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豊田自動織機、電動車6台を接続してエレベーターなどを動かす「ACインバーター結合器」など東京モーターショー 2019に出展

「圧縮技術」「電動車の電源活用」のテーマ別に製品展示

2019年10月7日 発表

東京ビッグサイト 南 4ホールに用意される豊田自動織機ブースのイメージ

 豊田自動織機は10月7日、東京 お台場臨海副都心エリアで開催される「第46回 東京モーターショー 2019」(一般公開日:10月25日~11月4日)の出展概要を発表。東京ビッグサイトの南 4ホール(ブース番号:W4203)に出展する豊田自動織機ブースで、自動車関連事業向けの製品を「圧縮技術」「電動車の電源活用」のテーマ別に展示する。

 多様化を続けるクルマのパワートレーンでは、内燃機関のエンジン搭載車からハイブリッドカー、プラグインハイブリッドカー、FCV(燃料電池車)などを含む電動車まで、クルマが力強く走り、車内空間を快適に保つためにさまざまな圧縮技術が採用されているという。

 そんな圧縮技術についての展示では、ターボチャージャーを組み合わせて省燃費と高出力を両立させた「環境にやさしいエンジン」、豊田自動織機が世界トップシェアを誇る「カーエアコン用コンプレッサー」、FCVの発電に必要な空気を吸引・圧縮して発電装置に送る「酸素供給エアコンプレッサー」などを展示して、それらの仕組みや役割を紹介する。

 電動車の電源活用では、容量の大きなバッテリーを走行用に備える電動車から直流電力を取り出し、災害などの停電時に家庭用の交流電力に変換して活用する取り組みが注目を集めていることを受けた展示を用意。

 今回の出展では、電動車を6台接続して生み出す高出力の電力をエレベーターなどの設備に供給する「ACインバーター結合器」、FCバスなどが持つ大電力供給能力を活用する「外部給電器(V2L)」など、開発中の製品を含めた豊田自動織機の電源活用技術を紹介する。

 このほかにも注目を集めている自動運転技術に関連して、豊田自動織機が開発している産業車両の自動運転や自律搬送、ロボティクス技術などを紹介。“未来の物流”の一端を披露する。

圧縮技術

GDエンジン
GDエンジン用可変ノズルターボチャージャー
電動過給機
斜板式コンプレッサー「10SRE13」
片側斜板式コンプレッサー「6SES14」
ベーン式コンプレッサー
電動スクロール式コンプレッサー「ESBG27」
酸素供給エアコンプレッサー
水素循環ポンプ

電動車の電源利用

ACインバーター1.5kW
ACインバーター結合器(参考出品)
EV・PHV充放電スタンド(V2H)
外部給電器(V2L)
通信機能付充電スタンド「EVC2」(親機)、「EVCS1」(子機)
中速充電スタンド(参考出品)
車載充電器
DC-DCコンバーター
トラック用DC-DCコンバーター