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トヨタ、新型「クラウン」発表会で“どこでもドア仕様”が登場

2013年夏にピンクカラーのクラウンが期間限定販売!?

クラウンの固定概念を一変させるピンク色の新型「クラウン」
2012年12月25日開催

 12月25日に渋谷ヒカリエで行われた新型「クラウン」の記者発表会に、サプライズ演出としてピンク色のボディーカラーが刺激的な“どこでもドア仕様”のクラウンが登場した。

 この特別なクラウンは、12月26日から全国でオンエアーがスタートする新型クラウンのTV-CMに登場する車両。CM内では、俳優のジャン・レノ扮するドラえもんがこのクラウンから降りる瞬間、どこでもドアに入れ替わっているという演出も織り込まれ、モノトーン調のシックなCM内に鮮烈な印象を残す存在となっている。

ステージ奥からハイブリッドカーらしいEVドライブモードでスルスルと登場
「ピンクという色は、日本の春の代名詞である桜の色です。今の日本はいろいろなことが起こっていますが、日本は四季の国であり、冬のあとは必ず春がやってきます。日本全体が春を迎え、桜の花を咲かせられるよう前を向いていきたいと思います」とコメントする豊田社長

 発表会でトヨタ自動車の豊田章男社長は、「私も社内で提案を受けたときに、まさかピンクじゃないでしょ? と驚きました。しかし、Re BORNというメッセージをこの商品で一番分かりやすく伝えるためにはチャレンジも必要だということで、やってみようということになりました」とエピソードを語る。

 さらに「当初は販売する予定はありませんでしたが、クラウンをRe BORNさせたいという思いから、発売に向けたプロジェクトが動き始めました。ちょっと時間はかかりますが、必ずこのピンクのクラウンが実際に街を走る日がやってくると約束します」と、この“どこでもドア仕様”のクラウンの市販化計画について明かした。豊田社長は発売の時期については明言を避けたが、クラウンアスリートの製品情報サイトには「2013年夏に期間限定でご案内予定です」と表記されている。

 なお、“どこでもドア仕様”のクラウンは、渋谷ヒカリエ1階のイベントスクエアで12月30日まで展示されている。

 記者発表会の模様は、追って紹介する。

(佐久間 秀)