東京モーターショー2013
レクサス、2014年後半発売予定のスポーツクーペ「RC」
V6 3.5リッターと、直4 2.5リッターハイブリッドをラインアップ
(2013/11/20 21:13)
レクサスは東京モーターショー2013の会場において、2014年後半発売予定のスポーツクーペ「RC」を公開、さらにコンパクトSUVのコンセプトカー「LS-NX」のガソリンモデルを展示した。
アンベールに先立ち壇上に立ったレクサスインターナショナル プレジデント伊勢清貴氏は「一昨年の東京モーターショーにおいてニューチャプターレクサスを宣言しデザイン、走り、環境安全技術を三本柱としてGS、LS、ISといった基幹車種を中心に一気呵成に変革を進めてきました。新たに採用したスピンドルグリル、格段に進歩したエモーショナルな走り、ハイブリッドのさらなる充実。それらについて大変良い評価をいただけた結果、今年はグローバルに年間52万台と過去最高の数字を見通すなど、サスティナブルな成長につながる土台作りができたという手応えを感じている」と前置き、次いで「もちろん、レクサスのチャレンジははじまったばかりです。レクサスは今まさにさらなる一歩を踏み出す時です。アメージングインモーション。このグローバルスローガンに込められた使命を果たすべく、このニューチャプターにおける変革をさらに加速させていくことを宣言いたします」と語った。
まず紹介したのはコンパクトSUVの「LS-NX」。こちらは先にフランクフルトモーターショーにおいて公開されているが、そちらがハイブリッドモデルだったのに対し、東京モーターショーで公開されたのは2.0リッターのガソリンターボエンジンを搭載したモデル。エクステリアや車高などもそれを反映して変更が加えられている。伊勢氏は「これまでにない革新的なデザインを持ち、ハイブリッドに加えレクサス初のターボエンジンを搭載した、次世代のコンパクトSUVコンセプトとして、レクサスが自信を持って提案する1台」と紹介した。
そして続けて紹介されたもう1台が「RC」だ。こちらは「レクサスが目指すエモーショナルなイメージを牽引する圧倒的な存在感を持つクルマがどうしても必要」という点から誕生したモデル。「最先端のハイブリッド技術や安全装備、最高峰のドライビングパフォーマンスをスペックで説明するだけでは意味がありません。レクサスの目指すエモーショナルなイメージ、官能を極めたハイブリッド、語るのではなく見て、乗って、触って感じていただける1台」という。
最後に「このRCでレクサスはさらに大きな一歩を踏み出します。日本発のグローバルプレミアムブランドとして、これからも皆様の期待を超える感動を提供し続けたいと考えています」と、プレス向けのブリーフィングを締めくくった。
RC350/350h
写真は以前の記事(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20131104_622085.html)が詳しいので、細部などはそちらをご覧いただきたい。
スペックはより詳細な情報が公開された。RC350に搭載されるV型6気筒 3.5リッターエンジンは、最高出力234kW(318PS)/6400rpm、最大トルク380Nm(38.7kgm)/4800rpm。ミッションは8速SPDS(SPort Direct Shift )。ハイブリッドモデルとなるRC350hは、エンジンが直列4気筒 2.5リッターで、最高出力131kW(178PS)/6000rpm、最大トルク221Nm(22.5kgm)/4200-4800rpm。モーターの最高出力が105kW(143PS)、最大トルクは300Nm(30.6kgm)、システム合計出力は162kW(220PS)となる。
LF-NX
レクサス初となるターボエンジンを搭載するコンパクトSUVのコンセプトカー。詳細は以前の記事(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20131104_622074.html)をチェックしてほしい。ただ、その取材時はエンジンが未公開となっていたが、東京モーターショーでは会場に単体が展示されている。スペックなど詳細は未公開だが、水冷とみられるインタークーラーなど、とてもコンパクトに仕上げられている。