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国交省とNEXCO中日本、ついに完成した圏央道 相模原愛川IC〜高尾山IC間で開通式

「自動運転車両」「燃料電池自動車」が東名〜関越ネットワークの開通式でパレード走行

舛添都知事を後席に乗せてパレードに参加したホンダの燃料電池自動車「FCXクラリティ」
2014年6月28日15時開通

式典の様子

 国土交通省とNEXCO中日本(中日本高速道路)は6月28日、圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の相模原愛川IC(インターチェンジ)〜高尾山IC間の開通に先立って開通式を開催した。同日15時から同区間が開通することにより、関越道の鶴ヶ島JCT(ジャンクション)から東名高速 海老名JCTまでが1本の道路で結ばれることになる。

 式典では、まず主催者を代表して国道交通大臣 太田昭宏氏があいさつをする予定であったが、急きょ入った海外出張のため、国土交通省道路局 局長の徳山日出男氏が大臣からのメッセージを代読した。太田大臣は「圏央道は首都圏の慢性的渋滞を解消する道路で、現在6割が開通している。本日は東名高速・中央道・関越道がつながる重要な節目となるが、再来年には東北道、つくば、成田空港ともつながり、首都圏を支えるネットワークの1つとして重要な役割を担う。道路はしっかり繋ぐことが大事。1日も早い圏央道の完成に向けて努力していきたい」と表明し、圏央道の早期完成に向けて関係各者に協力を求めた。

国交大臣挨拶を代読した国土交通省道路局 局長 徳山日出男氏
神奈川県知事 黒岩祐治氏
東京都知事 舛添要一氏

 大臣からのメッセージ代読に続き、来賓として神奈川県知事 黒岩祐治氏や東京都知事 舛添要一氏らが挨拶を行った。

 黒岩氏は「舛添知事と同席するのはめずらしい。この事業の大きさを象徴していると思う。さがみ縦貫道の全通も視野に入ってきており、神奈川の経済のエンジンが回り始めている。神奈川の“ロボット産業特区”も軌道に乗りつつある。また、今回の道路開通により神奈川の海も重要な観光資源となる。海がない県の人々にもたくさん神奈川の海に来て頂けるよう、“かながわシープロジェクト”も進めている。神奈川全域だけでなく、東京都や周辺地域と一体になって日本をさらに元気にしていきたい」と述べ、祝辞とした。

 引き続き挨拶に立った桝添氏は「圏央道の開通で東京都内の区間全線が開通し、感慨深い。東京を世界一の都市にするという公約を進めているが、東京交通の最大の弱点は、都心に不要不急のクルマが入り込むことで混雑が発生することにある。これによって都市全体が機能不全を起こす原因になっている。今回の開通により迂回路ができることで、首都圏全域の機能不全が解消されることになる」と語ったほか、2020年の東京オリンピックでは会場計画の見直しをするにあたり、都内の渋滞解消も視野に入れて計画を刷新することで、より柔軟な計画を行えるとした。また、中央道の渋滞解消や外環道の整備促進についても触れ、「1日も早く首都圏の道路ネットワークを整備したい」と意気込みを語った。

 式典会場近くの相模原ICでは、15時からの開通に先駆けてセレモニーを開催。あいにくの天気でテープカットなどは中止となったが、本田技研工業の燃料電池自動車「FCXクラリティ」や日産自動車の自動運転車両などが参加してパレードが行われた。

地元の人たちもセレモニーを見守った
黒岩県知事が乗車した日産の自動運転車両
ホンダの燃料電池自動車「クラリテイ」
開通直前の相模原IC〜相模原愛川IC区間の様子

【お詫びと訂正】記事初出時、舛添要一都知事の名前の表記が一部間違っておりました。お詫びして訂正させていただきます。

(清宮信志)