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パイオニアの「3D-LiDARセンサー」、ルネサスのコンパクトデモカーに前方障害物検知センサーとして搭載

ルネサスの車載情報システム用SoC「R-Car」に対応

2018年10月29日 発表

パイオニア製の「3D-LiDARセンサー」を搭載したルネサスのコンパクトデモカー「Etoile(エトワール)」

 パイオニアは10月29日、同社の「3D-LiDARセンサー」がルネサス エレクトロニクスが開発を進めている車載情報システム用SoC「R-Car」に対応。ルネサスがセンシングソリューション統合デモ用に開発したコンパクトデモカー「Etoile(エトワール)」で、前方障害物検知センサーとして搭載されたと発表した。

 3D-LiDARセンサーはレーザー光で対象物までの正確な距離を測定し、遠方や周辺の状況をリアルタイム、かつ立体的に把握できるため、レベル3以上の自動運転の実現に不可欠なキーデバイスといわれている技術。

 パイオニアでは2020年以降の量産化を目指し、小型・高性能、低コストなMEMSミラー方式の3D-LiDARセンサーの開発を進めており、9月下旬から計測距離が異なる3種4モデルの3D-LiDARセンサーを国内外の企業に順次提供を開始している。

 ルネサスのデモカー エトワールでは、パイオニア製の3D-LiDARセンサーが自動駐車や自動運転に貢献しているという。