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写真で見る ランドローバー「ディフェンダー 110」(日本初公開)

日本初公開されたランドローバーの新型4×4モデル「ディフェンダー 110」

 ランドローバー(ジャガー・ランドローバー・ジャパン)は、新型4×4モデル「ディフェンダー」の5ドア ロングホイールベースモデル「ディフェンダー 110(ワンテン)」を日本初公開した。

 ディフェンダーは70年を超える歴史を持つランドローバーの象徴的モデル。新型ディフェンダーは2019年9月のフランクフルトモーターショー 2019で世界初公開され、4月9日から日本での正式受注がスタートしている。

 新しいディフェンダーでは従来採用していたラダーフレーム構造から、極限環境向けに新開発された軽量アルミニウムモノコック構造「D7x」アーキテクチャーに変更。従来比で3倍のねじり剛性を確保した“ランドローバー史上最も頑丈なボディ構造”を手に入れたことに加え、軽量化も実現している。

 パワートレーンでは最高出力221kW(300PS)/5500rpm、最大トルク400Nm/1500-4000rpmを発生する直列4気筒2.0リッター“INGENIUM”ガソリンエンジンを搭載。駆動方式はフルタイム4WDとなり、路面状況に応じてサスペンション、トランスミッション、トラクションコントロールなどの設定を自動制御する「テレイン・レスポンス2」も採用する。

 ボディバリエーションは5ドアのディフェンダー 110のほか、3ドアのショートホイールベースモデル「ディフェンダー 90(ナインティ)」の2種類が設定され、ディフェンダー 110の価格は589万円~820万円、ディフェンダー 90の価格は499万円~739万円。

 また、170種類という豊富なアクセサリーがラインアップされ、“ランドローバー史上最も多様なパーソナライゼーションが可能”とされている。数多いアクセサリーで購入者が混乱してしまわないよう、特徴ごとに厳選した4種類のアクセサリーパックも用意されており、今回の日本初公開では「エクスプローラーパック」を装着したディフェンダー 110 SEと、「アドベンチャーパック」を装着したディフェンダー 110の2台が車両展示された。

ディフェンダー 110 SE エクスプローラーパック装着車

ディフェンダー 110 SE エクスプローラーパック装着車
ボディカラーは「タスマンブルー」でルーフカラーは「ホワイト」

「常識を打ち破り、未踏の地を走破する」がテーマのエクスプローラーパックを装着した車両。

 最大積載重量132kgを誇る「エクスペディションルーフラック」、車両の後方側面に設置して、濡れたり汚れたりした荷物を収納できるロック可能な「エクステリアサイドマウントギアキャリア」などによって積載性を高め、エンジンの吸気位置をルーフ側に変更して砂やゴミなどがある路面でも不純物の少ない空気をエンジンに取り込める「レイズドエアインテーク」、高強度の複合素材でオフロード走行時にボディを保護する「ホイールアーチプロテクション」、泥はねを抑えてボディを傷や汚れから守る「フロント&リアクラシックマッドフラップ」などでオフロード走行をアシスト。

 また、ボンネット上をスタイリッシュに演出する「ボンネットデカール(マットブラック)」や「スペアホイールカバー」などを主なアクセサリーとして装着している。

5スポークホイールに20インチのグッドイヤー製オールテレーンタイヤを組み合わせる
前後フェンダーに樹脂製の「ホイールアーチプロテクション」を追加
泥はねなどを抑制する「リアクラシックマッドフラップ」
砂塵などを吸い込んでエアクリーナーフィルターが目詰まりしないようにする「レイズドエアインテーク」。シュノーケルではないので、装着しても渡河水深性能は最大900mmのまま
最大積載重量132kgの「エクスペディションルーフラック」
サイドビューでアイデンティティを示す「アルパインライト」と「フローティングピラー」
SEでは「プレミアムLEDヘッドライト」を標準装備。ヘッドライト外周も発光する「シグネチャーDRL」となっている
マットブラックの「ボンネットデカール」を装着
エンジンルーム内。レイズドエアインテークのある写真内右側にエアクリーナーボックスをレイアウトする
樹脂製で軽々と操作できる「エクステリアサイドマウントギアキャリア」。単品装着した場合の価格は14万2120円
開けた状態でリッドを保持できるステーを装備
盗難防止用のキーロックも備える
5人乗り仕様のラゲッジスペース
フロア両サイドの「ラゲッジスペースストレージレール」は23万円高のオプション
水濡れなどを防止するリッドを備えたAC110V/180Wコンセントを用意
4スポークのレザーステアリングを装着
シフトセレクターはセンターコンソールの高い位置にレイアウト
アクセル&ブレーキペダルは吊り下げ式
シート表皮は「エボニーグレインレザー」
フロントシートの背面に、コートハンガーなどのオプションを追加できるリッド付きの固定エリアや充電用USB端子を備える
5人乗り仕様のリアシートは40:20:40の分割可倒式でセンターアームレストを標準装備

ディフェンダー 110 アドベンチャーパック装着車

ディフェンダー 110 アドベンチャーパック装着車
ボディカラーは「パンゲアグリーン」でルーフカラーは「ホワイト」

「ありふれた道を離れ、いつもと違う世界を体感しましょう」がテーマのアドベンチャーパックを装着した車両。

 エクスプローラーパックでも採用されているエクステリアサイドマウントギアキャリアとスペアホイールカバーを装着するほか、泥はねを抑えてボディを傷や汚れから守る「フロント&リアマッドフラップ」を採用。

 タイヤの空気圧調整やエアベッド、ボールなどを膨らませることができるラゲッジスペース設置型の「インテグレーテッドエアコンプレッサー」、水道かハンドポンプを使って加圧して泥汚れなどを洗い流せる「ポータブルシャワーシステム」、リアシート中央部に固定してよく使うアイテムを手元に収納できる「シートバックパック」、荷物の積み下ろしやオフロード走行でバンパーが傷つかないよう保護する「ブライトリアスカッフプレート」など、アウトドアレジャーをサポートする装備を主なアクセサリーとして装着した。

ベースグレードのディフェンダーではヘッドライト外周のDRLは装備しないが、ヘッドライトはLEDとなっている
エクステリアデザインとコーディネートしたスクエア形状のLEDテールランプを採用
エンボス加工の車名ロゴを備えた「スペアホイールカバー」。単品装着した場合の価格は3万1790円
「クリアサイト グラウンドビュー」用のフロントカメラ
「クリアサイト ルームミラー」用のリアカメラはシャークフィンアンテナ後端に内蔵されている
乗降性を高め、ルーフ上の収納ボックスなどにアクセスしやすくする「フィックスドサイドステップ」は19万7560円高
最高出力221kW(300PS)/5500rpm、最大トルク400Nm/1500-4000rpmを発生する直列4気筒2.0リッター“INGENIUM”ガソリンエンジン。0-100km/h加速は8.1秒、最高速は191km/hとなる
ディフェンダー 110のインパネ
センターコンソールにワイド画面を備える最新インフォテインメント・システム「Pivi Pro」を装着
メーターパネルはアナログとデジタルのコンビネーションタイプ
シート表皮は「エボニーファブリック」
リアシート中央部分に固定可能な「シートバックパック」
アルパインライトを車内から見上げたところ
マニュアル式の3列目シートを格納すると、フラットで広いラゲッジスペースが生まれる
荷物を出し入れする時にリアバンパーを保護する「ブライトリアスカッフプレート」。単品装着した場合の価格は5万1810円
最大圧力60PSI(4.1BAR)以上で、タイヤ4本の空気圧調整を一気に行なえる長時間運転も可能な「インテグレーテッドエアコンプレッサー」
水道などがない場所でも手動加圧で力強い水流を利用可能な「ポータブルシャワーシステム」