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【WEC 第4戦 富士6時間】富士でル・マンeスポーツやeバイクが楽しめる

ル・マンeスポーツはForza Motorsport 7を使用

2018年10月12日~14日 開催

ル・マンeスポーツのスタッフがForza Motorsport 7をセッティング。本格的な試遊台で楽しめる

 富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)で開幕した「2018-2019 FIA 世界耐久選手権 第4戦 富士6時間耐久レース(2018-2019 FIA World Endurance Championship Round 4 6 Hours of Fuji)」(以下、富士6時間)では、さまざまな併催イベントが、グランドスタンド裏のイベント広場で開催されている。

ル・マンeスポーツ体験会

43インチの大画面でForza Motorsport 7をプレイできる

 比較的大きなスペースを用いて行なわれているのが、ル・マンeスポーツの体験会。ル・マンeスポーツについての詳細は、同シリーズのWebサイトを見ていただくのが早いが、マイクロソフトのForza Motorsport 7を用いて、WEC(世界耐久選手権)同様に世界的なシリーズ戦を行なおうというもの。富士の名前を冠したタイトル戦は終わっているものの、そのeスポーツ体験ができる試遊台が用意されている。

 Forza Motorsport 7の収録サーキットの関係で鈴鹿サーキットが用いられているものの、本格的なバケットシートや43インチのスクリーンで没入度は高め。ル・マンeスポーツのWebサイトに登録して楽しめるようになっていた。

登録方法などが書かれていた
シートも本格的なもの
待ち時間は比較的短い

広いコースでeバイクの試乗が可能

ヤマハ発動機の最新のeバイク。MTBタイプで試乗会でも人気だった

 ル・マンeスポーツ体験会以上に大きなスペースで開催されていたのが、eバイク&スポーツバイクパーク。eバイクはヨーロッパで大きなトレンドとなっている自転車で、電動で人によるこぐ操作をアシストするもの。つまり電動アシスト自転車のことだ。

9つのブランドが参加しているeバイク試乗会

 もともと電動アシスト自転車はヤマハ発動機が25年前の2013年に世界で初めて開発。日本では軽快車(シティサイクル、ファミリーサイクル、ママチャリとも)において普及し、すでに日常の風景になっていたものだ。この電動アシスト機構がここ数年世界各国で開発が進み、スポーツ自転車にも採り入れられるようになってきた。とくにヨーロッパにおいてスポーツ自転車の市場がeバイクとして急拡大し、その流れが逆に日本に入ってきている。

ベネリの折りたたみタイプのeバイク。折りたたみタイプでもeバイクが実現できるほどコンポーネントの開発が進んでいる
シマノのeバイクコンポーネント
シマノはコンポーネントメーカーのためeバイクを売ることはないが、コンポーネントを組み込んだバイクを展示
シマノのコンポーネントを組み込んだほかのブースの紹介

 富士スピードウェイでは、そうしたスポーツタイプや折りたたみタイプなど従来にない形のeバイクの試乗機会を用意。ヤマハ発動機はもちろん、ベネリ、ミヤタなどが参加。自転車のコンポーネントでは世界最大メーカーのシマノも、eバイクコンポーネントを展示し、来場者の理解に努めていた。

 これらeバイクの試乗をイベント広場でできたほか、北ゲート上には坂道も用意されており、そちらでは坂道を楽々登ることができるeバイクの実力を試せるとのことだ。

広々としたコースでeバイクの試乗を行なうことができる