イベントレポート
【東京モーターショー 2019】現時点で分かった「ハスラーコンセプト」の概要も。スズキブース詳報
4輪だけじゃない、2輪やマリンも展示
2019年10月24日 11:52
- 2019年10月23日 開幕
- 2019年10月25日 プレビューデー
- 2019年10月25日～11月4日 一般公開日
10月23日、東京ビッグサイト（東京都江東区有明）で「第46回東京モーターショー2019」が開幕した。10月25日はプレビューデー、10月25日～11月4日が一般公開日となる。
スズキは西1ホール（WP01）にブースを出展。メインステージにはプラグインハイブリッドの「WAKUSPO (ワクスポ）」、自動運転車の「HANARE（ハナレ）」「ハスラーコンセプト」など話題のコンセプトモデルが並んだ。
ハスラーコンセプトはステージ上のほか、フロアに2台が展示されている。ボディサイズは3395×1475×1680mm（全長×全幅×全高）で、エンジンはどちらも直列3気筒インタークーラーターボ マイルドハイブリッド。解説員の話によれば新型エンジンになるとのことだが、残念ながら今回はエンジンルームの撮影は不可だった。トランスミッションは2台ともCVTで、駆動方式は2WDと4WDとなる。
フロアにある展示車はどちらも室内への乗り込みが可能で、エクステリア、インテリアともこのまま市販されてもいいくらいの完成度。
グレードの詳細は公開されていないが、説明によると片方が上級グレードでもう片方が標準グレードとのこと。ただ、どちらも主な装備やシートなどに差はなく、エクステリアでは上級グレードがアルミホイールを履き、標準グレードはスチールホイールとなっている。インテリアでは助手席側ボックスに蓋があるかないかの違いが見えた。
ステアリングやメーター、ナビも同じようで、ステアリングにはパドルシフトが装備されている。ナビはスマートフォンとの連携機能付きとのことだった。
安全技術としてスズキセーフティサポートを装備していて、加えて運転支援技術として全車速追従のACC（アダプティブクルーズコントロール）が付くという。
現行のハスラーは軽ワゴンでのSUVスタイルを作り上げたクルマなので、スズキとしては“ハスラー”は車名でありながらジャンルを指し示す言葉でもあるという解釈。そのため新型になるハスラーコンセプトも「ジャンル」を明確にするためエクステリアは同じようなコンセプトとしている。
ただ、よりアウトドアスタイルを追求するために、フロントウインドウ、リアハッチを起こすようにデザイン。さらに両サイドもルーフから真っ直ぐ落ちるようなラインにすることで「四角いクルマ」としていた。
フロントまわりは丸目ライトに四角いグリルで現行のハスラーと似せているが、ボンネットを少し高くすることでグリルまでの落とし込みを大きくしている。これにより四角さとのバランスを取っているとのこと。
こちらはベビー用品メーカーのコンビとコラボレーションした「エブリィどこでもベビールームwithコンビ」。最近は野外イベントにも赤ちゃんを連れて出かける家族が増えていると言い、現地でのおむつ替えなどに困るという声から作られたもので、エブリィをベースに搾乳やおむつ替えができるような装備を追加。フロントウインドウを含むすべてのウインドウはプライバシーシェードで覆い、フロアは木目調のデザインや人工芝などで暖かみを出す。リアハッチを開けるとおむつ替え台が装備されているが、この高さはコンビからのアドバイスによって決められているとのこと。
カーテンなどの柄はコンビのデザインで、エクステリアのカラーもコンビのイメージカラーとすることで、コラボレーション感を出している。なお、野外イベントだけでなく、災害発生時に避難所に出向いてママさんたちの手助けをするということもコンセプトに含まれている。
ほか、展示車については写真で紹介するが、フロアにあるジムニーやスペーシア ギア、そしてハスラーコンセプトなどの車両は（エブリィどこでもベビールームwithコンビと軽トラ市のキャリィは除く）全車乗り込みもできるので、この機会にスズキの最新モデルを体感してはどうだろう。
【お詫びと訂正】記事初出時、スペーシア ギアとVストローム 250の表記に誤りがありました。お詫びして訂正させていただきます。