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ダイハツ、週末キャンプやワーケーションで大活躍の「ハイゼットジャンボキャンパーVer.」
東京オートサロン2021に向けて制作されたワンオフのカスタマイズカーを徹底紹介
2021年1月12日 17:12
ダイハツ工業が東京オートサロン2021に向けて制作したカスタマイズカー「ハイゼット ジャンボ キャンパーVer.」は、“週末のキャンプ”や仕事とバカンスを一緒にこなす“ワーケーション”などでの利用を想定した仕様の1台。
ベース車両は、乗車スペースが20cmほど延長され、運転席と助手席がリクライニングできるスペースを設けてある「ハイゼット ジャンボ」で、荷台はフローリングに変更され、ロールアップ式の風通し窓を完備したオリジナルテントにより、くつろげるリビングのような空間に仕上がっている。さらにテント側面を横方向に広げて棒で支えることでシェードとしても利用が可能だ。
特徴的なフロントマスクは、〇の中に□が4つ並ぶLEDヘッドライト、LEDウインカーだけでなく、フロントエンブレムとグリルラインまでもLED照明で点灯させることで近未来感と存在感を高めている。
実際にキャンピングカーとして完成している車両を購入するとなると、それなりに費用がかかるが、実はこの荷台に装備しているテントは、すべて工具を使わず素手で分解できるように制作していて、今乗っている軽自動車をサクッとキャンパー仕様に変更できる使い方を想定しているという。
ボディカラーは、上半分をエッセの純正色、下半分をタントの純正色で塗り分けた2トーン仕様。前後ともに車高アップしたことで、多少の荒れた道でもスイスイ走れる。ホイールはワークのブラックメタルコート(メッキタイプ)ホイール「LEADSLED」を、ボディカラーに合わせてオフホワイト系に塗装。タイヤはTOYO TIREの「OPEN COUNTRY」を組み合わせている。
車内は赤いシートカバーと白いステアリングカバーで清潔感のある明るい空間に仕上げている。また、アウトドアでのシチュエーションを想定した脱着式のオーディオを開発。スピーカーを内蔵し単体でも音楽を楽しめるが、Bluetoothを使った通信も可能。大人数でのキャンプファイヤーなどで重宝しそうだ。さらにUSB端子やType-Cコネクタも搭載しモバイルバッテリーとしても利用できることを想定した多機能オーディオとなっている。
オートサロンに出展するためのワンオフのカスタマイズカーとはいえ、随所に商品化が望ましいアイテムが盛沢山の1台といえるだろう。