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ダイハツ、日常からレジャーまでアクティブに使える新型軽クロスオーバー「タフト」。135万3000円から
電動パーキングブレーキを初採用。スマアシのカメラも一新
2020年6月10日 13:30
- 2020年6月10日 発売
- 135万3000円~173万2500円
ダイハツ工業は6月10日、新型軽クロスオーバー「TAFT(タフト)」を発売した。価格は135万3000円~173万2500円。
タフトは“Tough&Almighty Fun Tool”「日常からレジャーシーンまで大活躍、毎日を楽しくしてくれる頼れる相棒」をコンセプトに開発。新しいパッケージングコンセプト「Backpackスタイル」を採用し、ワクワク感あるデザインと多彩な収納スペースを配置した前席の「クルースペース」と、自由自在にアレンジ可能な後部の「フレキシブルスペース」により、日常からレジャーまでアクティブに活躍できるモデルとした。
グレード | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
X | 直列3気筒DOHC 0.66リッター | CVT | 2WD(FF) | 1,353,000円 |
4WD | 1,479,500円 | |||
G | 2WD(FF) | 1,485,000円 | ||
4WD | 1,611,500円 | |||
G ターボ | 直列3気筒DOHC 0.66リッターターボ | 2WD(FF) | 1,606,000円 | |
4WD | 1,732,500円 |
タフトは2019年に発売した「タント」「ロッキー」に続く、新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」の第3弾商品となり、DNGA新プラットフォームを採用するとともに、進化した軽量高剛性ボディ「Dモノコック」を採用することで車両剛性を向上。市街地や郊外でもキビキビ動き、高速道路や山道でも安定した走りを実現し、いざというときの安心感やフラットな乗り心地に加え、高い静粛性も両立させた。
ボディサイズは3395×1475×1630mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2460mm。最低地上高は190mm、アプローチアングルは27度、デパーチャーアングルは58度を確保して、未舗装路でも安心して走行できるパッケージとした。
さらに、ぬかるんだ道や凹凸の多い路面でタイヤが空転したときに、空転した車輪に制動力をかけることで空転を抑制し、もう片輪に駆動力を伝えることでタイヤのグリップ状態をキープして、発進・加速をサポートする「グリップサポート制御」も搭載している。
パワートレーンは、タントで改良した燃焼効率を高めたエンジンを採用し、発進時の加速感を向上。エンジンラインアップは最高出力38kW(52PS)/6900rpm、最大トルク60Nm(6.1kgfm)/3600rpmを発生する直列3気筒DOHC 0.66リッターエンジンと、最高出力47kW(64PS)/6400rpm、最大トルク100Nm(10.2kgfm)/3600rpmを発生する直列3気筒DOHC 0.66リッターターボエンジンの2種類を設定。トランスミッションにはどちらもCVTを組み合わせ、駆動方式は2WD(FF)と4WDを用意する。
なお、ターボ車の「G ターボ」はベルトとギヤを組み合わせて駆動・変速する「D-CVT」を組み合わせ、気持ちのよい加速感を実現している。
全車ガラスルーフを標準装備。汚れに強い荷室など、こだわりの内外装
エクステリアデザインでは、かっこよさと使いやすさを両立したスクエアなボディとし、水平基調なデザインで伸びやかなサイドシルエットを表現するとともに、分厚いボディと薄いキャビン、太いセンターピラーでタフさを強調。高い最低地上高とリフト感を強調する前後バンパーでSUVらしさを表現し、大径タイヤを装着することで力強いイメージを強調した。
全車フルLED化されたヘッドライトは、車両のワイド感を強調するスクエアなデザインを採用。リアコンビネーションランプはヘッドライトと統一感のあるデザインとして個性を強調した。
ボディカラーは、汚れてもさまになるスモーキーな「レイクブルーメタリック」、力強く個性を強調する「フォレストカーキメタリック」、どんなレジャーシーンにもなじむ「サンドベージュメタリック」の、自然界にあるものをイメージしたアースカラーの新色を含む計9色を設定した。
黒を基調としたインテリアでは、上質で使いやすいインストルメントパネルのまわりに、ワクワク感やアクティブさを表現するオレンジメタリックの加飾を配置。機能部品をドライバー中心に配置して使い勝手を高めた。シートは長時間のドライブでも疲れにくいホールド性の高いものを装着し、オレンジの差し色とカモフラージュ柄で個性を表現した。
前席上には大きなガラスルーフ「スカイフィールトップ」を全車標準装備して、広大な視界と明るく圧倒的な開放感により非日常感を演出。紫外線対策に加え、室内温度の上昇も抑える「スーパーUV&IRカットガラス」を採用している。
日常からレジャーまで幅広い使い方に対応する後部のフレキシブルスペースは、リアシートを倒した際にシートバックと荷室が段差なくつながり、ドアパネルとの隙間もなくなることで小物が落下しにくい完全フラットスタイルを実現。フレキシブルボードの使い方により、下段スタイルや立てかけスタイルなど、背が高い荷物や大きな荷物など、用途に合わせて積載を可能とした。
加えて、樹脂製のシートバックボードとデッキボード表面には立体形状のパターンを施し、汚れても拭き取りやすい利便性を実現。使い方を広げるマルチフックや、荷物のずれ落ちを防止するラゲージネットなど、豊富なディーラーオプションも設定している。
進化したスマートアシストを全車標準装備
安全・安心面では、「先進技術をみんなのものに」という考え方のもと、約3年半ぶりにステレオカメラを一新し、進化させた予防安全機能「スマートアシスト」を全車標準装備。イメージセンサーの変更により撮像性能を向上することで夜間歩行者に対応するとともに、カメラ認識処理の変更により検知性能を向上。衝突回避支援ブレーキ機能の対応速度を引き上げるとともに、昼間の2輪車検知も可能となった。そのほかにも、新機能となる路側逸脱警報機能やふらつき警報機能、従来の進入禁止に加え最高速度、一時停止の標識も認識可能になるなど、全17種類の予防安全機能を搭載している。
さらに、ダイハツ初の「電動パーキングブレーキ」を全車で採用。シフト操作に連動してパーキングブレーキが作動し、アクセル操作による解除が可能となったほか、ブレーキを踏んで停止した際にブレーキを保持して停車状態を維持し、アクセルを踏むと自動的に解除する「オートブレーキホールド機能」も搭載。安全・安心性能を向上させた。
また、ディスプレイオーディオやカーナビゲーションなどとスマートフォンを接続することで、ユーザーがクルマやダイハツとつながるサービス「ダイハツコネクト」に対応。新搭載の9インチスマホ連携ディスプレイオーディオに加えて、6.8インチスマホ連携ディスプレイオーディオをオプション設定。従来のSmartDeviceLink、Apple CarPlayに加え、Android Autoにも対応した。