イベントレポート 東京オートサロン 2022

宮城トヨタ×オグショー、3月発売予定の「ランドクルーザー300」向けベッドキット「ESベッドシステム」

2022年1月14日~16日 開催

宮城トヨタグループ(MTG)ブースのランドクルーザー300

 1月14日、幕張メッセ(千葉県千葉市)においてカスタムカーショー「東京オートサロン2022」が開幕。東ホールの宮城トヨタグループ(MTG)ブースには、ベッドキットを装着した「ランドクルーザー300」が展示されていた。

 ベッドキットは構造変更など面倒な申請や手間いらずでカンタンに車内をベッドスペースとするアイテム。本格的なキャンプというよりは、釣りや写真撮影などで前日から目的地に入り、快適に朝まで過ごすことを目的としたモノだ。

 開発したのはトランポやバイクパーツでお馴染みのOGUshow(オグショー)。この「ESベッドシステム」は、フロアパネルとベッドフレーム、ベッドマットがセットになっており、装着はもともとあるフック穴を利用するため完全ボルトオン。専用設計されたベッドフレームにより収納スペースやボディサイドのコンセントを犠牲にすることなく装着することができる。

 2列目シートを畳んでベッドを展開した場合は1820×最大1320mmのスペースを確保することができるほか、左右それぞれ片側だけのベッド展開も可能。着座スペースを確保したまま、1人分のベッドスペースを確保するなんてアレンジにも対応する。荷室部分だけにベッドマットを装着すれば、ベッド下+ベッド上で立体的な収納が可能。ベッド下にはコンロや椅子などを、ベッド上にはシュラフや着替えなどを、と使い分けることで荷室をムダなく活用できるのも便利だ。

 対応モデルはGR SPORTおよびZXのディーゼルエンジン車(5人乗り)。ラインアップはベッド表皮がダークローズとブラックのコンビネーションとなる「GR CONCEPT」と、「BLACK」の2種類を設定。後者はグレーとダークレッドのステッチを選ぶことができる。価格は前者が31万9000円、後者が28万6000円。発売は2022年3月ごろの予定。

ESベッドシステムを展開してフルベッドにした状態
1820×最大1320mmの広々としたベッドスペースが誕生
2列目をシートにした状態
専用のフロアパネルにガッチリとしたベッドフレームを装着。取り付けは純正フック穴を利用するのでボディ加工が不要なのが嬉しい
ベッドフレーム装着時でも壁面の収納やコンセントが利用可能
2列目は片側だけをベッド化することができる
ベッド表皮はダークローズとブラックの2タイプ。ブラックはステッチが2タイプから選択可能。表皮、ステッチともに純正と同様の品質感
ランクル300用に専用設計されたESネオプレーンシートカバー。水や汚れからシートを守ってくれる
濡れた荷物を気にせず積み込めるESカーゴマットEDGEとバンパーを傷から守ってくれるバンパーガード
ESサイドマルチパイプラックとESロッドアタッチメント&ESセンターパイプラック。ルーフ下を有効活用することが可能
安田 剛

デジモノ好きのいわゆるカメライター。初めてカーナビを購入したのは学生時代で、まだ経路探索など影もカタチもなかった時代。その後、自動車専門誌での下積みを経てフリーランスに。以降、雑誌やカーナビ専門誌の編集や撮影を手がける。一方でカーナビはノートPC+外付けGPS、携帯ゲーム機、スマホ、怪しいAndroid機など、数多くのプラットフォームを渡り歩きつつ理想のモデルを探索中。