DIYでクルマいじり

NAOさんのDIYでクルマいじり

第15回:大画面最高~! 9型大画面ナビ「イクリプス AVN-ZX02i」をDIYで取り付けよう

 筆者は先日NEXCO東日本(東日本高速道路)主催のウインタースクールで篠塚建次郎氏のレクチャーを受けるというラッキーな体験をしてきたのだが、その際にうかがった安全運転極意の1つである「心に余裕を持って運転する」を実践するためには、信頼できるカーナビが道案内してくれることも重要だと思う。

 何を隠そう筆者は方向音痴……ではなくて、車載機器大好き人間として黎明期からカーナビを購入して使ってきた。初めて愛車に取り付けたのはソニー「NVX-1」というCD-ROMタイプカーナビだったのだが、本体とモニターで確か40万円以上したような記憶があり、ナビ性能も現在のものとは比較しようがないほど簡素だった。しかも翌年「NVX-F10」という後継機が半額以下で発売された時には、いくらムーアの法則があるとはいえショックで寝込んだような気がする。それでも「カーナビがある」「地図が出る」という安心感は絶大であり、SA(サービスエリア)に駐車しただけで「おっ、カーナビですか!」とクルマ好きから声を掛けられたのもよい想い出だ。

イクリプスの9型大画面ナビ「AVN-ZX02i」。ニンテンドー DSやiPhoneと連携して車内エンタメ空間を満喫できる

 その後乗り換えたクルマにはトヨタ純正ナビが強制標準装着されていたのだが、これが何とも使い勝手がよく、筆者も家族もすっかりその操作性に慣れてしまった。次に乗り換えたクルマはオーディオレスが選べたのでカーナビも自分で装着したわけだが、慣れ親しんだトヨタ式インターフェイスがよいな……と思っていたところ、なんと、イクリプスのナビはトヨタ式インターフェイスの進化版ではないか。(※OEMなので当然と言えば当然)と、言うわけで、筆者のナビ人生はその後「AVN9904HD」「AVN778HD」、今回の大画面ナビ「AVN-ZX02i」とイクリプスありきで歴史を刻んでいくことになる。

各車種専用設計で「ヴェルファイア」に完璧フィッティング→さらに改造!?

 筆者がイクリプスナビ更新機として選んだのは9型大画面と任天堂DSやiPhoneとの連携機能が魅力的な「AVN-ZX02i」。アルファード/ヴェルファイア(以下、アル/ヴェル)、プリウス、アクアなどのトヨタ車、フィット、ステップワゴンなどのホンダ車などで車種専用設計キットを用意し、限られたインパネ空間に最大級の大画面を搭載できるのが特徴となっている。

 ヴェルファイアの場合、特に車輌側を改造する必要もなく純正パネルと置き換えるだけでサクッと9型大画面ナビがインストールされる訳だが……そう、筆者の愛車はすでに「1DIN分の余計な小物入れをどかして3DINまるまる使うぞ大作戦」を実施済みであるため、逆にそのまま取り付けることができない状態なのだ。3DIN化改造は結構難易度が高いのでまたの機会に紹介したいと思うが、まずは今まで使っていた「イクリプス AVN778HD」の収まり具合を見てほしい。

7型カーナビ「AVN778HD」の収まり具合。エアコン操作パネルの上に、使いもしない奥行きが短い1DIN小物入れがあるのがどうしても嫌で、いろいろ頑張って3DIN仕様に改造したヴェルファイア
左右の空きスペースは写真撮影遮光用のパーマセルテープで綺麗にマスキングしている。上に乗った助手席用の11インチモニターがやけにデカいのはご愛敬

 エアコン操作パネルギリギリまで下げて設置できるようにしているため上下のつながり感はバッチリだが、左右の黒い部分は「はい、フタをしました」感がどうしても漂ってしまう。これはこれで工夫してキレイに収めたつもりなのだが、一度AVN-ZX02iの横幅ピッタリ大画面をカー用品店店頭やWebサイト(http://www.fujitsu-ten.co.jp/eclipse/)で見てしまったら、もう、16:9ハイビジョンテレビなのに4:3番組を見ているような感じがしてならない。気がついた頃にはお店に行って「すみません、これください」と言ってしまいそうな心境は皆さんにもよくお分かりいただけると思う(笑)。

●【ナビレビュー】ニンテンドー DS連携9型大画面ナビ「AVN-ZX02i」ファーストインプレ
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20120529_534536.html

難しそうなカーナビの取り付けだが、実はDIYでもカンタンに

デカいね(笑)。テレビの46型と32型が数字の差以上にデカいように、カーナビの9型と7型はこんなにも大きさが違う。左が9型のAVN-ZX02i、右が7型のAVN778HD

 最近はスマホやPND(Portable Navigation Device)の進化でいわゆるカーナビを取り付けない人も増えていると聞くが、筆者に言わせればこんなにモッタイナイことはない。車室内にラジオがあるだけで窓ガラスをいきなり割られる物騒な国もある中、我がニッポンはいろいろ言われつつも抜群の治安を維持しており、安心してクルマに貴重品をゴテゴテ取り付けることができる希有な国なのだ。しかも、スマホが進化してるということは、カーナビも当然進化を続けている訳で、クルマ好きとしてカーナビ専用機を楽しまないなんてクリープを入れないニドのようなもの。

 講釈はともかく(笑)、今回用意したパーツは「イクリプス AVN-ZX02i本体」「フロントアイカメラ FEC111」「バックアイカメラ BEC111」「2メディア/3レベル対応VICSユニットVIX110」など。前後カメラやVICSはすでに取り付けているのでは?と思われるかも知れないが、取り外したAVN778HDは筆者宅新入りのコンパクトカーに移植する予定があるため一通りのパーツが必要なのだ。そう、前回「新入りコンパクトカーを紹介する」と予告したが、こちらは後々紹介するので了承願いたい。

 カーナビの取り付けに必要な配線は電源、スピーカー、パーキングブレーキ信号、バックランプ信号、車速センサー信号、アンテナ系統など。イクリプスナビからイクリプスナビへの載せ替えであれば、ほとんどの配線はコネクタをそのまま差し替えるだけで対応でき、いちから取り付けるという場合でも車種別のハーネスキットを用意すれば苦労せず取り付けることができる。主なハーネスキットはカー用品店に並んでいるので、ぜひ一度見てみてほしい。

 車輌側に用意されているコネクタと、カーナビ側に用意されているコネクタ。要は、これらをそれぞれ接続すれば動作する訳で、何も難しいことはないのだ。そもそも化粧パネルをどうやって外すのかが解らないという方も多いだろうが、パネルの外し方についてはディーラーでも教えてもらえるし、パーツメーカーのWebサイトでも車輌型番から図面をダウンロードできる。この機会に、ぜひ試してみてほしい。

じゃじゃーん!「メモリーナビゲーション内蔵 SD/DVD/Bluetooth(R)/地上デジタルTV 9型 WVGA AVシステム」AVN-ZX02iの外箱だ。肩書きだけで凄さが伝わる気がするぞ(笑)
スマホ連携はありがちだが、ニンテンドー DSと連携するというのが面白い。子供達も興味を持つに違いない
バックアイカメラ BEC111のパッケージ。従来のバックカメラに比べてより一層小型化されている
バックアイカメラの仕様は前モデルと大差ないものの、突起物規制に対応したカバーが付属しているのが重要
超広角レンズを搭載したカメラヘッド部分は相当コンパクトな設計になっている
バックドア側、車室側、それぞれから配線を通して中間点で接続できるようにコネクタが分割されているのはありがたい。芯線は3本で、それぞれVcc、VIDEO、GND
こちらはフロントアイカメラ FEC111のパッケージ。バックアイカメラ同様、従来モデルから性能的に特に変わった点はないが、「保安基準適合品」であることが重要
フロントアイカメラはエンジンルーム内でコネクタを接続する必要があるため、厳重な防水コネクタが採用されている。芯線の仕様はバックアイカメラと同様
ミラー機構が内蔵されているため、レンズというか窓の部分が左右に分かれている
2メディア/3レベル対応VICSユニットVIX110。こちらも従来モデルと特段の差異は見られないが、カーナビ本体の進化に合わせてコネクタなどが仕様変更されていた
ダッシュボード奥に置いても気にならない大きさにまとまっている。赤外線信号をしっかり受信できる位置に固定しよう
フィルムアンテナとアンテナケーブルと電源ケーブルとAVケーブル。はい、だんだんゴチャゴチャ感が出てまいりました(笑)
ユーザーにとって大変便利なアル/ヴェル専用の取り付けキット。車輌側インパネとの隙間を綺麗にマスクしてくれる

クルマに取り付けるまえに、ちょっと動かしてみよう

ドドーンと大きな9型液晶に、しっかり押しやすい操作ボタンが用意されているAVN-ZX02iの正面部分。写真では分かりにくいが、相当デカい

 パッケージからそれぞれの機材を取り出し一通り眺めた訳だが、せっかく最新カーナビが目の前にあるのだから取り付ける前にちょっと動かしてみたい衝動に駆られた。クルマの電源系統と同じDC+12V(+13.8V)さえきちんと供給できればクルマだろうと家だろうと動作させることは可能なので、ちょっと火入れしてみることにしよう。

 電源を投入してまず感じたのは画面の大きさと美しさだ。筆者はこれまで7型WVGAのAVN778HDを使っていたため、同じWVGAで9型に大型化したAVN-ZX02iの画面はちょっとジャギーが見えるのではないかという心配を持っていた。が、しかし、そんな心配をそのまま残して発売してくるイクリプスではなかった(笑)。

 アンチエイリアス処理などの技術を駆使しているのだと思うが、画面が大きくなり迫力が格段に増したものの、液晶のピクセルエッジが荒れるような印象はまったくない。また、地図データがHDD仕様からSDカードメモリ仕様になって速度はどうなんだろうという懸念も、ちょっとメニュー操作しただけで吹き飛んだ。前記のとおり、スマホなどが進化しているのと同様、カーナビも相当進化している訳だ。さぁ、早くクルマに取り付けるぞ!

お馴染みのコネクタが並んでいる背面部分。冷却ファンは搭載されているものの、AVN778HDに比べて大径化され、格段に動作音が小さくなっているのが印象的
このアングルから見ると、2DINサイズの本体にお面を被せるが如く、画面部分だけが大型化されていることが分かる。下方向に画面が伸びているため、3DIN改造仕様にもバッチリ適合!
アースを接続し、黄色いバックアップ線と赤いアクセサリー線にDC+12Vを供給するとAVN-ZX02iが目を覚ます
見慣れた起動画面が現れる。起動音が鳴っているのかも知れないが、スピーカーをつないでいないので聞こえない(笑)
試しにデモモードを起動。明らかに、分かりやすく、画面が見やすくチョー巨大化している。運転中の視線移動をできるだけ小さくするためにも、大型画面はありがたい
AVN778HDではフルサイズだったB-CASカードがmini B-CASカード仕様になっていた。地図がHDDではなくSDカード仕様になっていたり、SDHCに対応していたりと時代の流れを感じさせるアイコン群
iPhoneに充電できるだけでなく、iPhoneの音楽を再生できるだけでなく、iPhoneのビデオまでナビ画面で楽しめてしまう接続ケーブル。但し、ビデオに関してはDockコネクタ搭載のiPhone/iPodね
ハンズフリー通話などに使用するマイクロフォン。ステアリングコラムに取り付ければ、おおむね車内全体の音声を拾えるようだ

脱線しまくりつつAVN778HDからAVN-ZX02iへの換装作業開始!

11インチの助手席用モニターに負けない存在感を示す9型カーナビAVN-ZX02i。11インチモニターのある筆者のヴェルファイアでこの存在感なら、プリウスとかに装着した場合は、さらなる存在感を示してくれるだろう

 ごくごくフツーにヴェルファイアに乗っているユーザーであれば、専用取り付けキットが用意されているAVN-ZX02iの取り付けは至って簡単だ。なにしろ専用取り付けキットがあるのだから、サクサクッと組み付けるだけでインパネ全面を活用した大画面カーナビエンターテインメントが楽しめる。

 が、しかし。筆者の愛車は無理矢理3DIN仕様に改造しているため若干の「努力」が必要だ(笑)。そもそも3DINが余裕で入りそうなアル/ヴェルのインパネ部分に何故中途半端な小物入れが1DIN分取り付けられているのか(オーディオレス仕様車の場合。純正ナビ装着車はナビ操作パネルがある)と言えば、最下段部分の奥にハーネスなどを固定するパイプがあり、微妙に奥行きが足りないため「はーい、皆さん、3DINですよ」とは言えない状態になっているためだ。

 勘のよい人はもうお気づきだろうが、微妙に足りないということは、ちょっと無理すれば入るということにほかならない。実際に分解してみれば「あぁ、ここね(笑)」と分かるはずなので、今回は工具のみ紹介しておくことにしたい。要望があれば3DIN化の詳細も記事化するかもしれないので、ぜひ編集部までご要望をいただければ幸いだ。先ほども述べたとおりナビ換装はさほど技術的に難しい作業ではないが、「注意一秒怪我一生」であることに変わりはない。特にインパネ周辺は乗車中常に見える部分であり、ちょっとした傷でも気になって気になって仕方がないこと間違いなしなので、作業する際にはフカフカのクッションやテープ類などで内装パーツを十二分に養生することをお勧めしたい。

 「カツッ!」と1発ぶつけただけでも、パーツ交換に1万円、2万円……運命の分かれ道ということは多々あることだ。AVN-ZX02iはインパネコンソールの横幅いっぱいに設計されているため、純正パネルをすべて取り外した状態でピッタリ収まる。上下にできる空間も、アル/ヴェル車種専用キットが綺麗にカバーしてくれるので何の心配もない。7型から9型、数字にすれば「2」しか違わない訳だが、見た目の印象は月とスッポン、アルミホイールの2インチアップに相当するぐらいのインパクトがある。

エアコン操作パネルの上にAVN778HD、その上にお気に入りの11インチモニター パナソニック TR-T110WV1。キレイに収まっているが、やっぱりナビが小さい
まずはシフトレバーを取り外す。ネジ部分、突起部分、とにかく何から何まで養生テープでバリアしておくのが吉
普段は決して見せない禁断の秘密……モニターの結線は実はこんな感じ。絶対見えない場所なので、これでいいのだ(笑)
1DIN分下げたナビ本体の固定は、ステー金具のネジ穴を1DIN分下げることで対応している。固定強度は半分になるが、これといって支障が出たことはない(自己責任で)
何から何まで至れり尽くせり、多機能高性能ナビを搭載するからには多少の配線増加を気にしてはいけないのだ。ミニコンポをせっせと接続していたことを思い出せば楽勝だ
取り付ける時はもちろんだが、それ以外の場合も液晶画面などは養生しておきたい
さあ、いよいよ新しいカーナビ、AVN-ZX02iをインストールするぞ。ステアリングスイッチなどもウッカリぶつけて傷付けやすい箇所なので要注意
AVN-ZX02i、配線完了!まあ、配線部分の見た目にはサッパリ代わり映えしない訳だが(笑)
一通り配線したら、パネルを閉じる前に動作チェックを行う。奥行きがギューギューの場合は、きちんと廃熱できるかどうかも確認しておきたい
仮固定とステー調整を繰り返し、ベストポジションに収まったAVN-ZX02i。なんで純正でこの状態にしなかったの?と思うほど、バッチリバランスが取れている
スパッタリングセンタークラスターを戻せば、ほら、もう、ビックリするほどピッタンコ!上の空間部分にはシンサレートを詰めて防音施工する
助手席用11インチモニターを元の位置に戻す。今まではナビ画面の小ささが目立っていたが、キレイにバランスが取れた状態に。これはイイネ!
パネルの質感といい、LEDの色といい、純正エアコン操作パネルとナビ操作パネルが完全に一体化。もちろんボタン操作性もバッチリ問題なし

脱線ついでに、3DIN改造とステアリングスイッチ拡張も紹介

 クルマメーカーが何億円も掛けて開発した純正状態はどう考えても最高のバランスと信頼性を持っていると筆者は強く思う。が、しかし、最大公約数の満足度と最大級の費用対効果効率を出さなければならない純正設計には、限界もあるのでは無いかと考える。と、言うわけで、あくまで自己責任の恨みっこなしを前提に、アル/ヴェルの3DIN化とステアリングリモコン機能拡張についてちょっとだけ触れてみたい。

 まず3DIN化だが、「小物入れの奥にあるモロモロに、ちょっとだけご移動願う」ということに尽きる。分解してみると分かるのだが、何故この場所にわざわざステーと配線を置いたのか疑問でならないという印象だ。本当にしつこくて申し訳ないのだが、この「モロモロ」を移動することによって万が一何かがあっても筆者も編集部も一切責任が持てないのだが、この作業をそれなりの金額で請け負っている業者さんもポツポツあるようなので実績は十分と見るべきか。

 ヒントは金ノコとタガネとタイラップ。筆者の場合カット&トライ×60分程度の作業時間でミッションコンプリートできた。

 AVN-ZX02iの場合は横幅いっぱい夢いっぱいなので純正パネル自体が不要になる訳だが、例えばAVN778HDなどを3DIN仕様で取り付ける場合は純正化粧パネルの加工も必要になる。もし試される際には、プラ加工用のリューターなどがあると便利だろう。また、AVN-ZX02iは車輌側のCANラインと接続してステアリングリモコンを使用できるという便利な機能がある。が、車輌グレードによってはそもそもステアリングリモコンスイッチがない場合もある。

 実はこのスイッチ、パーツとして購入が可能なのだ。ディーラーセールスさんに事情を話せば、二つ返事で部品を用意してくれると思う。もし渋るようなら、別のディーラーに行ってみよう(笑)。フロント/バックカメラの取り付けについても簡単だか紹介しておくので何かの参考になれば幸いだ。また機会があれば1つ1つの項目について詳しく解説してみたい。

改造取り付け作業で仕様した工具類。タガネや金ノコなど普通は使わないものも混じっているように見えるが、おそらく気のせいだろう
少々くたびれているが、電装いじりで大変便利なのが「配線ガイド」。狭い隙間に突っ込んで通し、ケーブルをグイッと引っ張り出すことができるぞ
イメージとしてはこんな感じでケーブルを引っ張り出す。実際はワイヤーが抜けないようにテープなどで固定する
これはヤリすぎ、ダメな例(笑)。狭いところを通すために配線ガイドを使っている訳で、あまり無理をするとコネクタが壊れてしまう
でも、コネクタ1つ1つをズラしてテープで巻けば何とかなる場合もある。この辺は経験が物を言う世界なので、壊さない程度にチャレンジを
ちなみにGPSと地デジのフィルムアンテナはムーンルーフに設置。断熱ガラスかつ仰角も不足気味だが、特に支障はなさそうだ
オーディオレス仕様に標準装着されている化粧パネル。見るからに「取って付けました」という感じの小物入れがよい味を出している
ほな、さいなら。円形カッターを取り付けたリューターでギュイーーーーインと余計な部分をカットする
ここまでカットできたら、あとはサンドペーパーなどでキレイにバリを取るだけ。プラモで鳴らした読者諸氏なら問題ないはず
もともと車輌側に取り付けられていたバックカメラ取り付け部分カバーに、イクリプスのバックカメラを取り付けてみたところ。特に苦労せず、一発できれいに収まる
車輌フレーム側への固定も、そもそも想定されている場所なので何の問題もなくピッタリと収まる。これは楽だ
一部のステアリングスイッチがない仕様でも、上級グレードのパーツと換装することですべての機能を利用できるようになる

フル機能カーナビならでは、1回では紹介しきれない面白さ!

AVN778HD(左)とAVN-ZX02i(右)、それぞれを取り付けてみた様子。左右の黒帯部分がなくなり、スペースを最大限活用して大画面を実現しているのが分かる

 通常のカーナビ取り付けレポートでは「有り得ない部分だけ」を紹介してしまった感じだが、言う間でもなくAVN-ZX02iは最新カーナビとしての便利さと多機能さを十二分に持ち合わせているので、次回以降はその辺りに関してお届けしていきたい。また、iPhone連携、ニンテンドー DS連携など、AVN-ZX02iの楽しい機能についても紹介していく予定だ。

試しにiPhoneとニンテンドー DSをセンタークラスターに仮固定してみた様子。いやはや、液晶が多いこと(笑)

※クルマいじりは自己責任で。無理な改造は事故や故障、怪我の原因となる場合があります。もちろん、違法改造はやめましょう。

【お詫びと訂正】記事初出時、「AVN778HD」を「AVN887HD」と記載しておりました。お詫びして訂正致します。

NAO