ニュース

祝、SUPER GT開幕。GT500は従来のコースレコードをジャスト3秒更新した1分19秒404を記録

GT500は、GT300は ポールポジション。2014年SUPER GT年間カレンダーも掲載

2014年4月5日~6日開催

岡山国際サーキット

 4月5日、岡山国際サーキットで2014年シーズンのSUPER GT「OKAYAMA GT 300km RACE」が開幕した。2014年シーズンは、レギュレーション変更からGT500車両がすべて新型になったほか、例年同様GT300ではチームの顔ぶれが多数変わっている。

 直噴2.0リッターターボを新たに搭載するようになったGT500はもちろん、GT300においても各サーキットのテストにおいてコースレコード超えのタイムが聞こえてきており、正式なタイムが刻まれる開幕が待たれていた。

 岡山国際サーキットの公式なコースレコードは、GT500は2004年4月3日のGT選手権 第1戦でミハエル・クルム選手がZ(Z33)で記録した1分22秒404、GT300は2012年3月31日のSUPER GT第1戦で横溝直輝選手がポルシェ 911GTR3で記録した1分28秒975となる。

 注目のレコードタイムは、1位が6号車ENEOS SUSTINA RC F(大嶋和也/国本雄資)で、大嶋和也選手が公式予選Q2で記録した1分19秒404。これはミハエル・クルム選手のタイムをちょうど3秒短縮するもので、2014年のGT500車両が驚異的な速さを身につけていることを示している。Q2のトップタイムのため、6号車ENEOS SUSTINA RC Fがポールポジションを獲得した。

ポールポジション&コースレコードを記録した6号車ENEOS SUSTINA RC F(大嶋和也/国本雄資)
GT500予選2位は12号車カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/J.P.オリベイラ)。タイムは1分19秒474
NSX CONCEPT-GT最高位は7位の17号車KEIHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大/金石年弘)。タイムは1分20秒176

 一方、GT300は、公式予選Q1で7号車Studie BMW Z4(ヨルグ・ミューラー/荒聖治)をドライブした荒選手が記録した1分26秒750が最速。こちらは、1秒以上レコードタイムを短縮している。ただ、Q2で31号車OGT Panasonic PRIUSが1分26秒774のトップタイムを記録し、ポールポジションは31号車OGT Panasonic PRIUS(新田守男/嵯峨宏紀)に譲ることとなった。

O1で1分26秒750のコースレコードを記録した7号車Studie BMW Z4(ヨルグ・ミューラー/荒聖治)。Q2は1分27秒126で4位に沈んだ
Q2で1分26秒774を記録しポールポジションとなった31号車OGT Panasonic PRIUS(新田守男/嵯峨宏紀)
予選2位はCar Watchでも人気の高い4号車グッドスマイル初音ミクZ4(谷口信輝/片岡龍也)。タイムは1分26秒869

 いずれも暫定結果のため、変更が分かった段階で記事訂正を行う可能性を記しておく。決勝では、より速くなったレーシングマシンの激しい戦いを見ることができるだろう。2014年のSUPER GTは下記のスケジュールで行われる。各サーキットのコースレコードがすべて更新される可能性は高い。

●2014年SUPER GTレースカレンダー
4月5日~6日 第1戦岡山:岡山国際サーキット
5月3日~4日 第2戦富士:富士スピードウェイ
5月31日~6月1日 第3戦オートポリス オートポリス
7月19日~20日 第4戦SUGO スポーツランドSUGO
8月9日~10日 第5戦富士 富士スピードウェイ
8月30日~31日 第6戦鈴鹿 鈴鹿サーキット
10月4日~5日 第7戦タイ ブリラム ユナイテッド インターナショナル サーキット
11月15日~16日 第8戦もてぎ ツインリンクもてぎ

(編集部:谷川 潔/Photo:奥川浩彦)