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![]() | 【iPhone】NAVIelite これぞカーナビ!? ウワサの「NAVIelite」使いまくってみたよ!(前編) |
Ver.1.5.2 / 3800円 / アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 [iPhone 3GS/4 iOS 4.1~] |
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リリースから数カ月、ますますウワサになっているナビアプリ、そう「NAVIelite」!! 私も発売と同時に即購入! 使い込むにつれそのクオリティの高さや精度に感動、今や私の「頼れるナビ・アプリ」上位に君臨してしまいました!
そんな「NAVIelite」は車載カーナビ並みの機能を装備しちゃってるの! というか、もうiPhoneの中に車載カーナビがそのまま入っちゃったって言っても過言じゃない感じ。これは使ってみて実感。交差点の拡大、レーンリスト表示、聞き取りやすいガイダンスなどなど、注意ポイントでの丁寧な案内はもちろんのこと、ナビアプリとして一番重宝する機能でもあるVICSにも対応していて、通信エリア圏内ではリアルタイムでその状況を表示してくれます。
さらには渋滞状況を素早くキャッチし回避ルートを表示してくれたりと、本当にいたれり尽くせり! 渋滞したままのルートと回避ルートが同時に2画面表示されるので、ドライバーはそのまま渋滞ルートを突っ切るか、はたまた回避ルートへ進むかを選べちゃう! これ、何気に嬉しい機能だよね。
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交差点拡大 |
このNAVIeliteを作っているアイシン・エィ・ダブリュは、もともと車載カーナビなどを20年以上前から作り続けていて、トヨタ、フォルクスワーゲン、GMを始めとする名だたる自動車メーカーの純正カーナビに採用されているほか、カーナビメーカーやエレクトロニクスメーカーにもその製品を提供しているんです。
そうしたカーナビをほぼそのままiPhoneに移植したのがこのNAVIeliteというわけ。画面やUIはトヨタやレクサスの純正車載ナビとほぼ一緒です(NAVIeliteはG-BOOKには対応していませんが)。
そこで、レクサスCT200hの車載カーナビと、NAVIeliteを同時に動作させてみました。NAVIeliteは実験のため、iPhoneとiPadで動作させてみました(ただしiPadでの動作は保証されていません、念のため)。その模様のムービーを見てください。
ね、ちょっとタイミングがずれていますが、画面も案内もほぼ一緒。
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左上がiPad、下がiPhone、右がCT200hの純正車載ナビ |
嬉しい機能と言えばもうひとつ特筆すべき機能が! それは、目的地の目の前まで音声と地図で誘導してくれる「Door to Dooダイレクトガイド」機能が付いていること。よくあるカーナビアプリは、目的地から離れているにもかかわらず、無情にも案内を終了してしまいます。その先で迷っちゃった!! なんてこと経験ありますよね? そんな時でもこの「Door to Dooダイレクトガイド」はちゃんと目的地の約30m手前までしっかり案内してくれるんだよね! 詳細地図が入っているメリット大!!
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目的地30m手前までガイドしてくれる |
ちなみに「Navielite」の地図は2カ月に1度、年6回データ更新され、いつでも最新地図を提供してくれます!
基本のデータは1.81GB。細い道まで網羅された全国詳細地図を別途無料でダウンロードすると、4GBくらいになっちゃう。アプリとしてはかなり大容量だけど、最新の地図やスポット情報などデータがiPhone本体に保存されるので、通信圏外においてもルート検索ができちゃうのが魅力だよね! なので、購入やダウンロードはWi-Fi環境下、もしくはPC上でiTunesからとなります。
先日のアップデートではiPhone4を対象に地図のクオリティがアップ、当初残念だった地図の粗さが格段にキレイになりました! あわせて気になっていた音量の調整も改善され、聞き取りやすさアップ! iPodとの併用では、再生中の音楽もちゃんとフェードアウトが設定できるようになって、ますます使いやすくなっています!
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バージョンアップ前の地図。 | バージョンアップ後の地図。ね!画像のボケや文字のジャギーも抑えられて、すべてが見やすくすくなってるよね! |
なお、アプリダウンロード後に「ユーザー登録」を行い、ログインしておく必要があります。
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ユーザー登録画面 |
それでは気になる機能満載の「NAVIelite」、設定項目から詳しく見ていきましょう!
まずはメイン画面の説明から。起動してビックリ! かろうじて画面上部のバッテリーやアンテナ表示があるからiPhoneということが分かりますが、それ以外のボタン配列や、コンパス、VICSの受信時間、時計表示の到着予想時間・目的地までの距離(km)といったアイコンを見ても、UIはすっかり車載カーナビのよう! これまた使えるアプリ臭ぷんぷんだね! ちなみに表示位置は横位置のみで縦位置には対応していません。
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画面上段のメニュー項目は「目的地」「現在地」「ナビ設定」「環境設定」が並びます。そして、ルート案内オフ時の下段には地図の拡大縮小ができる「詳細/広域」ボタン、画面表示2Dや3Dにしたりといろいろな地図の設定ができる「表示変更」ボタン、地図上の気になるポイントを登録しておける「地点登録」ボタン、そしてこれらのボタンの表示・非表示を切り替えられる「on/off」ボタンが並びます。後ほど説明しますが、使用するメニュースキンによってこれらのレイアウトは変わります。
では、上段のメニュー項目から見ていきましょう。
目的地
目的地の設定ができます。その検索方法も「名称」、「住所」、「施設」(駅・病院・交差点・高速IC・SA・PAといった施設から検索)、「電話番号」、「メモリ地点」(登録した地点から検索)、「ジャンル」(食べる・飲む・泊まるといったジャンルから検索)、「郵便番号」、「先程の地図」(最後に表示していた地図より検索)、「マップコード」(マップコードからの検索)の9種類とかなり豊富。
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目的地は9つの方法で選べる |
また、これまでのiPhoneのナビアプリと異なるのは「名称」での検索方法。その入力方法はこれまた車載用カーナビUIと同じで、画面上に50音順のキーが並び、1文字ずつタップしていきます。
カーナビのUIに慣れている方にとってはとっても使いやすいよね! が、できれば使い慣れたiOSの入力方法との切り替えができれば嬉しいですね。
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iPhoneの画面に50文字が表示されるのでボタンはかなり小さく慣れるまで少し大変ですが、1文字入力するたびに検索候補が照合され、ヒットする音以外はグレー表示となっていきます。これにより目的の名称はかなり検索しやすくなっています |
下段には「特別メモリ」として5個所が登録可能。意外と使う頻度の高い「履歴」や「自宅に帰る」ボタンも分かりやすくここに表示されます。
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「住所」検索画面。最初に都道府県名と主要都市名が表示されるので右側より該当行をタップして絞り込んでいきます |
現在地
現在地を表示します。タップするとルート案内中でも素早く現在地に表示が戻り、住所が表示されます。
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ナビ設定
ナビに関しての細かい設定・編集、そして、ドライバーが安全かつ快適に走行できるような設定が可能。それらは下段に「ナビ」と「運転支援」というタブで分けられています。まずは「ナビ」タブから。
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設定できるのは「音量設定」(消音→小→中→大まで8段階で設定)、「案内中止/再開」、「ルート変更」(ルートの設定や探索条件の変更)、「メモリ地点登録編集」(メモリ地点の登録/修正/消去)、「使用データ」(現在使用している地図の詳細)、その下に「ナビ詳細設定」があり、かなり細かい設定が可能となっています。
ではでは引き続きまして「ナビ詳細設定」を見てみましょう。ここでも驚くような詳細設定が可能!!
項目は「地図表示設定」「自動表示切替設定」「案内表示設定」「音声設定」「ルート系設定」「その他」の6項目。こんなにも細かく設定できちゃうの!?と若干戸惑いを感じてしまったほど。NAVIelite恐るべし(笑) 残念ながらフリックによるスクロールができないので、下の方のメニューを見るにはタップを繰り返さないとけませんが、これも細かいがゆえですね!
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「地図表示設定」画面 |
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「自動表示切替設定」画面 |
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「案内表示設定」画面 |
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「音声設定」画面 |
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「ルート系設定」画面 |
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「その他」画面 |
最後に「運転支援」タブを見てみましょう。その名の通りドライバーの運転を助けてくれる音声ガイダンスの設定です。設定できる音声ガイダンスは「一時停止案内」「踏切案内」「合流案内」「カーブ案内」「レーン警告」「事故多発地点案内」「学校存在案内」の7つ
使っていて感じたのですが、音声でのガイダンスがあるのとないのでは、その安心感は雲泥の差! 特に見知らぬ道路や高速道路を走行中に「一時停止案内」や「合流案内」、「学校存在案内」といった丁寧なガイダンスの有り難さを痛感しました!
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「運転支援」画面 |
環境設定
操作音の設定やメニュー画面のデザイン変更、登録情報の変更や地図情報の更新が可能です。
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「環境設定」画面 |
「共通設定」では「操作音」(オン/オフ)、「アクセントカラー」(表示ラインのカラー/グレー・レッド・オレンジ・グリーン)、「メニュースキン」(表示のデザイン/スプラウト・シャイニー・ブラックパネル・ウッドパネル・ホワイトパネル・ファイルタブ・アクセントフレーム)、「昼夜切替」(昼/夜/自動)、「操作制限」(同乗者モード(制限なし)/運転者モード(制限あり)の選択)、「システム音量」、「iPod音量制御」(なし/フェード)、「交通情報の取得」(オン/オフ)が設定できます。
「メニュースキン」の設定によって、メイン項目のボタンのレイアウトやカラーが変更可能。今回のレビュー時は、アプリダウンロード後の初期設定「アクセントカラー:グレー」、「メニュースキン:アクセントフレーム」のデフォルトデザインとなっています。
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「アクセントカラー:グリーン」「メニュースキン:スプラウト」に設定。上部のMENUバーをスライドして4つの項目を表示した状態 | 「アクセントカラー:オレンジ」「メニュースキン:ホワイトパネル」に設定。スッキリとした印象で、私の一番のお気に入りです |
次に「アプリケーションについて」。先日のVer.1.5.2へのバージョンアップよりユーザー登録が必要となりました。これにより、私のようにVer.1.5.1以前から利用しているユーザーさんは、このユーザ登録をすることで利用期間が1カ月延長されるんだって! そうした利用期間など登録情報がここで確認できます。
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アプリケーションについて |
また、「一般地図について」や「詳細地図について」では使用中の地図のバージョン、最新版の有無などを確認することができます。上の画像は全国詳細地図ダウンロード後の表示です。
このように設定だけ見ても、ルート案内時の表示はかなり自分仕様にカスタマイズできちゃう! これはきっとドライバーの満足度も高いであろう案内が期待できるね!
と、いうことで、次回後編では「Navielite」の使用感についてレビューしたいと思います♪ お楽しみに~!
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※価格やバージョンは執筆時のものです。
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(のりたまこ[のりたまこのブログ])
2011年 4月 5日