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ボルボ「XC60」が受賞した「2017-2018 日本カー・オブ・ザ・イヤー」最終選考会・表彰式
実行委員会特別賞の表彰にトヨタ自動車会長 内山田氏と佐藤琢磨選手が登場
2017年12月11日 23:31
- 2017年12月11日 発表
日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会が主催する「2017-2018 日本カー・オブ・ザ・イヤー」は、輸入車のボルボ「XC60」が受賞。都内で開催された最終選考会・表彰式で、ボルボ・カー・ジャパン代表取締役社長 木村隆之氏が受賞の喜びをコメントした。
最終選考会では、あらかじめ選出された10台の「10ベストカー」に対して、自動車評論家、ジャーナリスト、有識者からなる選考委員60名の投票結果が発表され、ボルボ「XC60」は294点を獲得した。
2017-2018 日本カー・オブ・ザ・イヤー投票結果(得点順)
・ボルボ「XC60」:294点
・BMW「5シリーズセダン/ツーリング」:242点
・トヨタ「カムリ」:232点
・スズキ「スイフト」シリーズ:210点
・ホンダ「N-BOX/N-BOXカスタム」:189点
・レクサス「LC」:115点
・アルファ ロメオ「ジュリア」:89点
・マツダ「CX-5」:83点
・シトロエン「C3」:35点
・フォルクスワーゲン「ティグアン」:11点
実行委員会が公表した授賞理由としては「扱いやすい手頃なサイズのボディに現代のSUVに求められる快適性、機能性、運転の楽しさなどの要素を高い次元でバランスさせた。そして、いかにも北欧デザインと感じさせる美しい内外装と、そのクオリティの高さは見事。さらにボルボらしい安全装備の充実ぶりも素晴らしい。また、プラグインハイブリッドを含む豊富なパワートレーンを用意したことも高く評価した」としている。
表彰式のステージに登場した木村氏は「38年の歴史がある日本カー・オブ・ザ・イヤーで、ボルボブランドとして初受賞でございます。新生ボルボのよくなった商品を一人でも多く方に知っていただきたいと、全員で1人でも多くアピールする、ボルボに乗っていただく、知っていただく、その結果としてインポートの賞が取れればいいなと思っていたが望外の喜び。そして日本全国100店舗、ディーラーの従業員約1400名いますが、この販売に対して元気づけられる、勇気づけられる、すばらしい賞をいただいたと思っている。賞をいただいたことを誇りに思って、スウェーデン唯一の自動車ブランド、ボルボの日本での拡販、マーケティングにさらに取り組んでいく所存」と感想を話した。
そして「社長就任から3年半。V40という素晴らし商品を本国からいただきながら、インポーターの力不足で販売マーケティングの面で、ブランドの再構築が十分できていないという状況のなか社長に就任した。この3年半ブランドの再構築に取り組んできたが、それがこういったカタチで皆さまに商品が認められて個人的にも嬉しく思う。ここにボルボブランドの日本における完全復活を宣言したい」とコメントした。
そのほか、ノミネート車も含めた部門賞では、イノベーション部門賞にトヨタ自動車「プリウスPHV」、エモーショナル部門賞にレクサス(トヨタ自動車)「LC」、スモールモビリティ部門賞に本田技研工業「ホンダ N-BOX/N-BOXカスタム」が選ばれ、各メーカーの担当者が表彰された。
実行委員会特別賞の表彰に、トヨタ自動車会長の内山田竹志氏とインディ500勝者の佐藤琢磨選手が登場
また、実行委員会特別賞として、トヨタ自動車の「ハイブリッド車の世界累計販売が1000万台突破」、レーシングドライバー佐藤琢磨選手の「インディアナポリス500マイルレースで日本人初の優勝」が選ばれ、同会場にトヨタ自動車代表取締役会長の内山田竹志氏と佐藤琢磨選手が登場した。
内山田会長は「述べ1000万人のハイブリッド車をご購入いただいたお客様に御礼を申し上げたい。今年は初代プリウスの発売からちょうど20年になります。我々がプリウスを世の中に出したことで、お客様が環境性能でクルマを選ぶという、クルマに新しい価値を持ち込んだと思っている。そのことがハイブリッド車の1000万台につながっていったと思っている。ハイブリッドを出した初期には、メディアやジャーナリストの方に力強く日本初の技術として後押ししてもらった。今、我々自動車産業は、電動化、自動運転、コネクティッドといった今までにない技術変革が一度に押し寄せている。これからも自動車業界をリードして、世の中の役に立ち、お客様の喜ぶクルマを開発していきたい」とコメントした。
佐藤選手は「インディ500での優勝が、こういうカタチで特別な賞を受賞できたことを大変嬉しく思う。自分はインディカーシリーズには8回目の挑戦でしたが、夢のひとつを達成することができた。ここにあるボルグワーナートロフィーには一人ひとりの勝者の顔が刻まれており、第101回目の勝者として自分の顔が刻まれています。レース自体は半年も前でしたが、あらためて自分の顔が歴代の勝者とともに刻まれたことを、たいへん誇りに思いますし、ここまで応援してくれた人に感謝の気持ちを言いたい。自分はレーシングドライバーとして20年目。40歳を迎えて、本当にクルマが大好きで日本カー・オブ・ザ・イヤーは毎年楽しみにしており、その賞を自分がこのように受賞して、壇上に上がれるとは思っていなかったので、すごくうれしい」などと、受賞の喜びをコメントした。