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ダイハツ、スマホ連携でコネクトサービスを提供する「ダイハツコネクト」。車内Wi-Fiも提供

年内発売予定のDNGA第2弾から採用開始

2019年10月7日 発表

クルマやダイハツとつながるコネクトサービス「ダイハツコネクト」

 ダイハツ工業は10月7日、ディスプレイオーディオやカーナビゲーションなどとスマートフォンを接続することで、ユーザーがクルマやダイハツとつながるサービス「ダイハツコネクト」の提供を開始すると発表した。

 ダイハツコネクトは年内に発売予定のDNGA第2弾となる新型車から採用され、同時に車内での通信をサポートする「ダイハツWi-Fi」の提供も開始される。

 ダイハツは「先進技術をみんなのものに」という考えのもと、ユーザーの負担が少ないスマホを活用し、長年使えるコネクト方式を採用。さらなる安心を提供することを目指すという。

 ダイハツコネクトでは、クルマとスマホを連携させることで手軽にコネクトサービスを提供可能。ドライバーやその家族などのスマホに「ダイハツコネクトアプリ」をインストールすることで、もしもの時の安全・安心を提供する「つないでサポート」、クルマとドライバーを見守る「見えるドライブ」、クルマの状況をスマホから確認できる「見えるマイカー」、クルマのメンテナンス管理をサポートする「つないでケア」の4つのサポートを使用可能とし、カーライフでの安心を提供するダイハツならではのサービスとした。

 また、車内にWi-Fiルーターを設置するダイハツWi-Fiは、ディスプレイオーディオやカーナビといったコネクト対応車載機の購入者を対象に、車内で使用可能なWi-Fiルーターと、サービス利用開始から3年間1GB/月のデータ容量を無料で提供する。これにより、コネクトサービスの利用のほか、後席でのスマホやタブレット端末などの使用によるユーザーの通信料金の負担を軽減。加えて、より多くの通信量が必要なユーザー向けに、さまざまな有料プランも準備する予定とのこと。

 また、年内発売予定の新型車で採用予定のディスプレイオーディオでは、「SmartDeviceLink」(SDL)とApple CarPlayも利用可能。SDLおよびApple CarPlay対応のスマホアプリをディスプレイオーディオで表示・操作可能とすることで、クルマとスマホとの連携強化を行ない、安全性と利便性の向上を目指すとした。

ダイハツコネクト サービス内容

もしもの事故や故障時にスムーズな対応を可能とする「つないでサポート」

 事故対応サポートでは、エアバッグの展開から事故を検知すると、コネクト対応車載機に連絡先ボタンを表示し、通話相手を選択することで電話発信が可能。エアバッグの展開と同時に「事故・故障センター」へ「事故情報」「位置情報」「車両情報」などを自動通知して、事故状況の説明も簡潔に可能となる。

 故障対応サポートでは、故障警告灯が点灯するとコネクト対応車載機に警告理由を表示。故障情報は「事故・故障センター」に自動通知され、電話でアドバイスを聞くことも可能となる。

 また、事故や故障の際に事前登録しているメールアドレスへも自動でメール送信を行なうため、家族や大切な人の不安な状況をいち早く確認でき、ドライブ時の安心感を向上する。

ドライバーと家族や大切な人をつなぐ見守りサービス「見えるドライブ」

 ドライバーの状況を周囲の人が見守れるよう「事故/故障の発生時」「お出かけ時」「設定エリア外への移動や設定エリア内への帰還」「自宅(または設定した場所)への到着」の4つのシーンで、事前登録した「見守り者」へメールを自動送信。クルマの現在地をダイハツが運営する会員向けWebサイト「ダイハツポート」のマイページから確認することも可能となる。

ドライバーとクルマをつなぎ、離れた場所からクルマの状況を確認できる「見えるマイカー」

 エンジンをOFFにした際、駐車した場所の位置情報を自動で記録。スマホから確認できるほか、クルマに戻る際には地図アプリでルート案内も可能。エンジンOFF時点における最新のクルマの状況(燃料残量、電子キーの電池残量[少量時のみ表示]、航続可能距離、積算距離、平均燃費)も自動で記録し、ダイハツポートのマイページで確認が可能となる。

ユーザーと店舗をつなぎ車両メンテナンスをサポートする「つないでケア」

 車検や点検、リコールなどの車両メンテナンスに関する情報をコネクト対応車載機に表示し、スマホにメールを自動送信。車両メンテナンスの情報を分かりやすく伝えることで、メンテナンス忘れを防止する。