのあるボディを採用することで、据わりのよさを感じさせる安定感のあるフォルムに仕上げられている。また、親しみやすさを感じさせる丸形ヘッドライト、安定感のある台形型のリアゲートなど、ディテールにおいても、シンプルでありながらも存在感のある仕上がりとなっているのが特長だ。
使い勝手の点で注目したいのがドライビングポジションまわり。上下だけでなく前後にも調節可能な「テレスコピック&チルトステアリング」をホンダの軽自動車では初採用したほか、初代モデルよりペダル類を右側にオフセットすると同時に踏み込みやすい配置にして、運転席の高さ調整の幅を50mmまで拡大するなど、性別や年齢を問わず運転しやすい姿勢がとれるような工夫が行われている。
もちろん、ラゲッジスペースを筆頭に収納スペースも使いやすく便利な仕上がり。初代モデルより低床化を実現したことで重量物などの積み込みが楽になっているほか、フロアボードを利用することで小さめの荷物を整理することも可能。後席の背もたれを前に倒せば大きな荷物の積み込みも余裕でOKだ。
ボディカラーは「ピーチブロッサム・パール&ホワイト」など2トーンカラーが4色、新色の「ホライズンシーブルー・パール」などモノトーンが9色用意される。グレードは「G・Honda SENSING」「L・Honda SENSING」「L・ターボ Honda SENSING」「助手席回転シート車 Honda SENSING」の4タイプ。価格は127万4400円~163万1880円。
N-WGN カスタム
N-WGNのフォルムはそのままに、フロントグリルやヘッドライト、前後バンパーなどのエクステリアデザインを変更することでイメージチェンジしたN-WGN カスタム。インテリアでも専用シートのほか、チタンカラーのガーニッシュやクロームパーツなどを採用することで「カスタム」らしいイメージを演出する。
ボディカラーは「プラチナホワイト・パール&ブラック」など2トーンカラーが4色、「ミッドナイトブルービーム・メタリック」などモノトーンが7色用意される。グレードは「G・Honda SENSING」「L・Honda SENSING」「L・ターボ Honda SENSING」の3タイプ。価格は151万2000円~179万3880円。
純正アクセサリー装着車
N-WGNの発売に合わせてホンダアクセスから純正アクセサリーがリリースされている。「わたしのまいにちHAPPY Plus」をコンセプトとしており、N-WGNのエクステリアには「シンプル リラックス」と「カジュアル リラックス」の2アレンジを設定。フロントグリルやフードエンブレム、デカール、アルミホイールなどが用意される、インテリアアイテムは共通となっており、アームレストコンソールやラゲッジネットといったユーティリティアイテムなどをラインアップ。撮影車両はN-WGNのみだったが、N-WGN カスタム用のフロントグリルなどもラインアップされている。