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日産、新型セレナの「ハンズフリーオートスライドドア」「デュアルバックドア」がドイツのイノベーションアワードでトップ評価

「Doors and Closures in Car Body Engineering 2016」で日産とルノーが1位、2位を獲得

日本では8月24日にフルモデルチェンジして発売された新型「セレナ」

 日産自動車は11月22日、11月15~16日(現地時間)にドイツで開催されたAutomotive Circle International主催の「Doors and Closures in Car Body Engineering 2016」で、新型「セレナ」の「ハンズフリーオートスライドドア」「デュアルバックドア」の技術がイノベーションアワードで1位を獲得したと発表した。

「Doors and Closures in Car Body Engineering 2016」は自動車のドアまわりの技術をベンチマークし、評価、表彰するもので、2010年から開催されている。

 今回、イノベーションアワードで1位を受賞した新型セレナの「ハンズフリーオートスライドドア」は、足を差し出すことでスライドドアの開閉ができ、荷物を抱えた状況でも簡単に開閉操作が行なえるというもの。また、「デュアルバックドア」はバックドアの上部のみを開閉することで、後方が狭い駐車場でも荷物の出し入れを容易に行なえる2重構造のバックドアになっている。この2つの技術が会場で高く評価され、多くのエンジニアから賞賛と関心を集めたという。

足を差し出すことでスライドドアの開閉が行なえる「ハンズフリーオートスライドドア」
2重構造のバックドアになっている「デュアルバックドア」

 今回のコンファレンスでは、日産を含む自動車メーカー9社がドアまわりにおける最新技術を発表。新型セレナに続くアワード2位はルノー「エスパス」で採用された樹脂バックドア技術が獲得しており、ルノー・日産アライアンスで1位、2位を獲得するという結果になったことが報告されている。