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圏央道のKP(キロポスト)はなぜ茅ヶ崎JCTが始点となっているのか?

2014年6月27日掲載

 いよいよ開通が明日にせまってきた圏央道(首都圏中央連絡自動車道)相模原愛川IC(インターチェンジ)~高尾山IC間(延長14.8km)。Car Watchではすでに多数の記事を掲載したほか、先日はいくつかの疑問点について管理会社であるNEXCO中日本(中日本高速道路)に回答していただいた。

 その中で、正式な回答を得るのが遅れており掲載できなかったのが「圏央道のKP(キロポスト)はなぜ茅ヶ崎JCT(ジャンクション)が始点となっているのか?」というもの。これは事前に開催されたウォーキングイベント取材で「30.0」のキロポスト表示を見たときに疑問に思ったもので、近隣のスタッフに確認したところ「茅ヶ崎JCTです」との回答はあったが「なぜ茅ヶ崎JCTなのか?」という部分については明確な回答を得られていなかった。

6月28日の新規開通区間
新規開通区間で見かけたキロポスト表示
圏央道 稲敷IC近くのキロポスト表示

●開通まで2週間を切った圏央道 相模原愛川IC~高尾山IC間の一部を歩いてみた
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20140616_653513.html

 今回、NEXCO中日本からいただいた回答は、「新湘南バイパスは昭和63年(1988年)3月に開通し、その際に設置したキロポスト(距離標)で現在運用しております。このため、平成25年(2013年)4月に開通した圏央道については『茅ヶ崎JCT』を0KPとして運用をしておりますが、今後の圏央道整備が進む中で、関係機関を含め、改めて検討する予定です」というものだ。圏央道の接続点として茅ヶ崎JCTが選ばれたのだろう。首都圏3環状(首都高中央環状、外かく環状、圏央道)とも時計回りにキロポスト表示が増えるよう設定されている。

(編集部:谷川 潔)