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英アストンマーティン、「ヴァンキッシュ ザガート」のオープントップバージョン

クーペと同様99台限定。納車時期は2017年第1四半期を予定

2016年8月20日(現地時間)発表

 英アストンマーティンは8月20日(現地時間)、米カリフォルニアのペブルビーチで開催されたクラシックカーの伝統的コンクール「コンコース・デレガンス」において、「ヴァンキッシュ ザガート ヴォランテ」を発表した。同モデルの納車時期は2017年第1四半期を予定する。

 同社は5月21日~22日(現地時間)にイタリアで行なわれたヒストリックカーの祭典「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」の会場で、クーペモデルの「ヴァンキッシュ ザガート」を世界初公開。今回発表されたヴァンキッシュ ザガート ヴォランテはそのオープントップバージョンで、クーペモデル同様99台の限定生産になる。

 アストンマーティンならではの洗練性、優れたパフォーマンスに加え、ザガートの特徴的なデザインを具現化したというヴァンキッシュ ザガート ヴォランテは、クーペモデルと同様にアストンマーティンのトップ・エンジンとなる600PSを発生するV型12気筒 6.0リッターを搭載。0-60mph(約96km/h)加速はクーペモデルの3.5秒に対し、3.7秒(予測値)としている。

 エクステリアでは、クーペモデルと共通するサーキット専用車「ヴァルカン」と同様のLED“ブレード”テクノロジーによる丸型テールライト・リフレクターを採用したほか、リアデッキに設置されたツインカウルの下にコンバーチブル・トップを収納。

 また、インテリアではシートやドアセクションに“Z”パターン・キルトがあしらわれるとともに、ザガートのイニシャルである“Z”がヘッドレストにはエンボス加工で、センターコンソールにはステッチでそれぞれ施されている。

 今回のヴァンキッシュ ザガート ヴォランテについて、アストンマーティン・エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマン氏は「このモデルは、クーペと同様、ボディ表面の抑揚と交差を強調することによって、筋肉質なフォルムを生み出すことに成功しています。私たちは、彫刻的な造形のリアホイール・エリアを強調するため、エレガントで流れるようなシェイプを生み出すことに力を注ぎました」「ヴァンキッシュ ザガート ヴォランテは、長期間にわたるパートナーであるザガートとのコラボレーションによる、アストンマーティン・デザインの進化の道筋を示しています。ヴァンキッシュ ザガート ヴォランテは、アストンマーティンの革新性と創造性における新世紀の到来を告げるモデルであると同時に、自動車製造プロセスにおける両ブランドの協力関係を強化するモデルでもあります」とコメントしている。