東京オートサロン 2019

【東京オートサロン 2019】スバル/STIカンファレンス。2019シーズンもSUPER GT、ニュル24時間耐久レースに参戦

SUBARU BRZ GT GALS“BREEZE”の2019年メンバーも登場。4人目は3月発表

2019年1月11日~13日 開催(最終日は18時まで)

入場料:特別入場券3500円、大人一般入場券2500円、中・高校生一般入場券1800円(全日とも保護者同伴に限り小学生以下無料)

東京オートサロンの会場でカンファレンスに登壇したスバルテクニカインターナショナル株式会社 代表取締役社長 平川良夫氏

 1月11日、幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)で開幕した「東京オートサロン2019」。東7ホールでブースを展開するスバルとモータースポーツ統括会社のSTI(スバルテクニカインターナショナル)は、開催初日の11時にプレスカンファレンスを行なった。

 登壇したのはスバルテクニカインターナショナル 代表取締役社長 平川良夫氏。平川氏は冒頭で、STIがユーザーの生活を豊かにするために設立されたこと、そして創立30周年を迎えた2018年には品質問題をきっかけにユーザーとの絆やつながりについて、あらためて考える1年になったと述べカンファレンスはスタートした。

カンファレンス前にスクリーンに映し出された映像には懐かしいシーンも見られた

 一般的な工業製品がその外側から商品にアクセスするものが多い中で、クルマは工業製品の中に乗り込み、その中で一体となって機能するという特殊性に触れ、それゆえに安心と愉しさ、そして誇りを持って乗っていただきたい。そしてその過程において得られる経験で生活を豊かにしてほしい。それがSTIの存在目的だと語り、作り手であるスバルとSTIは今年、あらためて原点に立ち返ってスタートの年として心を新たにして取り組むと宣言し、時間はかかるかもしれないが、数多くある自動車ブランドの中からスバル/STIを選んでくれたユーザーから「やっぱりスバルとSTIはいいよね」と言ってもらえるよう努めると語った。

展示されたコンセプトカー「フォレスター Advanced Sport CONCEPT」と平川氏

 また、モータースポーツはSTIの原点と述べ、このカンファレンスにて2018年に引き続き2019シーズンのSUPER GT GT300クラスへの参戦と、ニュルブルクリンク24時間耐久レースへの参戦を発表した。参戦車両の詳細や体制については時期をあらためて発表するとのこと。

 GT300に関してはボトム速度を上げる、コーナーからの立ち上がり速度を上げる、最高速を引き上げる、減速時の減速度を高める。そんな当たり前のことを小手先ではなく原理原則に基付きしっかりと取り組み、大排気量のライバルと戦えるような基礎体力をこのオフシーズン中に積み上げていくとのことだ。

 また、2018シーズンにクラス優勝を果たしたものの、課題も見つかったというニュルブルクリンク24時間耐久レースに対しては、品質改善を徹底して行ないマシンの信頼性向上に努めていくと語った。

平川氏は「モータースポーツはSTIの原点」と語った

 平川氏はこれからのスバル/STIはユーザーとの接点を積極的に作っていくと語り、その一環として、東京 三鷹のSTIギャラリーを全面的にリニューアルしたこと、そして3月10日には富士スピードウェイで今シーズンのSUPER GT、ニュルブルクリンク24時間耐久レースの各参戦マシンの走行テストを一般公開すると発表した。

BREEZEの2019年メンバー発表

ステージではSUBARU BRZ GT GALS ”BREEZE”の2019年メンバーが発表された

 なお、カンファレンスの後にステージではSUBARU BRZ GT GALS“BREEZE”の2019年メンバーが発表された。登壇したのは新メンバーの江藤菜摘さん、あやき いくさん、津田知美さんの3人で、オートサロン期間中はスバルブースでステージイベントも行なう。4人目のメンバーは3月に発表されるとのこと。

江藤菜摘さん
あきや いくさん
津田知美さん

高橋 学

1966年 北海道生まれ。下積み時代は毎日毎日スタジオにこもり商品撮影のカメラアシスタントとして過ごすも、独立後はなぜか太陽の下で軽自動車からレーシングカーまでさまざまな自動車の撮影三昧。下町の裏路地からサーキット、はたまたジャングルまでいろいろなシーンで活躍する自動車の魅力的な姿を沢山の皆様にお届けできればうれしいです。 日本レース写真家協会(JRPA)会員