トピック
奥川浩彦の「撮ってみましたF1日本グランプリ2017」(後編)
2017年11月16日 14:51
Car Watchが創刊した2008年から毎年お届けしている「撮ってみましたF1日本グランプリ」も10回目となった。前編はコースウォークの行なわれた木曜日と豪雨となった金曜日の様子をお伝えした。後編はFP3と予選が行なわれた土曜日と、決勝が行なわれた日曜日の様子に加え、鈴鹿サーキット周辺の駐車場事情などをお伝えしよう。
事故渋滞? あらためて高速って早いと思った
前日の午後の豪雨は去ったが土曜日も空模様は微妙。FP3は12時スタートなので急ぐ必要はないが7時30分に名古屋を出発した。みえ川越IC(インターチェンジ)を目指し名古屋高速道路~伊勢湾岸道路と進む途中、電光掲示板に「湾岸弥富 渋滞1km」の文字。数分後には「渋滞4km35分」に更新。どうする……。
ドライブレコーダーの映像で再確認してみると、名古屋高速の電光掲示板には四日市東-鈴鹿の渋滞12km35分だけ表示されていた。伊勢湾岸道に入り東海JCT(ジャンクション)手前2kmで「湾岸弥富-弥富木曽岬 渋滞1km」の表示。50秒後に「1km5分」となり、約3分後の名港中央IC付近で「飛島-弥富木曽岬 渋滞4km35分」となった。
わずかな時間で渋滞が1kmから4kmに延び、4kmに35分もかかるのはビタッと止まっている可能性が高く事故渋滞っぽい。降りられる次の飛島ICまでは2分程度。「本当に35分もかかる?」と疑問に思ったが、飛島IC出口300mくらいの電光掲示板はさらに詳しく「1キロ先 渋滞4km35分」と表示されたので降りる決心をした。
伊勢湾岸道がなかったころはよく通った国道23号。日本ハムの工場、木曽川、揖斐川を渡る巨大な橋、その先の廃棄物処理工場のギロチンの看板……。と懐かしい景色を見ながらみえ川越ICまで進んだ。
飛島ICからみえ川越ICまで順調に走って来られたが一般道では25分。普段どおりに高速を通っていれば7分ほどなので18分ほど余計にかかった計算だ。当たり前だが「やっぱ高速道路は早い」と思った。本当に渋滞を抜けるのに35分かかったのかは不明だが、渋滞通過の35分に残りの高速区間の5分を足すと40分ほど。計算上は一般道に回避して15分の短縮だが、実際どうだったかは分からない。
土曜の朝は四日市市内から四日市競輪の手前まで中程度の渋滞。渋滞する前に右折して国道23号と国道1号の間をJR四日市駅付近まで進む。普段はJR四日市駅手前で国道23号に戻るが、戻った先の大陸橋も渋滞していたので駅前を通過して踏切を渡り県道6号へ。渋滞の先「海山道一」の交差点で国道23号に戻ったが、県道6号の右折がイマイチ、国道23号に戻るところで長い信号に引っかかったので、このルートはハズレだった。その後は順調に進み9時7分にサーキットに到着。事故渋滞? の影響もあり、木曜~日曜の4日間でこの日が最も時間を要した。
一脚を傾けて使う
金曜日のFP1はサインツ選手のクラッシュによる赤旗や、終了間際の雨でやや消化不良。FP2は豪雨で走行しなかったドライバーも多く、ラップタイムが計測できたのは5人だけと散々な状況だった。金曜日の天気予報では土曜日は昼過ぎまで雨が残り予選のころに回復となっていた。予報よりは天候の回復は早く12時に始まったFP3は、ウェットパッチは残っていたがドライタイヤで走行が可能となった。FP3はデグナーカーブのアウト側から撮影を開始し、最後は立体交差下まで移動して撮影する予定だ。
ここで一脚の使い方について話をしよう。サーキット撮影では三脚を使用することはまれで、多くの人が一脚を使用している。サーキット撮影で一脚を使うメリットは、
・手ブレ防止(特にスローシャッター時)
・重いレンズを支える力が不要なので、レンズの繊細なコントロールが可能
・体力温存
デメリットは、
・レンズを自由に振れない
・レンズを大きく振ることが困難
などだろうか。
シャッター速度を1/60秒、1/30秒、1/15秒などと遅くしていくとブレやすくなる。一脚を使用すれば縦方向のブレを抑制できるので、結果としてブレによる失敗写真を減らすことができる。また、重いレンズを使用する際は、一脚を使用すること支える力が不要となり、ヘルメットにAFポイントを追従させるような繊細なレンズコントロールが楽になる。加えて、重いレンズの上げ下ろしが不要となるので体力(腕力)の温存が可能だ。
一方で、レンズを振る際の自由度は低下する。初心者が軽いレンズを手持ちで振っていたとしよう。一脚を初めて使用すると自由に振ることができず苦労することが多い。また、支点が固定されるのでレンズを大きく振ることは困難だ。例えば鈴鹿の2コーナーイン側の激感エリアで脚立に立って撮影すれば、1コーナーから進入してくるマシンを、ブレーキング、2コーナーのクリッピング、S字への加速と、手持ちであれば左から右へ180度くらいレンズを振って撮ることは可能だ。一脚を使用するとこのように大きく振ることは容易ではない。
筆者は撮影方法は個性だと思っている。野球のバッティングフォームやピッチングフォームと同様、全員が同じフォームである必要はない。一本足も振り子もまさかりもトルネードもそれぞれの個性だと思う。あくまで筆者は「こんな風にしています」という紹介で、「こうした方がよい」「こんな風に撮ろう」とは思っていない。
撮影ポイントの景色を見ていただこう。右側がデグナー1つ目、左側がデグナー2つ目でその先に立体交差となっている。マシンは右から左へ駆け下って行く。筆者は一脚を傾けて使用することが多い。この例ではコースの傾斜=マシンの軌跡と直角に一脚を立てている。筆者はフレーミングが水平派なので最後にカメラを水平にする。
この状態で一脚の軸を回すイメージでレンズを振るとレンズの向きとマシンの軌跡が一致しやすくなる。一脚を地面と垂直に立てて撮る場合は、レンズを左に振りながら一脚を前に倒しこむ動きが必要となる。ようするに、一脚が垂直の場合は振る動作と倒す動作の2つが必要だが、一脚を傾けると振る動作だけで済むということだ。「これから一脚を使ってみよう」「一脚を使うとレンズが上手く振れない」という人がいたら、お試しいただきたい。
FP3はデグナーから立体交差を撮影
FP3の最初はデグナーの1つ目から2つ目に向かうマシンをシャッター速度1/80秒で普通に流し撮り。次は撮影ポイントをデグナー1つ目側に少し移動して、デグナー1つ目を立ち上がるマシンをQ2席が背景に入るように1/60秒で撮影。続いてデグナー2つ目側に移動してレンズを広角側にズームして背景の土手を大きく入れて1/30秒で撮影した。
立体交差側に大きく移動してデグナー2つ目のクリッピングポイントを正面から、さらに立体交差のトンネル内に移動してデグナーから立ち上がってくるマシンも撮影。いずれもシャッター速度1/320秒なのでシャッターを押せば写る証拠写真だ。
最後に広角レンズ(焦点距離10mm、35mm判換算16mm)で1/60秒でトンネル内を流し撮り。この撮影は露出が難しいのでマニュアル露出。さらにファインダーを覗くと被写体が小さすぎてよく見えないので、カメラを胸の前に構えノーファインダーで撮影した。
このセッションでフェラーリのライコネン選手がデグナー立ち上がりでクラッシュ。その瞬間は後方を走るマシンを撮っていて気付かなかった。一応、証拠写真としてライコネン選手がマシンを降りるところやコース外に撤去されたマシン、回収されるマシンを撮影した。
予選Q1は観覧車をバックに撮るが、来年以降の宿題となった
FP3はマシンが左向きの写真を撮ったので、仕事的には予選は右向きの絵が欲しい。決勝は東コースの2コーナー~逆バンクのイン・アウト両側を撮る予定なので、残る選択肢で主な場所はスプーンとシケイン。移動時間なども考慮して予選はシケインを撮影することにした。
シケインに向かう途中で観覧車を見て足を止めた。観覧車は鈴鹿サーキットっぽさを表現する代表的なオブジェだが、上手く撮れた記憶がない。マシンがピットに向かうピットロードのガードレールの脇に立ち、望遠レンズを標準ズームに替えてしばし悩む。予選開始10分前。この時点では少し青空も見えていた。
予選が始まるころには雲が広がってしまったが、来年以降のデータ収集と割り切ってこの場所で撮ってみることにした。予選が始まりメインストレートに向かうマシンを撮ってみたがイマイチな印象。
Q1のアタックを終えたマシンがピットロードに入ってきた。たまたまピットインするベッテル選手と本コースのボッタス選手が併走したので、観覧車が入った1枚もフォトギャラリーで使用した。
撮影中はときどき液晶モニターで撮った写真を確認するが、すべての写真を見る時間はない。後日確認するとグランドスタンドも入れた方がよい印象だった。今年は満足できる写真は撮れなかったが、来年以降のデータ収集としてはわるくない撮影となった。
予選は普段どおり
予選Q2、Q3はシケインで撮影。ここは鈴鹿サーキットの定番ポイント。普段どおりにいくつかのパターンを撮影して土曜日の撮影は終了した。
撮影機材をキヤノンのサービスに預け、予選の記事の写真をピックアップ。グランドスタンドに集まった前夜祭の観衆をチラ見してから帰路についた。この日は渋滞なし。18時35分にサーキットの駐車場を出て、名古屋高速の呼続出口を19時39分に降りた。
快晴となった日曜日・決勝
日曜は朝から快晴。振り返ると10月のレースで晴れたのはこの1日だけだった。翌週のMotoGPとWECは3日間とも雨。その後のスーパーフォーミュラとWTCCは2週連続で台風の影響を受けることとなった。貴重な青空の下でF1日本グランプリの決勝を迎えることとなった。
日曜は8時28分に名古屋高速の呼続入口を通過。伊勢湾岸道の電光掲示板には「四日市東-鈴鹿 渋滞12km35分」と表示されていた。国道23号は渋滞なし。みえ川越ICを8時49分に降りて、鈴鹿市内に入る柳ランプウェイ下交差点を9時15分に通過した。みえ川越ICから国道23号経由で鈴鹿市内まで約30分。もし鈴鹿ICを経由していたら1時間以上はかかったと思われる。
鈴鹿サーキット周辺の駐車場事情
鈴鹿サーキットの公式駐車場の多くは早い時期に予約完売となるが、「みそのモータープール」は当日でも利用できることが多い。「みそのモータープール」は広い。地図上で計測してみると長手方向は370mと、野球場のホーム~バックスクリーンの約3倍、ゴルフなら400ヤード・パー4のグリーンまでの距離だ。土日はこの「みそのモータープール」とメインゲートの間は、無料シャトルバスが用意されている。
鈴鹿サーキット周辺には民間の駐車場が数多く点在している。サッとクルマを走らせただけで30カ所ほど確認ができたので、おそらく40カ所以上の駐車場があると思われる。料金体系はさまざまで2000円/日のところもあれば、金土日で料金が異なるところもある。Webで予約ができ、早期割引のある駐車場もある。
ほとんどの駐車場は出入り自由で、金曜日に3日分の料金を支払えば土日の駐車スペースは確保できる。舗装されている駐車場もあるし、車中泊やテント設営可の駐車場もある。料金相場は1000円~5000円/日。サーキットに近くなると高くなる傾向だ。料金に関しては変動するので、ここで1000円/日と紹介したところが2018年のF1開催時も同料金の保証はない。過去に3000円だった駐車場が今年から2000円に値下げされたケースもあるので、参考程度にしていただきたい。
筆者はF1マート付近からサーキット道路を通って関係者駐車場に入ることが多いが、この日は図のように平田町方面から道伯町→稲生高校→サーキット道路→中勢バイパス→御園→国府町と回って、駐車場の場所と価格を確認した。もっとも渋滞するサーキット道路北方面(鈴鹿IC、イオンモール鈴鹿方面)以外の3方面を確認したことになる。
決勝日の駐車料金が確認できたところは色分けしてある。ドライブレコーダーの映像で料金が確認できなかったところや、満車となり料金看板を下げていたところは「料金不明」となっているが、概ね近隣の駐車場は同じ価格だ。
各方面の駐車場(看板)の写真を並べておこう。駐車場の位置を地図に示したので、Googleストリートビューなどを併用すると詳細な位置の把握も可能となる。
サーキット道路の南方面も駐車場が数多くある。中勢バイパスの手前は2000円/日とリーズナブルな料金となっている。
中勢バイパスを越えた1コーナーゲート付近には、いくつかの駐車場の看板を見ることができる。この地域は「ひまわりパーキング」「スズカサークルパーキング」「鈴鹿F1KKMパーキング」「さくらパーキング」など、Webサイトで予約ができる駐車場が多い。さまざまな料金体系が用意されているのでWebサイトで確認していただきたい。
御園、国府町はトラブルによりドライブレコーダーの映像なし。道伯町、サーキット道路と比べると駐車場は少なめな印象だった。
予約のできる公式駐車場に加え40カ所を超える民間駐車場があるので、F1観戦で駐車場に困ることはない。料金は高めでサーキットのすぐ近くという選択もできるし、離れた駐車場でコストを抑えることもできる。自分がアクセスするルートなども考慮して、駐車場を選ぶ際の参考にしていただきたい。
快晴の決勝を撮影
日帰りで観戦に来た知り合いのライターさんと会うため、駐車場からGPスクエアに直行。空いていた木曜とは景色が一変、日曜のGPスクエアは観客で溢れていた。うれしい。
レース前のイベント、ドライバーズパレードはトラブルが発生した。早い時刻にピットへ移動した報道陣は影響を受けなかったが、パレード直前でピットへの入場が制限された。鈴鹿サーキットのスタッフがFIA(?)と電話で交渉をしてくれたが変更はなく、多くの報道陣がピットへ入れないままドライバーズパレードが始まってしまった。
筆者もゲートで引っかかってしまったので、取り敢えずドライバーズパレードに向かうドライバーをパドックで撮影。終了後も戻ってくるドライバーを撮影した。たまたまそこにいた川合ちゃんにカメラを向けたらニッと笑ったのでシャッターを押した。
いよいよ決勝、撮影は30分前にコースインするレコノサンスラップから開始。ピットアウトしてグリッドに向かうマシンを2コーナーのイン側から撮影した。国内のレースでは昨年から激感エリアの観客を優先して、報道エリアのこの場所は撮影禁止となった。B席スタンドの観衆をバックに撮影ができるのはF1のときだけだ。
レコノサンスラップの周回数はわずかだ。ピットアウトしてそのままグリッドに着くドライバーもいれば、ピットに戻ってもう1周回るドライバーもいる。平均すると2ラップくらいだろう。まずはマシンを大きめにフレーミングして撮影。次にB席スタンドをバックにして撮影。さらに広角ズームにレンズ交換して青空をバックに……と待っていたが、全車グリッドに着いたようで誰も走ってこなかった。
S字の進入まで移動しスタートを待った。この日の計画はスタートはS字に進入してくるマシンを撮影。いったん2コーナーイン側に戻り、S字の1つ目、2つ目と3カ所で撮影をしたらS字トンネルを抜けてアウト側に移動する。アウトに出たら2コーナー側に移動し、S字、逆バンクと撮影ポイントを移す予定だ。
1台のカメラは望遠レンズでスタートの撮影を待機。もう1台は2コーナーに移動した後の撮影用に広角ズームを付けたまま。フォーメーションラップで最後尾のアロンソ選手をお試しで広角ズームで撮ってみたらまずまずの絵になった。
スタートはハミルトン選手がトップをキープ。ベッテル選手がマシントラブルでペースダウンし、2周目は集団に飲み込まれた。決勝の記事用にはハミルトン選手の1周目とベッテル選手の2周目の写真を使用。フォトギャラリー用は1周目に後方マシンを従えて走るベッテル選手の写真を使用した。
2周目でセーフティーカーが出たので2コーナーのイン側に移動を開始した。レコノサンスラップで撮れなかった広角レンズの撮影をして少しS字側に移動。2コーナーからS字に向かうマシンをC席をバックに斜め後ろから撮影。同じ場所で向きを変えて2コーナーのクリッピングを斜め前から撮影。3パターンの撮影を済ませてS字へ移動した。
スタートを撮ったポイントの少し先まで移動してS字に切り込むマシンを撮影。さらに、デグナー方向に移動しS字1つ目の右ターンを流し撮り。インフィールド側の最後の撮影は逆バンクに進入するマシンを斜め後ろから撮影した。この時点でスタートから40分。レースもほぼ折返しなので予定どおり。S字トンネルを抜けてアウトに向かった。
アウトサイドに出て2コーナー側に大きく移動。B2席の観客をバックに入れて撮影。そのまま100-400mmを望遠端にズームして芝生からマシンが浮き上がってくる直前も撮影。この撮影で注意するのはAFポイントのエリアを小さくし、小さな被写体に丁寧にAFエリアを追従させることだ。このような撮影では一脚の効果は大きい。
同じ場所で2コーナーからS字へのストレートを流し撮り。少しS字側に移動してS字に進入するマシンをROLEX看板をバックに撮影。標準ズームにレンズ交換をしてピットビルをバックに撮影。5パターンの撮影を終えて逆バンク方向に移動した。
レースも残りわずかとなり逆バンク方向に移動。ピットビルをバックに標準ズーム、一脚装着で撮ったのでS字もそのまま撮影。最後の撮影ポイント、逆バンクに向かった。
逆バンクに着くと残り数周。2位のフェルスタッペン選手が1位のハミルトン選手に接近。3位のリカルド選手に4位のボッタス選手が少し近付き、後方ではアロンソ選手がマッサ選手に肉薄していた。決勝の記事用に3つのバトルを狙いながらほかのマシンも撮影する。
晴れて伊勢湾が見えたので、まずは遠くに海が入るようにフレーミングして撮影。アロンソ選手 vs マッサ選手は、日本人的には主役がアロンソ選手なので、アロンソ選手にフォーカスを合わせて撮影。ハミルトン選手 vs フェルスタッペン選手、リカルド選手 vs ボッタス選手も撮影。順位の入れ替えはなくチェッカーとなった。
逆バンクはウィニングラップでドライバーが手を振る可能性が高い。ハミルトン選手を待っているとプチトラブルが発生。マーシャルがコースサイドに出てきて撮影ができなくなった。チェッカーを受けたマシンが逆バンクを通過するまではわずかな時間なので回避のため大きく移動する時間はない。タイヤバリヤの広告がフレーム下に、マーシャルがフレームの右に入るが回避することができず、そのまま撮影するしかなかった。そのままピットに移動し、表彰式を撮影して31年連続のF1日本グランプリの撮影は終了した。
決勝の記事用の写真を選びレタッチして仕事は終了。19時前に撤収となった。ライターの笠原さんはパドックと白子駅を結ぶシャトルバスを利用して近鉄、新幹線で東京へ。筆者は名古屋の自宅に向かった。国道23号は普通に渋滞していたので、いつもどおり回避して1時間チョットで名古屋に到着した。
雨が降ることは歓迎だが、降りすぎてマシンが走れなかったのは残念。撮影全体の満足度もやや低めなF1日本グランプリとなった。加えて観客数が減ったことも残念。いろいろなことが来年以降の宿題となった気がしている。来年は鈴鹿サーキットとして30回目のF1日本グランプリ。サーキット関係者もメディア関係者も観客も力を合わせて盛り上がることを期待したい。
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