トヨタ・マツダ・タミヤ共催の「RCカーフェスティバル」などイベントいろいろの静岡ホビーショー

電動RCカーの競技会「トヨタチャレンジカップ」の参加者

　静岡模型教材協同組合が主催する「第60回 静岡ホビーショー」が5月14日〜15日の2日間、3年ぶりに一般公開された。一般公開日初日の15日開場時間に近づくと、会場となるツインメッセ静岡では入場待ちに長蛇の列ができるなど大勢の来場者があった。

　開場では、業者招待日にはなかった陸上自衛隊主力車両の展示など一般来場者に向けた各種イベントが展開されたほか、静岡模型教材協同組合、タミヤ、トヨタ R/Cカークラブ、マツダラジオコントロールカーファン倶楽部が主催する「RCカーフェスティバル in ホビーのまち静岡」も、ツインメッセ静岡のとなり「静岡市南部体育館」において同時開催された。

　RCカーフェスティバル in ホビーのまち静岡の主催者のトヨタR/Cカークラブでは、ものづくりの楽しさを伝える工作教室「トヨタRCスクール」への取り組みを続けながら、電動RCカーを楽しめる競技会「トヨタチャレンジカップ」開催へと活動を展開させてきた。今回の静岡ホビーショーでは、トヨタR/Cカークラブの取り組みに共感するマツダラジオコントロールカーファン倶楽部やタミヤなどの協力を得ながら「RCカーフェスティバル in ホビーのまち静岡」が開催される運びとなり、開場の前には、実車のマツダ「ロードスター」や「FUJITSUBO GRsupra」の展示も行なわれていた。

開場前には、実車のマツダ「ロードスター」や「FUJITSUBO GRsupra」が展示された

RCカーの製作を行なう工作教室「トライ!!トヨタRCスクール」

電動RCカーを楽しめる競技会「トヨタチャレンジカップ」のコース

実車のレースのピットのように、マシンセッティングのための作業スペースも用意されている

RCカーモデルの展示も

　メインイベントとなる「トヨタチャレンジカップ」では、ボディ指定のあるトヨチャレGT」、フォーミュラマシンが参戦する「スーパーフォーミュラNEXT50」、ラリー車による「トヨチャレラリー」、小中学生/女性ドライバー対象の「トヨチャレJJ」、レース初心者対象の「トヨチャレZERO」の合計5クラスでレースが行なわれるなど、誰でも参加できるクラスが用意されている。

　電動RCカーの競技会「トヨタチャレンジカップ」には工作教室「トヨタRCスクール」の卒業生も多く参加しているといい、大会の開会式であいさつをしたトヨタRCカークラブ代表の鈴木浩二氏は「トヨタ自動車としては、人材育成を大切にしていきたい」と大会の狙いを語り、同大会内においても工作教室の参加者によるレースを、競技会に参加する選手がRCカーの操作方法などをサポートするといった仕組みも取られていた。

静岡ホビーショーに「自衛隊広報コーナー」が3年ぶりに復活。16式機動戦闘車や軽装甲機動車など陸上自衛隊主力車両の展示も行なわれた