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富士モータースポーツミュージアム、F1開催50周年を記念した特別企画展「知られざる富士の激闘」

2026年6月19日~2027年1月31日 開催期間
入館料:平日/大人(18歳以上)1800円、高校生900円、小中学生700円
土日祝/大人(18歳以上)2000円、高校生1000円、小中学生800円
特別企画展「知られざる富士の激闘」を開催

 富士モータースポーツミュージアムは6月19日~2027年1月31日の期間、1976年に富士スピードウェイで日本初のF1が開催されてから50周年を迎えることを記念する特別企画展「知られざる富士の激闘」を開催する。入館料は、平日は大人(18歳以上)1800円、高校生900円、小中学生700円。土日祝は大人(18歳以上)2000円、高校生1000円、小中学生800円。

 1970年代、日本の自動車産業はオイルショックや厳しい排ガス規制という大きな試練に直面し、日本のモータースポーツ界は一時期「冬の時代」を迎えていた。しかし、その逆風の中でもモータースポーツへの情熱が絶えることはなく、「世界最高峰の走りを日本で開催したい」と奔走した関係者の熱烈な思いと、それを待ち望んだファンの熱狂が大きなうねりとなり、歴史を動かす原動力となった。そして1976年、富士スピードウェイで日本初、さらには東洋初となる「F1世界選手権・イン・ジャパン」が開催された。

 特別企画展「知られざる富士の激闘」では、未知なる世界最高峰のレースが日本に上陸した計り知れない衝撃や、マキ、コジマといった日本勢の果敢な挑戦にフォーカス。記録的な豪雨の中で繰り広げられた数々のドラマを通じて、当時の熱狂と技術者たちの執念を振り返る。

純国産プライベーターとして世界へ挑んだマキ・エンジニアリング。1976年の日本GPに参戦した「マキF102」は、惜しくも予選不通過に終わり決勝の夢は叶わなかったが、その果敢な挑戦は今もファンの心に深く刻まれている。今回参考展示する「F101」のモノコック/カウルは、マキF1の原点であり、日本のレース史における貴重な遺産。当時の職人たちの情熱が息づく「ものづくりの真髄」を間近で見学できる

企画展の見どころ

伝説のマシン特別展示

 F1史上唯一、実戦投入された6輪車「ティレルP34」をはじめ、純国産マシンとして世界を驚かせた「コジマKE007」「KE009」、1977年の選手権で3勝を挙げた「ウルフWR1」、そして先駆者として海外へ挑んだ「マキF101(モノコック・カウルの参考展示)」など、歴史を彩った名車を展示。なお、展示車両は企画展後半にかけて追加される予定。

F1史上唯一実戦投入された伝説の6輪車「ティレルP34」。1976年に誕生し、前輪に小径タイヤを4つ配置する斬新な設計で、空気抵抗の低減と優れた走行性能を両立した。同年のスウェーデンGPでは1-2フィニッシュを飾り、6輪車として史上唯一のF1勝利を挙げるなど、モータースポーツ史に残る革新的なマシン

1976年 富士決戦の実像

 豪雨の中で行なわれた伝説の最終戦。王座を争ったラウダ選手とハント選手の対照的な決断はもちろんのこと、予測不能なレース展開やサーキットを包み込んだ熱狂など、当時の未公開写真や映像から、今なお語り継がれる富士決戦の熱気と興奮を伝える。

1977年、新鋭ウォルター・ウルフ・レーシングが開発した初号機「ウルフWR1」。基本に忠実で完成度の高い車体にDFVエンジンを搭載し、デビュー戦のアルゼンチンGPでいきなり初優勝の快挙を成し遂げた。ジョディ・シェクター選手の操縦で年間3勝を挙げ、濃紺と金の気品ある姿で今もファンを魅了する名車

コジマ・エンジニアリングと「大御神(おおみか)レース村」の奇跡

 驚異の予選ラップを刻み、海外の強豪チームを驚愕させた純国産チーム、コジマ・エンジニアリング。しかし、予選で大クラッシュを喫したコジマの「KE007」をわずか1日半で完全に作り直し、決勝へと送り出したのは、富士スピードウェイのふもと・大御神地区に集った日本の職人たち。本展では、彼らの情熱と技術、執念の物語を紹介する。

1976年、日本初のF1開催に向けてコジマ・エンジニアリングが開発した純国産マシン「コジマKE007」。富士での一戦に特化して製作され、長谷見昌弘選手のドライブで一時予選4番手のタイムを記録。大クラッシュからの奇跡的な修復を経て豪雨の決勝を完走。不屈の精神で日本のモータースポーツ史に名を刻んだ伝説の1台

F1人気を支えた文化展示

 レースシーンの枠を超えて日本を席巻した、当時のF1文化に注目! 人気F1漫画の原画(複製)、1976年時の排気音が蘇るレコード音声、激戦を記録した映像など、ファン必見の貴重なアーカイブを楽しめる。

1977年の第2回F1日本グランプリに向け、コジマ・エンジニアリングが前年の経験を基に開発した後継マシン「コジマKE009」。ステアリングを託されたのは星野一義選手と高原敬武選手。本戦では高原選手が他車のスピンに巻き込まれ無念のリタイアを喫したが、星野選手は持ち前の闘志で世界の強豪に食らいつき11位完走を果たした。今回展示するのは、1977年に高原選手がドライブした車両。1978年の世界選手権参戦に向けてアップデートが施されて海外へわたったものの、実戦投入されることなく幻に終わった貴重な実車

富士F1開催50周年企画展「知られざる富士の激闘」概要

展示場所:富士モータースポーツミュージアム内 2F展示エリア
展示期間:2026年6月19日(金)~2027年1月31日(日)
展示車両:1976年、1977年の富士F1参戦車両(追加予定あり)
入館料金:
平日/大人(18歳以上)1800円、高校生900円、小中学生700円
土日祝/大人(18歳以上)2000円、高校生1000円、小中学生800円
※インターネット事前予約割引(大人200円引き)など、各種割引あり
開館時間:曜日別に開館・閉館時間が異なる
月曜日~木曜日/10時~17時
金曜日/10時~19時
土曜日・祝前日/9時~19時
日曜日・祝日/9時~17時

富士スピードウェイミュージアム