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WEC シルバーストーン決勝後の車検で失格したTOYOTA GAZOO Racing、豊田章男社長がコメント

「次の富士戦で1-2フィニッシュを」

2018年8月18日~19日(現地時間)開催

 8月18日~19日(現地時間)に行なわたWEC(FIA世界耐久選手権)第3戦「シルバーストーン6時間レース」で1-2フィニッシュを果たしたTOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDが、決勝レース後の車検で失格となった。

 TS050 HYBRID 8号車(中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソ)が1位、7号車(小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス)が2位でチェッカーフラッグを受けたが、両車ともに今回のサーキット改修で新たに設けられた縁石を乗り越えた時に発生したと考えられる衝撃により、車体前方下部にダメージを負っていたことが判明。結果、レース後の車検の車体剛性検査で不適合と判定され、2台ともに失格という裁定が下された。

 この結果について、トヨタ自動車 代表取締役社長の豊田章男氏からコメントが発表された。以下に全文を紹介する。


レースでは2台のドライバー達が全力でクルマを走らせてくれました。

終始、ファンの心を熱くするような走りだっただけに、
今回の裁定でその結果を失うことになってしまったこと、本当に残念に思います。

“全力で走らせ、結果を得られるクルマ”をつくることができていなかったことを
6人のドライバー達に、先ずは謝りたいと思います。申し訳ありません。

一方で、今回、ドライバー達が極限までクルマを追い込んでくれたことで、
我々のクルマづくりはまだまだ至っていないということに気づくことができました。

そこまでの走りをしてくれたことにも感謝しています。
ドライバーのみんな、ありがとう。

我々は、クルマをもっと強くして、次のレースに向かってまいります。

そして、ドライバー達には次の富士戦で、
もう一度、思いきり走ってもらい、チャンピオンシップ獲得に向け、ワンツーフィニッシュを果たして欲しいと思います。

ファンの皆様には、その2台の姿をご期待いただき、引き続き、応援をいただければと思います。
よろしくお願いいたします。