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ダイハツ、東京モーターショー 2019出展概要。使用シーンをイメージした名前のコンセプトカー4台を世界初公開

ブース来場者に田中むねよし氏作画のオリジナル絵はがきセットプレゼント

2019年10月8日 発表

ダイハツが第46回 東京モーターショー 2019の出展概要を発表。ブースでは田中むねよし氏が描いたオリジナルの絵はがきセットが配布される

 ダイハツ工業は10月8日、第46回 東京モーターショー 2019(10月24日~11月4日開催)で4台のコンセプトカーをワールドプレミアすると発表した。

 ブースでは「つどい ~みんなの暮らしをあたたかく~」をテーマに、人々や日本の各地域がダイハツのクルマをきっかけに元気になっていく「あたたかな未来の暮らし」をブース全体で表現。コンセプトカーだけでなく7月に発売された軽ハイトワゴンの「タント」を中心とした市販車両を展示するほか、ブース来場者には、田中むねよし氏が描いたオリジナルの絵はがきセットをプレゼント。楽しかったことを共有できるようブース内にポストを設け、ブースから絵はがきを投函できるようにする予定とのこと。

ブースでは田中むねよし氏が描いたオリジナルの絵はがきセットを配布

 ワールドプレミアとなる4台コンセプトカーは、それぞれが暮らしの中で使われているシーンや使う人の気持ちをイメージしてネーミング。社会性を担う「IcoIco(イコイコ)」「TsumuTsumu(ツムツム)」、楽しさを担う「WaiWai(ワイワイ)」「WakuWaku(ワクワク)」と、異なるキャラクターを各車両に与えた。

 そのほかにも、ブース全体で東京モーターショーを盛り上げるようなコンテンツを用意。子供向けに、田中氏によるオリジナルのぬり絵が楽しめるキッズスペースを設置。ブース外のキッザニアエリアでは、クルマ作りの楽しさを感じられるようなクルマの組み立てを体験できるブースを出展する。

IcoIco(イコイコ)&Nipote(ニポテ)

IcoIco(イコイコ)

 電気自動車のIcoIcoは、誰もが自らの意思で移動することをサポートし、ファーストワンマイル/ラストワンマイルでの活用を目指した自動運転タイプのパブリックトランスポーター。ボディサイズは3395×1475×1995mm(全長×全幅×全高)。ネーミングは「行こう、行こう」に由来しており、「この乗り物で外に出て行こう」という気持ちを盛り上げてくれるような思いが込められている。

 誰もが移動しやすいように、ドアを開けると表われる格納式のスロープを搭載。車いすや大きなキャリーバッグを持った旅行者など、誰もが乗り降りしやすいように配慮した。また、小さいクルマづくりを得意としているダイハツならではの、細い道にも入っていけるコンパクトなサイズとなっている。

IcoIcoのボディサイズは3395×1475×1995mm(全長×全幅×全高)
格納式のスロープを搭載

 また、付属の会話ロボット「Nipote(ニポテ)」に話しかけることで、道案内などの移動に関わる生活をアシスト。なお、Nipoteはイタリア語で孫を意味し、孫や友人と会話をするように付き合える相棒のような存在としている。

Nipote(ニポテ)

TsumuTsumu(ツムツム)

TsumuTsumu(ツムツム)

 TsumuTsumuは、地域の仕事を活性化させるクルマという位置付け。仕事に使うということが聞いただけで分かるように、ネーミングは“物を「積む」”に由来している。ボディサイズは3395×1475×1850mm(全長×全幅×全高)。

 多用途に対応する次世代軽トラックとして、軽自動車規格でありながらダイハツが得意とするパッケージングのノウハウを活かし、抜群の乗降性を持つという新発想の中折れ式のドアを採用。荷台の長さを現在の軽トラックと同等としながらも、キャビンの中を広く使えるようにして、ビッグキャビンと広い荷台を両立した。さらに、従来の軽トラックの使い方に止まらず、農業用のドローン基地や個室空間など、用途に合わせて荷台を換装可能として使い方の幅を広げた。

TsumuTsumuのボディサイズは3395×1475×1850mm(全長×全幅×全高)。農業用ドローン基地やマルシェなどにもなる換装可能な荷台を備える
中折れ式のドアを採用するなど、乗降性を確保
TsumuTsumuのインテリア

WaiWai(ワイワイ)

WaiWai(ワイワイ)

 ハイブリッド車のWaiWaiは3列6人乗りで、“心地よい広さのジャストサイズミニバン”というコンセプトカー。運転しやすくコンパクトな車両に、開放感のあるツインサンルーフを採用することで、みんなでワイワイしながら出かけたくなるような気分の盛り上がるクルマを提案する。ボディサイズは4200×1665×1665mm(全長×全幅×全高)。

 従来のミニバンとは一線を画す、ダイハツらしいモダンでフレンドリーな、肩肘を張らないデザインを採用。アクティブな女性に選んでもらい、男性も満足して使えるようなコンパクトな多人数乗車車両を目指したという。

WaiWaiのボディサイズは4200×1665×1665mm(全長×全幅×全高)
WaiWaiのインテリア

WakuWaku(ワクワク)

WakuWaku(ワクワク)

 WakuWakuは、好きな荷物を積んでどこまでも行きたくなるような“1番身近なサイズの軽SUV”として、遊びの世界を広げる軽クロスオーバーのコンセプトカー。所有するだけでワクワクするようなスタイリングや、普段の生活から抜け出し、1歩外に出てどこまでも行きたくなる、ワクワクしてみたくなるようなクルマとした。ボディサイズは3395×1475×1630mm(全長×全幅×全高)。

 前席と後席の性格を明確に分け、使い倒せる室内空間と新発想のルーフラゲッジを採用。どこまでも走って行けそうな、頼れる印象の骨太な内外装デザインを取り入れた。

WakuWakuのボディサイズは3395×1475×1630mm(全長×全幅×全高)
WakuWakuのインテリア