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ランドローバー、新型「ディフェンダー 110」オンラインで初公開。ラグビー日本代表・稲垣啓太選手がアンバサダー就任

「本当に光栄。アンバサダーの一員になれることを誇りに思う」と稲垣選手

2020年6月17日 開催

インターネット上でランドローバーの新型4×4モデル「ディフェンダー 110(ワンテン)」初公開

 ランドローバー(ジャガー・ランドローバー・ジャパン)は6月17日、新型4×4モデル「ディフェンダー 110(ワンテン)」の市販車を初公開する「NEW DEFENDER ジャパン プレミア オンライン」をインターネット上で開催。Land Rover Japan公式YouTubeチャンネルでライブ配信を行なった。

 また、このオンライン発表会では、ラグビー日本代表で“笑わない男”の異名を持つ稲垣啓太選手が新たにランドローバーのブランド・アンバサダーに就任したことも発表された。

NEW DEFENDER ジャパン プレミア オンライン(1時間3分16秒)
新型ディフェンダー 110

 新しいディフェンダーは2019年11月に先行予約モデル「ディフェンダー・ローンチ・エディション」の受注を開始。3ドアのショートホイールベースモデル「ディフェンダー 90」15台、5ドアのロングホイールベースモデル「ディフェンダー 110」135台の計150台がわずか4日で売り切れとなり、好評を受けて先行予約モデルの第2弾も用意された。

 4月9日からは通常ラインアップモデルの受注もスタートしており、価格はディフェンダー 90が499万円~739万円、ディフェンダー 110が589万円~820万円。このほか、新型ディフェンダーの詳細は関連記事「ランドローバー、新型『ディフェンダー』の受注を開始」を参照していただきたい。

ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社 代表取締役社長 マグナス・ハンソン氏

 ライブ配信では最初に、ジャガー・ランドローバー・ジャパン 代表取締役社長 マグナス・ハンソン氏が登壇。ランドローバーがこれまで培ってきたSUVの歴史を解説したほか、新型ディフェンダーのお披露目を2019年のラグビーワールドカップ 2019 決勝戦の会場で行なったことを語り、新型ディフェンダーが持つ主な魅力の紹介などを行なった。

ディフェンダーはランドローバーにとって“3番目のファミリー”
新型ディフェンダーが持つ主な魅力
ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社 マーケティング・広報部 ディレクター 若林敬一氏

 新型ディフェンダーの製品概要についてはジャガー・ランドローバー・ジャパン マーケティング・広報部 ディレクター 若林敬一氏が解説。

 若林氏は新しいディフェンダーの外観デザインについて、迫力がありつつかわいらしさも備えており、「ラグビー選手のような強さとかわいらしさを両方持ったクルマ」と表現。ディテールではルーフ後方のリアクォーター部分に先代ディフェンダーのオマージュとなる「アルパインライト」と名付けられたウィンドウを備え、その下側側面に「フローティングピラー」とも呼ばれるシグネチャーグラフィックを持っていることも特徴となっている。

新型ディフェンダーのデザインを「ラグビー選手のような強さとかわいらしさを両方持ったクルマ」と表現する若林氏
リアシートに外光を取り入れ、車内から景色を眺められるようにする「アルパインライト」
「フローティングピラー」を後輪の上に設置することで安定感も演出する

 このほかに機能面では、ボディ構成において最高峰のオフローダーとしてふさわしい対地障害角を備えており、車内装備としてジャガー・ランドローバー初採用の最新インフォテインメントシステム「Pivi Pro」について、若林氏は「ある意味でAIが入っているようなもの」と説明。スマートフォンと連動する「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応し、音楽ストリーミングサービスの「Spotify」のアプリも備えているという。

 また、カーナビの地図やPivi Proをオンラインでアップデートする「SOTA(Software-Over-The-Air)」を新しいテクノロジー上の取り組みとして採用していることも紹介している。

十分なロードクリアランスを備えてオフロードでの走破性を確保している
フロントシートのセンターコンソールはレスオプションも可能でサイドウォークスルーが可能となる
軽量アルミニウムによるモノコック構造を採用した新アーキテクチャー「D7x」は、ライバルの10倍以上のボディ剛性を備えているとアピール
エアサスペンションによって車高を-40mm~+145mmの間で調節可能
さまざまな路面に対応する「テレインレスポンス2」を採用
最大900mmの渡河推進性能を備えている
スクエアで大柄なボディを持つ新型ディフェンダーだが、車両前後のカメラと画像合成技術によって周辺確認をサポート
ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社 カスタマーサービス部 ディレクター パトリック・ウィルソン氏

 若林氏による解説に続き、ジャガー・ランドローバー・ジャパン カスタマーサービス部 ディレクター パトリック・ウィルソン氏から、新型ディフェンダーの大きな特徴となる豊富なオプション製品について紹介された。

新型ディフェンダーでは数多くのオプション製品が用意されており、用途ごとにまとめた4種類のアクセサリーパックも設定されている
「エクスプローラーパック」の概要
「アドベンチャーパック」の概要

 ライブ配信の会場に置かれた2台のディフェンダー 110にはそれぞれ「エクスプローラーパック」と「アドベンチャーパック」が装着されており、エクスプローラーパックの説明ではランドローバー ブランド・アンバサダーの原英莉花選手、アドベンチャーパックの説明ではランドローバー ブランド・アンバサダーの田村優選手がアシスタントを務めた。

ランドローバー ブランド・アンバサダーの2人がアシスタントを務めてアクセサリーパックについて紹介
5月29日にランドローバー ブランド・アンバサダーに就任した原英莉花選手
2017年5月からランドローバー ブランド・アンバサダーを務めている田村優選手
原選手によるエクスプローラーパックの紹介
田村選手によるアドベンチャーパックの紹介
日本国内での車両展示スケジュール
新型ディフェンダーが活躍する映画「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」が11月20日から劇場公開されることも紹介された

稲垣選手「本当に光栄。アンバサダーの一員になれることを誇りに思う」

新たにランドローバー ブランド・アンバサダーとなった稲垣啓太選手

 ライブ配信の後半では、前述のようにランドローバー ブランド・アンバサダーとして新たに稲垣選手が起用されたことが発表され、展示されていた新型ディフェンダーの車内から稲垣選手が姿を現わした。

展示されていた新型ディフェンダーの車内から稲垣選手が登場
稲垣選手とハンソン社長が握手の代わりに腕でタッチ
“笑わない男”のニックネームどおり、稲垣選手はライブ配信中に終始引き締まった表情を見せていた
ライブ配信後半は3人のランドローバー ブランド・アンバサダーによるトークショーとなった

 ランドローバー ブランド・アンバサダーに就任したことについて稲垣選手は、「本当に光栄ですね。田村選手をはじめ、ラグビーの先輩方が何人もアンバサダーとして携わってきていて、そのファミリーの一員になれることを誇りに思います」とコメント。また、実車を初めて見た新型ディフェンダーについて、「(登場シーンで)乗っていて、車内がコクピットみたいでかっこよかったです。モニターも大きくて、昔からの伝統と新しい技術が融合した素晴らしい乗り物だなと思いました」と語っている。

稲垣選手

 また、緊急事態宣言による外出自粛の期間中にどう過ごしていたか質問され、稲垣選手は自宅にあるトレーニングマシンを使って練習を続けていたことに加え、ストレスが溜まってしまわないよう、大好きなコーヒーをより楽しむためラテアートにも挑戦。楽しく何杯も作っているうちに飲み過ぎてしまい、お腹が痛くなってしまうシーンもあったという。

まもなく開幕する女子プロゴルフの2020年シーズンで活躍し、日本を元気にしていきたいと語る原選手

 原選手は外出自粛期間中、トレーニングに加えて不得意だった掃除に取り組んでいたとコメント。まもなく開幕する女子プロゴルフの2020年シーズンに向け、自分も活躍して日本を元気にしていきたいと意気込みを語った。

40歳まで現役を続けたいと語る田村選手

 田村選手は体を休めてゆっくり過ごすこととトレーニングのバランスを取りながら過ごしており、司会者からの「何歳まで現役を続けたいですか?」との問いかけに、「40歳ぐらいですかね。たぶんいけると思います」と回答した。

ライブ配信終了後、展示されていた新型ディフェンダーのボンネットにアンバサダーの3人がサインをした