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フォルクスワーゲン、ゴルフ8ベースの「GTI」「GTE」「GTD」公開
それぞれが個性を持った、3種の新しいゴルフ
2020年3月4日 08:00
- 2020年3月3日（現地時間）発表
フォルクスワーゲンは3月3日（現地時間）、オンラインストリーミングで8世代目となる新型ゴルフをベースにした、ガソリンターボの「ゴルフ GTI」、プラグイン ハイブリッドの「ゴルフ GTE」、ディーゼルターボの「ゴルフ GTD」を発表した。
この3モデルでは、低い位置に配置されるLEDヘッドライトを標準化。照明付きラジエーターグリルバーとの組み合わせで印象的なクロスバーを形成する。フロントエンドには、ボンネットの先端に細いラインが配置され、ラインのカラーはGTIがレッド、GTEがブルー、GTDがシルバーとなり、この3色はインテリアなどの細部のディティールなどにも反映される。
また、伝統的なハニカムパターンの大型エアインテークグリルの両サイドには、印象的なウィングデザインが施され、さらにオプションのXシェイプLEDフォグランプを装着することで、より個性を与える。ブレーキキャリパーは、いずれのモデルもスポーティなゴルフモデルを象徴するレッドに塗られる。ホイールは17インチの専用アルミホイールが標準で、GTIとGTDにはオプションで18インチと19インチも用意される。
足まわりはフロントがマクファーソンストラット式、リアがマルチリンク式で、新開発の“ビークル ダイナミクス マネージャー”が初採用される。このシステムは、XDS（電子制御ディファレンシャルロック）機能と調整式ダンパー（DCC：オプション設定）の両方を制御し、動力特性が大幅に強化される。最新のDCCは、既存の「COMFORT」「ECO」「SPORT」に加え「INDIVIDUAL」モードも用意され、自分でカスタムした設定を保存できる。
新型ゴルフの“イノビジョン コクピット”は、10.25インチのデジタル インストルメントパネルと10インチナビゲーションの、2つのスクリーンを視覚的および機能的に統合した、まったく新しいコクピット。また、ディスプレイやインテリア照明は、30色から選択することが可能となる。
安全機能も充実していて、車線を維持するレーンアシスト、歩行者を検知するフロントアシスト、シティエマージェンシーブレーキ、Car2X（他車や交通インフラとのローカル通信機能）などのアシストシステムを搭載。さらに「We Connect」や「We ConnectPlus」といったモバイルオンラインサービスおよび機能を備えたデジタル機器やインフォテインメントシステムも標準装備し、インターネットラジオ、ストリーミング再生、その他のオンライン機能を提供する。
ハイテクなコンパクトスポーツカー「GTI」
デジタル時代に向けたピュアで高効率なハイテクコンパクト スポーツカーへと進化。搭載される2.0リッター4気筒ターボエンジンは、最高出力180kW（245PS）、最大トルク370Nmを発生。マフラーは左右に1本ずつ振り分られている。トランスミッションは標準で6速MT、オプションとして7速DSGも選択可能。専用エアロに加え、専用ステアリング、メーターにもGTI専用モードを搭載する。
ゼロエミッションで約60kmの航続距離を実現する「GTE」
ゴルフ GTEでは110kW（150PS）を発生する1.4リッターターボエンジンと電気モーター（85kW）を備え、合計180kW（245PS）の最高出力と400Nmの最大トルクを発生する。トランスミッションは6速DSGを採用。ゴルフ GTIと同等のパワフルな出力レベルを備えながら、空力特性を改善し、バッテリーのエネルギー容量を13kWhと50％増加させたことで、電動モードでの走行可能距離は約60kmを達成。また、EVモードでは最高130km/hで走行が可能となる。また、標準モデルにも搭載される“トラベル アシスト”は、最高210km/hまでドライバーをサポート。マフラーのテールエンドは、外から見えないように工夫を凝らしている。
長距離走行を得意とするアスリートモデル「GTD」
2.0リッター4気筒ディーゼルターボエンジンは、147kW（200PS）、400Nmという力強い最大トルクを発生しながらも、長距離走行を得意とする。トランスミッションは7速DSGを標準装備。また、直列に接続された2つのSCR触媒コンバーターとデュアルAdBlueインジェクションによる、新しいツインドージングSCRシステムは、先代モデルに比べて窒素酸化物（NOx）の排出量を大幅に削減。左後方にデュアルテールパイプのマフラーが配置される。
