イベントレポート 東京オートサロン 2020
新型軽クロスオーバー「TAFT(タフト)コンセプト」、スポーツスタイルの「ロッキー」など見どころ多数のダイハツブース
市販直前のコンセプトモデル、インテリアも公開
2020年1月10日 13:54
- 2020年1月10日~12日 開催
- 入場料:特別入場券3500円、大人一般入場券2500円、中・高校生一般入場券1800円(全日とも保護者同伴に限り小学生以下無料)
幕張メッセ(千葉市美浜区)で開幕した「東京オートサロン 2020」(1月10日~12日)。ダイハツ工業ブースでは、新型軽クロスオーバー「TAFT(タフト)コンセプト」を世界初出展した。
ダイハツ工業の2020年のブーステーマは、昨年に引き続き「遊びゴコロをみんなのものに」。発表された「TAFTコンセプト」は、「Tough&Almighty Fun Tool」の頭文字を車名としたもので、2020年央の発売に向けて開発が進められてきたモデルだ。日常生活からレジャーまでアクティブに使える新感覚の軽クロスオーバーとして、開放感あふれるガラスルーフや、フラットで使い勝手のよい荷室空間など、毎日を楽しくしてくれるアイテムを数多く採用している。ボディサイズは3395×1475×1630mm(全長×全幅×全高)。660ccの3気筒ターボエンジンとCVTの組み合わせで前輪を駆動する。
展示車は、オリーブグリーンに塗られたボディカラーやブラックのホイールアーチ、四輪に装着されたオールシーズンタイヤなどがタフなイメージを与え、グレーをベースにオレンジのアクセントカラーを配したインテリアには、見やすい2眼メーターや大きめのアナログボタン類が取り付けられていて、とても使いやすそうだ。
そのスタイルは、「東京モーターショー 2019」のダイハツブースに展示されていた「WakuWaku(ワクワク)」の市販版といえるもので、同じブースに展示されていた小型SUVモデルが11月に発売された「ロッキー」であったのと同じパターンで、まもなく市販化されることが決定している。このジャンルにはすでに人気モデルとなっているスズキ「ハスラー」があり、ガチンコ勝負となることが予想されているが、この点を広報担当者にたずねると、「ハスラーとは同じカテゴリーになりますが、TAFTコンセプトは、よりタフでワイルドなイメージが強いと思います。まだまだこの分野は人気が高いので、2台はライバルではありますが、どちらも販売台数を増やすことでジャンルを拡大したいと思っています。」とのことだ。
ブースにはこのほか、コンパクトSUV「ロッキー」に純正のストライプやスポイラーなどスポーツオプションを装着した「ロッキーSporty Style」、軽オープンスポーツのコペンにGRの知見を取り入れ、コーナースポイラーやディスチャージテープを装着した「コペンGR SPORTカスタマイズVer.」、軽トールワゴン「タントカスタムPremium Ver.」、「タントCROSS FIELD Ver.」、「タントカスタムMARVELスパイダーマンVer.」、軽トラック「ハイゼット」に流行のボルダリングのアイテムを装着・搭載した「ハイゼットトラックPEAKS Ver.」、荷台をDJブースとし、運転席にマイク型シフトノブを装着した「ハイゼットトラックDJ Ver.」、初音ミクとコラボした販売トラック「ハイゼットトラック初音ミク マルシェVer.」などが展示された。
また、カスタマイズの楽しさをより身近に感じられる仕掛けとして、ダイハツの社名の由来である「発」動機にちなみ、本物のエンジンを使用してピストンの取り付け作業など組み立てを体験する「エンジン組み立てチャレンジ」を開催。午後からは、漫画家の田中むねよし氏が「TAFTコンセプト」を題材として、来場者とコミュニケーションをとりながらその場でイラストを描く「ライブドローイング」も実施される。