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ルノー、「キャプチャー」の特別仕様車「プレミアム」「エクスプレッション」発表会

レザーシートや専用アプリ「R&Go」対応ラジオなど装備

2017年5月11日 発売

254万円~266万円

コンパクトクロスオーバー「キャプチャー」の特別仕様車2モデルを発表(写真はキャプチャー プレミアム)

 ルノー・ジャポンは5月11日、同日に発売したコンパクトクロスオーバー「キャプチャー」の特別仕様車2モデルの発表会を都内で開催した。価格は「キャプチャー プレミアム」が266万円、「キャプチャー エクスプレッション」が254万円で、ともに2トーン色を選択した場合、3万2400円高となる。なお、今回のモデルは限定車ではないので販売台数に制約はない。

 それぞれの違いだが、キャプチャー プレミアムにはスポーティで高級感ある内装を演出するレザーシート(前席シートヒーター付き)、レザーハンドル、レザーパーキングレバーを採用。また、専用アプリ「R&Go」対応ラジオを装備する。

 キャプチャー エクスプレッションはルノーらしいシンプルさを重視しつつ、座り心地のよいルノー伝統のファブリックシートや「R&Go」対応ラジオを装備。

 ボディカラーはキャプチャー プレミアムに5色を設定し、うち4パターンはルーフ色とボディ色が異なる2トーンで、ブルーマリン フュメのみモノトーンとなる。キャプチャー エクスプレッションは3パターン用意されていて、こちらは2トーン仕様が2種類、そしてブルーマリン フュメのみモノトーンとなっている。

 両モデルともステアリング位置は右のみ、1.2リッターの直列4気筒1.2リッター直噴ターボエンジンを搭載し、最高出力は87kW(118PS)/5000rpm、最大トルクは205Nm(20.9kgm)/2000rpm。駆動方式はFFのみ。トランスミッションは6速EDC(エフィシエントデュアルクラッチ)を採用する。

「キャプチャー プレミアム」の2トーン仕様。赤い方がルージュ フラムM+ノワール エトワールM。白い方がイヴォワール+ノワール エトワールM
キャプチャー プレミアムは17インチアロイホイールが標準装備される。タイヤサイズは前後とも205/55 R17
キャプチャー プレミアムのインテリア。レザーシート(前席シートヒーター付き)、レザーハンドル、レザーパーキングレバーなどが専用装備になる。なお、キャプチャーの標準車のシートは脱着可能なジップシートクロスだが、このシートは取り外しはできない
スポーティなステアリング。スポークに付いているのはクルーズコントロール系の操作ボタン。右のスポーク部にある小さいボタンはハンズフリー通話のボタン。メーターはタコが針式、スピードはセンターのモニターに数字で表示される
レザーパーキングレバーを装備
助手席にはチャイルドシート固定用のISO FIXが付く。プレミアムとエクスプレッションでは材質のみならずシートデザインもやや異なる
リアシートは前後に160mmのスライドが可能で、後方にもっとも下げると足下に640mmのスペースが生まれる。シートバックのコードポケットは個性的なデザインになっている。トランクの広さも十分で、フロアボードを外すと下にもスペースが用意されている
リアシートは6:4分割可倒式
リアシートを倒した状態を横から見る。比較的フラットになるので使い勝手はよさそうだ
キャプチャー エクスプレッション。ボディカラーはモノトーンのブルーマリンフュメ
ホイールサイズは6.5J×16、タイヤサイズは205/60 R16
キャプチャー エクスプレッションのインテリア。こちらもシート生地は脱着不可のタイプを採用。ステアリングのデザインはプレミアムと異なっているが、組み込まれる機能は同じ
パーキングレバーは樹脂となる。フロアマットは両車共通。運転席左側にカードキーの差し込みとプッシュ式スタートボタンがある
ファブリック仕様の助手席とリアシート。レザー仕様より明るい色遣いになっている
エンジンは排気量1.2リッターの直列4気筒直噴ターボ。最高出力は87kW(118PS)/5000rpm、最大トルクは205Nm(20.9kgm)/2000rpm

キャプチャーはデザインが評価されている

ルノー・ジャポン マーケティング部 商品企画グループ プロダクトマネージャーの近棟伸邦氏

 車両の解説はルノー・ジャポン マーケティング部 商品企画グループ プロダクトマネージャーの近棟伸邦氏から行なわれた。

 近棟氏は「キャプチャーは2014年2月に導入し、昨年はライバル車の台頭により若干落ち込みましたが、だいたい年間1000台くらい売れているクルマです。シェアとしてはこの分野では約10%と言ったところです」と述べるとともに、キャプチャーを購入した人を対象にしたアンケートの結果について紹介。「そのアンケート回答の一部を紹介しますが、キャプチャーは競合車に対して個性的なデザインとエレガントという点に大きな差があります。また、購入動機についてのアンケートでも『個性的なデザイン』という項目は突出しています。このようなことから、デザインを評価していただいているのは間違いないと思います。そういったところを元にして企画したのが今回の特別仕様車で、特徴をしっかりと伸ばすことで多くの方にキャプチャーを知っていただきたいと思っています」とコメントした。

ルノーのデザイン戦略「サイクル・オブ・ライフ」。ルノーが企業理念に掲げる「ヒューマン セントリック(人を中心にした車づくり)」を軸に、「LOVE」「EXPLORE」「FAMILY」「WORK」「PLAY」「WISDOM」という6つのライフステージに分けて、それぞれのステージに合ったコンセプトモデルを提案。そのコンセプトモデルを元に、市販車を作る流れ
販売台数と購入後のアンケートの結果。競合車に対して個性的なデザインとエレガントという点に大きな差がある
特別仕様車の内容と特徴について
カラーバリエーションについて。キャプチャー プレミアムには2トーン4タイプ、モノトーン1タイプが用意される
キャプチャー エクスプレッションは3パターン(うち1つはモノトーン)が用意される
専用アプリ「R&Go」対応ラジオ。アプリを使うとスマホなどからの音楽再生、カーナビ機能、自車位置表示、燃費状況や距離、メンテ情報などがチェックできるダッシュボード機能、そしてハンズフリー通話などの電話機能が利用可能。専用のスマートフォンホルダーはディーラーオプションで用意。車両価格はキャプチャー プレミアムが266万円、キャプチャー エクスプレッションが254万円