ダンロップ、新技術「SHINOBIテクノロジー」で乗り心地と静粛性を高めた「LE MANS V（ル・マン ファイブ）」

　ダンロップ（住友ゴム工業）は、独自技術の特殊吸音スポンジを搭載する低燃費タイヤ「LE MANS V（ル・マン ファイブ）」を2017年2月から順次発売する。発売サイズは155/65 R14 75H～245/40 R20 95Wの61サイズで、価格はオープンプライス。

　2011年2月に発売された低燃費タイヤ「LE MANS 4」の後継製品となるこのタイヤでは、従来製品のLE MANS 4でも採用された特殊吸音スポンジ「サイレントコア」を受け継ぎつつ、「実感できる快適性能」を目指して新技術「SHINOBIテクノロジー」を採用。突起乗り越し時の入力を10.0％低減し、ロードノイズを36.9％低減。さらにパターンノイズを32.4％低減するなど乗り心地と静粛性を高めている。

　走るときに目線がぶれることなく物音を立てない忍者をイメージして名付けられたSHINOBIテクノロジーは、プロファイルとトレッドパターンで構成するタイヤの骨格について見直しを実施。新プロファイルではこれまで一部のみにとどまっていたサイドウォールの変形によるたわみをサイドウォール全体がたわむ構造に刷新。路面からの入力を広いエリアで吸収することによりクッション性を高め、乗り心地と静粛性を向上させた。さらに新プロファイルではトレッド面の接地形状を丸めて中央部分から先に接地するよう変更。路面からの衝撃を緩和して振動の発生を抑制している。

　トレッドパターンではブロック数を増加させ、路面から伝わる衝撃を分散させて振動を吸収。快適な乗り心地を実現している。これに加えてトレッドパターンに左右非対称パターンを採用。アウト側のブロックを大きめにして剛性を高め、耐偏摩耗性能を27.0％向上させている。