ダイハツ工業の新型「タフト」は、「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」の第3弾となるクロスオーバーモデルの軽自動車。ワクワク感あるデザインと多彩な収納スペースを配置した前席の「クルースペース」と、自由自在にアレンジ可能な後部の「フレキシブルスペース」を設定する新しいパッケージングコンセプト「Backpackスタイル」を採用して、日常からレジャーシーンまで使えるアクティブなモデルとした。
エンジンは最高出力38kW(52PS)/6900rpm、最大トルク60Nm(6.1kgfm)/3600rpmを発生する直列3気筒DOHC 0.66リッターエンジンと、最高出力47kW(64PS)/6400rpm、最大トルク100Nm(10.2kgfm)/3600rpmを発生する直列3気筒DOHC 0.66リッターターボエンジンの2種類をラインアップ。トランスミッションにはCVTを採用し、駆動方式は2WD(FF)と4WDを用意する。WLTCモード燃費は19.6km/L~20.5km/L。
かっこよさと使いやすさを両立した四角いデザインの外装は、分厚いボディと薄いキャビン、太いセンターピラーでタフさを付与。190mmの最低地上高と前後バンパーでSUVらしさを強調するとともに、165/65R15サイズの大径タイヤを装着して力強さを演出。
ワクワク感やアクティブさを表現するオレンジの差し色を用いた内装は、前席上に大きなガラスルーフ「スカイフィールトップ」を全車標準装備としているのが特徴。さらに、荷室はリアシートを倒した際にシートバックと荷室が段差なくつながり、ドアパネルとの隙間もなくなることで小物が落下しにくい完全フラットスタイルを実現している。
また、進化させた予防安全機能「スマートアシスト」や、ダイハツ初の「電動パーキングブレーキ」を全車標準装備。新搭載の9インチスマホ連携ディスプレイオーディオに加えて、6.8インチスマホ連携ディスプレイオーディオをオプション設定した。
価格はXが135万3000円~147万9500円、Gが148万5000円~161万1500円、G ターボが160万6000円~173万2500円。
そのほかの詳細は、関連記事「ダイハツ、日常からレジャーまでアクティブに使える新型軽クロスオーバー『タフト』。135万3000円から」「ダイハツの新型「タフト」オンライン説明会レポート。チーフエンジニア&デザイナーが解説」「ダイハツ、新型「タフト」発売に合わせて奥平代表取締役社長からのメッセージ」を参照いただきたい。
タフト G(レイクブルーメタリック)
東京 日本橋にあるダイハツの東京支社1階のショールームには、タフト「G」(レイクブルーメタリック)が展示されている。現在は残念ながら新型コロナウイルス対策で一般への開放は行なわれていないが、ウィンドウ越しに実車を眺めることは可能だ。展示の終了時期は未定となっているが、しばらくは展示される予定とのこと。状況が落ち着けば通常通り誰でも立ち寄って見られるようになるそうだ。
タフト G。ボディカラーはアースカラーをイメージした新色のレイクブルーメタリック ボディサイズは3395×1475×1630mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2460mm。デパーチャーアングルは58度を確保 タイヤは横浜ゴム「BluEarth-FE AE30」を装着。タイヤサイズは165/65R15。バンパーが切り欠きのようなデザインとなっていて、正面から見るとタイヤがチラリと見えるのがポイント 水平基調のフロントデザインは横長のヘッドライトでワイド感を強調 リアドアには「TAFT」のロゴが入った樹脂のアクセントが付く ボディのキャラクターラインは一見すると1本のように見えるが、凹と凸の2本で構成されている GとXの自然吸気モデルは最高出力38kW(52PS)/6900rpm、最大トルク60Nm(6.1kgfm)/3600rpmを発生する直列3気筒DOHC 0.66リッター「KF」型エンジンを搭載。トランスミッションはCVTを組み合わせ、WLTCモード燃費は2WDモデルで20.5km/L、4WDモデルで19.7km/Lを達成。G ターボでは、同じKF型エンジンにターボを組み合わせ、最高出力は47kW(64PS)/6400rpm、最大トルクは100Nm(10.2kgfm)/3600rpmを発生。トランスミッションはスプリットギヤを用いたD-CVTとなり、WLTCモード燃費は2WDモデルで20.2km/L、4WDモデルで19.6km/Lとなる 予防安全機能「スマートアシスト」では、約3年ぶりにステレオカメラを一新。イメージセンサーを変更して撮像性能を向上させ、夜間歩行者に対応するとともに、カメラ認識処理の変更により検知性能を向上。衝突回避支援ブレーキ機能の対応速度を引き上げるとともに、昼間の2輪車検知も可能となった 右スポークにはトリップとパワースイッチを配置。Gではオプションとなる全車速追従機能付ACCを選択すると、右スポークにスイッチが追加される プッシュスタートスイッチの下に運転支援のスイッチ類を配置 メーカーオプションの9インチスマホ連携ディスプレイオーディオ ダイハツとして初めてとなる電動パーキングブレーキを採用 全車にガラスルーフ「スカイフィールトップ」を標準装備 リアシートを倒すとシートとドアの隙間が完全に埋まり、フルフラットなスペースになる 簡単に設置場所を変えられるマルチフックを2つ標準装備。ディーラーオプションでフックの数を増やすこともできる ラゲッジボードは荷物によって高さを変えたり、立てかけてフックのように使ったりできる ラゲッジボード裏面には面ファスナーがついていて、簡単にたためるようになっている フロントシートを倒してヘッドレストを外すと大人が寝られそうなくらい広いスペースとなる。助手席側だけ倒すことで2名乗車での長尺物積載など、さまざまな使い方ができそう