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スバル、「STI NBR CHALLENGEチーム」のニュル24時間耐久レース参戦見送りを決定

2021年の再チャレンジを目指す

2020年6月29日 発表

STI NBR CHALLENGEチーム(2020年2月 富士スピードウェイでのシェイクダウン時に撮影)

 スバルと同社のモータースポーツ統括会社STI(スバルテクニカインターナショナル)は6月29日、9月24日~27日に開催予定の「第48回ニュルブルクリンク24時間耐久レース」について、STI NBR CHALLENGEチームの参戦見送りを決定したと発表した。

 ニュルブルクリンク24時間耐久レースへは、2008年から12年間参戦を継続。STI NBR CHALLENGEチームは、スバルの走行性能の高さを証明して、さらに高みに引き上げるために活動しており、2020年のレースにおいてもクラス3連覇を目指して準備を進めてきた。

 参戦見送りの決定は、世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、海外でのレース参戦においてドライバー、パートナー企業各社、従業員を含む関係者の安全を確保した上で、チームが万全の体制で臨むことはできないと判断したとのこと。

 STI 代表取締役社長 平岡泰雄氏とSTI NBR CHALLENGE 総監督 辰己英治氏は、STI NBR CHALLENGE初のクラス3連覇への挑戦を楽しみにしていたファンに向けてコメントを発表して、2021年への再チャレンジを約束した。

 STI 代表取締役社長 平岡泰雄氏は「今年はこのような残念な決断に至りましたが、逆にSTIが目指す未来に向けての第一歩と捉え、チームおよび関係者全員一丸となり2021年に向け、力強く前進いたします。いつもスバル/STIを熱く応援下さるファンの皆さま、チームを支えて下さるスポンサーの皆さま、そして協力者の方々に感謝いたします。今後とも応援いただけますよう、よろしくお願いいたします」とコメント。

 STI NBR CHALLENGE 総監督 辰己英治氏は「この度の参戦断念の決定は、関係者の皆さまに大きな落胆を与え、またわれわれも残念で悔しくてなりません。しかしながら、この期間を逆にチャンスと捉え、技術の向上、人材育成、SUBARU車、STIパーツのさらなる進化のための時間、と考えていこうと思います。そして、『もっと運転が上手くなるクルマを!』、そんな力を蓄え、今後もファンの皆さまのご期待に応えていきたいと思います。引き続きのご支援、ご声援をいただければ幸いです」とコメントしている。

「SUBARU WRX STI」(2020年仕様)