人とくるまのテクノロジー展 2019
ボッシュ、厚さ19mmの「次世代レーダー」を世界初出展
日本初出展の「トランスミッション用電動オイルポンプ」など展示
2019年5月22日 14:07
- 2019年5月22日～24日 開催
- 入場無料
自動車技術会が主催する自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」が5月22日、神奈川県のパシフィコ横浜・展示ホールで開幕した。会期は5月24日まで。登録が必要だが入場は無料。ボッシュは、世界初出展の「次世代レーダー」、日本初出展の「トランスミッション用電動オイルポンプ」など自動化、電動化、ネットワーク化のためテクノロジーを展示した。
次世代レーダー
世界初出展となる次世代レーダーは、現行品から約30%小型化、厚さは33mmから19mmに薄型化して、車両への搭載の自由度を高めた。
性能面では、現行品と比較して視野角を拡大したことにより、交差点進入時に他の車両や歩行者をより早く正確に検知できるようにするなど性能を向上させた。また、高さ方向の検知性能を向上したことで、誤作動のリスクを下げたという。
次世代のセンサーの導入により、レーダーとカメラを組み合わせるセンサーフュージョンにおいて、より信頼性の高い運転支援システムと自動運転を実現可能にするという。
日本初出展のトランスミッション用電動オイルポンプ
日本初出展のトランスミッション用電動オイルポンプは、変速のための油圧を制御するトランスミッションポンプ。従来はエンジンから動力を得ていたトランスミッションポンプを電動化することにより、エンジン停止時にもオイルの供給を続けることを可能にした。
ハイブリッド車がEVモードで走行中にも、オイルをトランスミッション系の制御・冷却・潤滑のために供給し続けることができるようになり、同様に普通車でもコースティングモード時にエンジンをより長く停止させ、コースティングの距離を飛躍的に延ばすことが可能になるという。燃費性能の向上に貢献する技術となる。
現在開発中のトランスミッション用電動オイルポンプは12V仕様となっているが48Vへの対応も可能。
「電動化」「自動化」「ネットワーク化」「2輪車向け」ソリューションを展開するボッシュブース
このほかにもボッシュブースでは、「電動化ソリューション」「自動化ソリューション」「ネットワーク化ソリューション」「2輪車向けソリューション」などのジャンルに向けた製品、技術について展示を実施している。
