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パイオニア、「3D-LiDAR センサー」量産モデルを開発。2020年秋より量産開始
従来比5分の1以下の小型化と1.5~2倍の計測可能距離を実現
2019年12月19日 17:44
- 2019年12月19日 発表
パイオニアとパイオニアスマートセンシングイノベーションズは12月19日、高度自動運転車両(自動運転レベル3以上)への搭載を想定した「3D-LiDAR センサー」の量産モデルを開発したと発表。2020年度上期より随時販売を始めて秋より本格的な量産を行なうとしている。
同社の3D-LiDAR センサーへの取り組みについては、2017年、2018年と検証用モデルを各企業向けに提供し、実証実験などを通じて検証を行なってきた。
2020年秋に本格的な量産を開始する3D-LiDAR センサー(2020モデル)は、MEMSミラーによるスキャン方式を採用して、高解像度であることに加えて、同社従来品(2018モデル)と比較して、5分の1以下の小型化、1.5~2倍の計測可能距離を実現させた。
また、画角と計測可能距離の異なる3種類のセンサーと広角タイプをそろえ、それぞれを組み合わせることでユーザーのニーズに対応。物体の検知や自車位置推定などを高精度に行なえるソフトウェアを開発して、ユーザーへの提供も可能という。
同社では高度自動運転車両やフリート車両向けのほか、セキュリティや交通監視用途など車載以外での活用も想定しており、2020年1月7日より開催される「CES2020」に出展して、さまざまなソリューション提案を行なうとしている。