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「SUBARU WRX STI」ニュル24時間の予選6時間レースをクラス首位で突破
「まだ改善すべき課題を1つ発見したので、これから対策を考えます」と辰己総監督
2019年5月20日 21:56
- 2019年5月18日~19日(現地時間)開催
6月20日~23日(現地時間)にドイツ ニュルブルクリンクで開催される「第47回ニュルブルクリンク24時間レース」に参戦するスバルとSTI(スバルテクニカインターナショナル)は、現地で5月18日~19日(現地時間)に行なわれた6時間の予選レースに出場。「SUBARU WRX STI」をカルロ・ヴァンダム選手、ティム・シュリック選手、山内英輝選手、井口卓人選手の4人がドライブし、総合34位、SP3Tクラストップでチェッカーフラッグを受けた。
5月18日の18時45分から行なわれた予選レースに向けた予選1回目では、各ドライバーが計測ラップ1周を走行。この時点で山内選手が4人のうち最速となる9分04秒508をマーク。参加98台中41番手でSP3Tクラストップとなる。また、翌朝に実施された予選2回目はフルコースウェットコンディションとなり、チームは予選2回目の走行を行なわずスキップした。
5月19日の11時50分にフォーメーションラップがスタートした予選レースでは、雨は上がったもののSUBARU WRX STIはインターミディエイトタイヤを装着。決勝レースに向けたデータ取りとして途中でハードタイヤなども使いつつ、ノートラブルで走破している。
この予選レース後に、STIの辰己英治総監督は「昨年うまくいかなかった点を改善し、国内テストで走行実績を重ねてきた甲斐がありました。クルマは速くなりましたし、ここまでは順調です。しかし、まだ改善すべき課題を1つ発見したので、これから対策を考えます。今回は、ノートラブルで6時間を走りましたが、24時間レースはこの4倍を走らないといけません。あとひと月の間にしっかり準備して24時間レースに備えたいと思います」とコメント。
また、井口選手は「クルマの状態がよく、また意外にも決勝レースがほぼドライコンディションで戦えたので、僕たちはいいペースが築けました。とてもよい感触だったと思います。ベストタイムは、たまたまコースが空いていただけだと思いますが、間違いなくこれまでのクルマと比べて楽にタイムが出るようになりました」とコメント。
山内選手は「全体的によい流れだったと思います。僕はハードタイヤを試しましたが、6月の暑いレースを考えればよいテストになったと思います。トラブルもなく気持ちよくレースができました」と述べている。