まるも亜希子の「寄り道日和」

妹ファミリーと潮干狩りで“プチ海遊び”

潮干狩りに熱中する子供たち。この日は赤貝は2~3個しか見つけられませんでしたが(笑)、1998年に日本で初めてホンビノス貝が発見されたのが千葉市なんだそうですよ

 本格的な海遊びシーズンはまだちょっと先だけど、この時期の海もとーっても気持ちがいいものですよね。私は真夏よりも春から初夏の海が大好きで、小さな子供がいても楽しめるところはないかなぁって、以前から探していたんです。

 そしたら船橋市に住む妹から、「だったら千葉ポートパークがいいんじゃない」という情報が。「ン? それって千葉ポートタワーがあるところ? あそこに遊べる場所なんてあったっけ?」。

 船橋出身でありながら、中学生くらいのときに1度、千葉ポートタワーの展望台に登ったことがあるくらいで、すっかり忘れていた場所。でも実は、砂浜で潮干狩りができるビーチプラザや、手ぶらバーベキューもできるアウトドア広場、芝生の広場や水遊びができるウォータープラザなど、いろんなレジャーが集まっているのが千葉ポートパーク(千葉市中央区中央港1丁目)だというではないですか。しかも250台ある駐車場が無料!というのも嬉しいですよね~。さっそく妹ファミリーと一緒に、ブラリと出かけてみました。

 モノレールが頭上を通る千葉市の街並みに、スックとそびえ立つ高さ125mの千葉ポートタワー。そのふもとを目指して行くと、千葉ポートパークにたどり着きます。目の前はもう海。この日は雨上がり&強風の影響で、茶色く濁った海だったのが残念ですが、砂浜ではもうたくさんの人たちが、思い思いに海遊びを楽しんでいました。寝転んでの~んびりしている人、みんなでお弁当を広げる人、泥んこで砂を掘る子供たち。私たちもさっそく、シャベルを持って潮干狩り♪ 久しぶりに味わう足裏の砂の感触が気持ちよくて、それだけでもリフレッシュします。

1986年に、千葉県民が500万人になったことを記念してオープンした千葉ポートパークのシンボル的存在が、高さ125mの千葉ポートタワー。展望台から一望する東京湾、サンセットや夜景は感動モノです。2016年にリニューアルオープンして、ビュッフェレストランでの食事なども楽しめるようになっています

 ワンちゃん連れの人も多くて、妹ファミリーの愛犬も大興奮。ここは遊泳禁止なので、本格的な海遊びとまではいかないけれど、ブラリと立ち寄る程度の“プチ海遊び”にはもってこい。遠くにヨットを走らせる人の姿も見えるので、雰囲気は十分に楽しめます。千葉ポートパーク内の管理事務所には、更衣室やシャワー室、休憩室があるので泥んこになっても安心。千葉ポートタワーの向かい側には、空調の効いた広い無料休憩所もあって、小さな子供のいるファミリーでも気兼ねなく過ごせるのが嬉しいですよね。

千葉ポートパークのビーチプラザは、芝生に寝転んでもよし、砂遊びをしてもよし、足くらいなら海に浸るのもよし。ワンちゃんのお散歩にももってこいです

 ひとしきり遊んだら、私たちもお腹がグゥ~。またしても妹情報で、ここから300mほど歩いた「K'S HARBOR」にワンチャン連れで入れるオシャレなレストランがあるということで、そこを目指すことに。東京湾を巡る旅客船のターミナルにもなっているK'S HARBORは、レストランやカフェ、ダイビングショップのある複合施設です。入り口を入ると左側が巨大水槽になっていて、サメやエイなどが間近に寄ってくるので、子供たちのテンションが一気にアップ!

K'S HARBORにある高さ8.5mという巨大水槽は迫力満点。サメやエイ、タイなどが悠々と泳いでいます

 ランチタイムに選んだのは、その高さ8.5mという巨大水槽を眺めながら食事ができるシーフードレストラン「PIER-01(ピアゼロワン)」。海が真横に広がるテラス席で、ワンちゃんも一緒に過ごせるんです。マルゲリータ(1000円)やペスカトーレ(1200円)、まぐろの漬け丼(1100円)など、思い思いのお料理を頼んだ私たち。サラダバーとドリンクバーもセットになってこのお値段、そしてこのロケーションは、なかなか満足度が高いではないですか? まだまだ続く強風もなんのその、すっかり“海ランチ”を堪能した私たちでした。

シーフードレストラン「PIER-01」のテラス席は、海が間近でとっても気持ちがいいところ。ワンちゃん連れでもゆったりと食事が楽しめます

 海辺は遊歩道になっていて、芝生の広場ではまたまた子供たちとワンちゃんが大はしゃぎ。そこから見えた「Ocean table」というとーってもモダンなレストランでも、テラス席では愛犬と一緒に食事を楽しむ人たちがたくさん。お隣りの素敵なリゾートを思わせる「AMANDAN SAIL(アマンダンセイル)」では、披露宴まっ最中の新郎新婦が見えて、ちょっと幸せな気持ちに。ここは夏季限定でビアガーデンもオープンするみたいですよ~。いや~、誰か運転手を確保して行ってみたい(笑)。

海辺の遊歩道には芝生も広がっていて、子供たちや愛犬を遊ばせるのにちょうどいいところです

 そんなことをワイワイと話しながら、ブラブラとお散歩してたらあっという間に夕方に。最後は喉を潤すべく、再び「K'S HARBOR」に立ち寄って、2階にあるコールドプレスジュースのお店「blue PADDLE(ブルーパドル)」でひと休み。メニューには見るからに美味しそうで体にもよさそうなドリンクが揃っているんですが、私が気になったのは「ピーナッツスムージー」。千葉県八街落花生に、バナナと豆乳で作ったスムージーって、これぞ千葉ならでは。お味は落花生のツブツブ食感を楽しみながら、甘さ控えめでサッパリ飲めて美味し~い! 子供たちは「ベリーベリーマンゴー」、妹はアンチエンジングにも効果があるという「梅炭ジュース」をオーダーして、心も体もスッキリとした気分で帰路についたのでした。

blue PUDDLEのピーナッツスムージー(右)は八街落花生を使った千葉ならではのフレーバー。体の中からキレイになれるコールドプレスジュースもオススメです

 思いがけずステキな休日をくれた、寄り道感覚で行ける千葉ポートパーク。大人も子供もワンちゃんもOKの“プチ海遊び”、ぜひ出かけてみてくださいね♪

東京湾をクルーズする旅客船にもK'S HARBORから乗れます。近ごろは幻想的な景色が楽しめる「工場夜景クルーズ」も人気だそうですよ

まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。17~18年日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。女性のパワーでクルマ社会を元気にする「ピンク・ホイール・プロジェクト(PWP)」代表。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦している。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968など。ブログ「運転席deナマトーク!」やFacebookでもカーライフ情報を発信中。