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日産、2014年度第1四半期の決算報告。当期純利益は1121億円
「ローグ」「エクストレイル」「キャシュカイ」のCMF採用車が販売を牽引
(2014/7/29 10:13)
日産自動車は7月28日、2014年度の第1四半期決算を発表した。連結売上高は前年同期比10.4%増の2兆4656億円、営業利益は同13.4%増の1226億円、経常利益は同29.6%増の1488億円で、当期純利益を同36.7%増の1121億円としている。グローバル販売台数は124万台で同6.0%増。北米、中国、欧州が好調に推移し、消費税の増税で販売が軟化した日本、政情の不安定感から全体需要が低迷した新興市場での販売減を補った。
これに合わせ、2014年度連結決算予想を公開。売上高は10兆7900億円、営業利益は5350億円、経常利益は6200億円、当期純利益は4050億円と発表している。
神奈川県横浜市にある同社のグローバル本社で行われた決算報告の記者会見では、日産自動車 執行役員の田川丈二氏がプレゼンテーションを実施。このなかで田川氏は、2013年から市場投入をスタートさせた「ローグ」「エクストレイル」「キャシュカイ」といったモデルが、主要市場である北米、日本、欧州のそれぞれで前年同期比20%増と販売が好調であるとアピール。ルノー・日産アライアンスが新しく共同開発した「コモン・モジュール・ファミリー(CMF)」のプラットフォームを採用する第1弾製品群であるこの3モデルは、発売からこれまでにグローバルで20近い賞を受賞している。
また、6カ年計画として進行している「日産パワー88」で立ち上げた新工場に対する投資効果が、これから成果として表面化する段階に入り、世界で4番目に大きな自動車市場であるブラジルで、4月にレゼンデ工場が正式オープン。5月にはインドネシアで第2工場が稼働を始めたほか、6月にワールドプレミアした新型ピックアップトラック「NP300 ナバラ」(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20140612_652953.html)がタイ第2工場で生産され、世界各国に輸出されることになっていると説明した。
このほか、ルノー・日産アライアンスでは2013年に総額29億ユーロのシナジー効果を計上。さらにアライアンスでの購買、研究開発、生産・物流、人事などで機能統合を推し進めており、2016年には43億ユーロまでシナジー効果が高まると見込んでいる。これに加え、ダイムラーとの戦略的協力関係についても推進し、米国・テネシー州にあるインフィニティのデカード・パワートレーン工場ではメルセデス・ベンツのCクラスに採用するエンジンの生産を実施。メキシコの新工場ではインフィニティとメルセデス・ベンツから発売するプレミアムコンパクトモデルを生産することも発表され、インフィニティモデルが2017年、メルセデス・ベンツモデルが2018年から生産開始となるとのことだ。