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BMW、1.5リッターの直列3気筒ダウンサイジングターボを新採用した新型「X1」

「LEDヘッドライト」「衝突回避・被害軽減ブレーキ」などを標準装備

2015年10月24日発売

385万円~591万円

 ビー・エム・ダブリューは、2代目となるコンパクトSUV「X1」を10月24日に発売する。全車右ハンドル仕様で価格は385万円~591万円。

モデルエンジン変速機駆動方式価格
X1 sDrive18i直列3気筒DOHC 1.5リッターツインパワーターボ(136PS)6速AT2WD(FF)3,850,000円
X1 sDrive18i xLine4,130,000円
X1 sDrive18i M Sport4,310,000円
X1 xDrive20i直列4気筒DOHC 2.0リッターツインパワーターボ(192PS)8速AT4WD4,730,000円
X1 xDrive20i xLine4,920,000円
X1 xDrive20i M Sport5,110,000円
X1 xDrive25i xLine直列4気筒DOHC 2.0リッターツインパワーターボ(231PS)5,690,000円
X1 xDrive25i M Sport5,910,000円
新型「X1」

 新型X1では、エンジンに直列3気筒DOHC 1.5リッターツインパワーターボエンジン(最高出力100kW[136PS]/4400rpm、最大トルク220Nm[22.4kgm]/1250-4300rpm)を新たに追加。192PS/280Nmと231PS/350Nmの2種類の出力設定となる2.0リッター直列4気筒DOHC ツインパワーターボエンジンと3種類のエンジンラインアップとなる。

 ボディーは従来型から全長が30mm短くなり、全高は35mm拡大。フロントマスクにLEDヘッドライトを採用して直立する大型のキドニーグリルと組み合わせてスポーティさと力強さをアピール。リアではリアコンビネーションランプにLEDライトバーを内蔵させたほか、ルーフスポイラーからピラーに沿って下側に伸びるブラックのエアロブレードを使って新たな個性を表現している。

4灯式のヘッドライトにLEDを使用。バンパー内蔵型のフォグランプと合わせた「6眼フェイス」を構成する
ライン上に発光するLEDライトバーをリアコンビネーションランプに内蔵
新型X1の走行イメージ。コーナーリング中のアンダーステア兆候を検知した場合に、イン側のリアタイヤに軽くブレーキを効かせ、アウト側タイヤの駆動トルクを増加させる「パフォーマンス・コントロール」を全車に標準装備
センターコンソールをドライバー側に向けたドライバーオリエンテッドなインテリア(写真は海外仕様。日本導入モデルは全車右ハンドル)

 車内では着座位置をフロントシートで36mm、リアシートで64mm高めて乗降性を向上させ、アイポイントを高めて視界の確保した。60:40分割式のリアシートは130mmの前後スライディング機能が与えられ、広いレッグルームによる快適なキャビンスペースと3分割式のシートバックをすべて倒した場合に1550Lまで拡大するラゲッジスペースを使い分けできる。

 また、カメラを使った前方監視により、車線からの逸脱をドライバーに警告する「レーンディパーチャーウォーニング」、衝突の危険性が高まったときにドライバーに警告する「前車接近警告機能」、衝突の危険に対してドライバーによる回避操作が行われない場合、自動的にブレーキが作動させて衝突の回避は被害軽減を図る「衝突回避・被害軽減ブレーキ」といった3種類の先進安全機能を働かせる「ドライビング・アシスト」を全車に標準装備。さらに停止まで制御する「アクティブクルーズコントロール」、現在の車速やカーナビのルート案内、オーディオの曲名やラジオ局のリストといったさまざまな情報をドライバー前方の昇降式スクリーンに投影する「BMWヘッドアップ・ディスプレイ」をセットにした「アドバンスドセーフティパッケージ」をオプション設定している。

メーターパネルは大型2眼タイプ。8インチの高解像度ワイドコントロールディスプレイとタッチパッド付きiDriveコントローラーを組み合わせる「iDriveナビゲーションシステム」を全車標準装備
トランスミッションは1.5リッター車が6速AT、2.0リッター車が8速ATを採用する
車両後方の障害物との距離を信号音とディスプレイ表示で知らせる「パークディスタンスコントロール」を全車標準装備
新型X1のインテリア。xLine/M Sportはシート表皮がダコタレザーとなる
リアシートは前後に130mmスライド可能
ラゲッジスペースは従来モデルから85L拡大した505L。リアシートの背もたれを前に倒して拡大することも可能で、最大1550Lを実現。さらにフロア下に100L分のスペースを設定する

(編集部:佐久間 秀)