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BMW、最大1510Lの荷室容量を備える新型「3シリーズ ツーリング」

「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」やAI音声アシスタントなど搭載

2019年9月26日 発売

BMWの新型「3シリーズ ツーリング」デビュー

 ビー・エム・ダブリューは9月26日、1月に発表した新型「3シリーズ」のツーリングモデルとして、高い収納性と機能性を備えた新型「3シリーズ ツーリング」を発売した。消費税10%を含む価格は494万円~1005万円。納車は11月以降に順次開始される。

 新型3シリーズ ツーリングは、最大1510Lのラゲッジスペースを備えて多様なニーズに応えると同時に、家族と長距離移動をする場合でも快適なドライブを提供し、アクティブなライフスタイルを持つ顧客に向けたモデル。

 日本に導入されるのは、184PS/300Nmを発生する直列4気筒 2.0リッターターボエンジン搭載の「320i SE Touring(受注生産)」「320i Touring」「320i Touring M Sport」、190PS/400Nmを発生する直列4気筒 2.0リッターディーゼルターボエンジン搭載の「320d xDrive Touring」「320d xDrive Touring M Sport」、258PS/400Nmを発生する直列4気筒 2.0リッターターボエンジン搭載の「330i Touring M Sport」、387PS/500Nmを発生する直列6気筒 3.0リッターターボエンジン搭載の「M340i xDrive Touring」。

グレードエンジン変速機価格(消費税率10%適用)
320i SE Touring(受注生産)直列4気筒 2.0リッターターボ(184PS/300Nm)8速AT4,940,000円
320i Touring5,670,000円
320i Touring M Sport6,190,000円
320d xDrive Touring直列4気筒 2.0リッターディーゼルターボ(190PS/400Nm)6,140,000円
320d xDrive Touring M Sport6,660,000円
330i Touring M Sport直列4気筒 2.0リッターターボ(258PS/400Nm)6,690,000円
M340i xDrive Touring直列6気筒 3.0リッターターボ(387PS/500Nm)10,050,000円
新型3シリーズ ツーリング

 エクステリアでは、セダンと同様に最新のBMWデザイン・コンセプトを採用し、象徴的なキドニーグリルを従来の2つのパーツに分かれたデザインから、1つのフレームで縁取られたより立体的な造形に変更。ツーリングモデルならではのショルダーラインは、流れる風を彷彿とさせるデザインを採用することで、より洗練されたスタイルとした。

新型3シリーズ ツーリング
写真の330i ツーリング M Sportのボディサイズは4715×1825×1460mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2850mm。最高出力258PS(190kW)/5000rpm、最大トルク400Nm/1550-4400rpmを発生する直列4気筒 2.0リッターターボエンジンを搭載し、トランスミッションに8速ATを組み合わせる。最新のBMWデザイン・コンセプトを採用したエクステリアは、ツーリングモデルならではの流れる風のようなデザインを取り入れた

 インテリアでは、10.25インチのコントロール・ディスプレイと、12.3インチのフル・デジタル・メーター・パネルを搭載する新世代のコクピット・コンセプトを採用することで、機能的かつ先進的な室内空間を実現。後部のラゲッジ・スペースは、先代モデルから5L増加した500Lとしつつ、後席を倒すことで先代モデル比10L増加の最大1510Lまで拡大可能とした。また、ラゲッジのドア上部のガラス部分だけを開閉できる独立開閉リアウィンドウや、両手が塞がっている場合でも足の操作のみでラゲッジのドアの開閉が可能となったオートマチック・テールゲート・オペレーションを標準装備とすることで、高い収納性と機能性を備えた。さらに、走り始めると床面からゴム製の滑り止めが自動でせり上がり、ラゲッジスペース内の荷物の横滑りを防止する機能「アンチ・スリップ・システム」をBMWとして初採用。走行中に荷室内の荷物を安定させることを可能とした。

330i ツーリング M Sportのインテリア
40:20:40分割のラゲッジルーム。通常時は先代モデルから5L増えた500Lの容量を確保し、後席を倒すと先代モデルに比べて10L増加の最大1510Lまで拡大可能とした
トノカバーも装着

 また、新型3シリーズにおいて日本初採用した「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」を、新型3シリーズ ツーリングでも標準装備。そのほかにも、高性能3眼カメラ、高性能プロセッサー、レーダーによって精度と正確性が向上した運転支援システムの、アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)およびレーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、サイド・コリジョン・プロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロス・トラフィック・ウォーニングを標準装備している。

 さらに、標準装備となるパーキング・アシスタントには、リバース・アシスト機能を採用。これにより、車両が直前に前進したルートを最大50mまで記憶し、その同じルートをバックで正確に戻れるようにした。

 加えて、AI技術を活用して音声で車両の操作や情報へのアクセスが可能となる「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」や、車載通信モジュールによりドライバー、クルマなどの情報をITネットワークで繋ぐことで、「もしもの時に備える万全の安全性」「カーライフを進化させる革新の利便性」「充実の情報と最新のエンターテインメント」を提供する総合テレマティクス・サービス「BMWコネクテッド・ドライブ」を標準装備している。

新型3シリーズ ツーリング