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三菱自動車、eKシリーズ計1万4948台をリコール。運行中にドアが開くおそれ

日産デイズは計6万4553台

2016年8月4日 発表

 三菱自動車工業は8月4日、「eKワゴン」「eKカスタム」「eKスペース」「eKスペースカスタム」計4車種のリコールを国土交通省に届け出た。対象となるのは2015年10月5日~2016年2月22日に生産した計1万4948台。日産自動車に供給する「デイズ」「デイズルークス」も該当し、こちらは2015年10月5日~2016年2月25日に生産した計6万4553台。

 今回の不具合は、右側ドアのドアラッチにおいて構成部品の製造が不適切なため、部品の精度が規格を外れているものがあり、気温が高くなるとロック機構の動きがわるくなることがある。そのためドアが確実にロックされず、最悪の場合、運行中にドアが開くおそれがあるというもの。対策として、全車両とも右側ドアラッチを良品と交換(除くスライドドアラッチ)する。

 なお、今回の事象はドアラッチが高温になると起こるため、「水をかけて冷やす」「濡れた布等をドアラッチ付近に当て、10分程度冷やす」ことで改善する場合がある。改善されない場合はそのまま運転せず、最寄りの販売会社へ連絡するよう促している。

 また、交換用部品の準備に時間を要するため、使用者に不具合内容を通知し注意喚起のうえ、部品準備が整い次第交換するとしている。