パイオニア、自動運転の新会社「パイオニア スマートセンシングイノベーションズ株式会社」新設分割で設立

　パイオニアは9月30日、パイオニアグループの自動運転関連事業を推進する新会社「パイオニア スマートセンシングイノベーションズ株式会社」を新設分割により10月1日付で設立すると発表した。

　新会社の資本金は1億円（パイオニア株式会社100％）で、代表取締役社長に高木晴彦氏が就任する。新会社は自動運転関連事業を担うスマート＆オートノマスモビリティ事業グループの事業活動を承継して、「3D-LiDARセンサー」を核としたセンシング技術を軸に事業を推進するとしている。

　3D-LiDARセンサーは、レベル3以上の自動運転の実現や高精度な物体認識・データ収集に不可欠なキーデバイスと言われており、同社では2020年以降の本格的な量産を目指して、高性能で小型かつ低コストなMEMSミラー方式の3DLiDARセンサーの開発を進めている。これまでに2018年より2018年モデルを提供するとともに、3D-LiDARセンサーを活用した高精度な「物体認識アルゴリズム」「自車位置推定アルゴリズム」の開発を行なっている。